駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

KING&QUEEN舞台裏

2008年09月07日 | ドラム&パーカッション
楽しかったライブですが、ドラマーとして舞台裏を振り返ってみましょう。
今回のドラムセットは、コットンの常設キットのYAMAHAバーチカスタム・アブソリュートであります。
これはなんと、自分のセットと同じタイプでありますが、サイズが自分のものは一回り小さいんであります。
自分のキットは、バスドラ20、タム10、12、フロアタムが14インチに対し、お店のキットは、バスドラ22インチ、タム12、13で、フロアタムが16インチの標準タイプであります。
音色やセッティングなどの使い勝手は使い慣れた自分のドラムと同じで全く問題ありません。
違いをあえて言えば、自分のキットより口径が一回り大きい分、低音が力強くて音量も多少の差があります。
ヘッド類にはけっこう大きなミュートが貼り付けられて、倍音と音量を抑え込んでいます。
ミュートについては平常営業時のJAZZライブというような、BGMでなきゃいけないような、音量を抑える必要のある場合のお店の事情ですね。
セット自体は全然問題ありませんが、こだわりの部分だけはゼッタイ持ち込みたいものです。
怠け者のオレらしく、いつもならスネアと付属のスプラッシュぐらいで済ませちゃうところなんですが、今回はちょいと違うのであります。
ナント、クラッシュシンバルを2枚、久し振りに買い換えました。


写真のクラッシュ、左側がKジルジャンの15インチダーククラッシュ、右側が同じ16インチダーククラッシュ。
長いような短いようなポピュラー音楽の歴史の中で、オールディーズと呼ばれる、ありとあらゆるジャンルの中での超ヒットソングの数々に対応させるために、自分がチョイスしたシンバルは15インチという選択でした。
しかし、15インチのシンバルのみ新調するとなると、現在使用している70年代に製造されたオールドKと呼ばれるシンバルのマッチングに違和感があると考え、15インチと16インチを同時に購入したのであります。
すると、その読みはバッチリでした。
15インチのクラッシュは、音量がないのでハードなロックミュージックには存在価値がないのだけれど、16インチではちょっと本格的過ぎるような、軽いアクセントが欲しい軽めの音楽にはバッチリなのであります。
スプラッシュじゃなく、クラッシュでもない、そんなファジー(死語?)な立ち位置が15インチなのだ。
というわけで、今回はこの15,16インチのクラッシュに10インチのスプラッシュ、そして17インチのクラッシュという4枚クラッシュと20インチライドと言う布陣で決めました。
ちょっと贅沢しちゃったけど、けっこう安くしてくれましてね。助かりました。へへへへ。
まあ、ドラマーという立場は、屋台骨というか縁の下の力持ちでなきゃいけませんから、地味なことを真剣に悩んでいるわけです。
機材の新調はお金が絡むので慎重にならざるを得ないってね。
つ~わけで、15インチシンバルの件は貧乏人のオレらしく、構想10年の壮大なプランがやっとかなったっちゅうワケです。
13インチのスネアと言い、ちょっとしたサイズの違いが大きな効果を与える場合があります。これはただのドラマーからのこだわりの部分であって、聞いている大多数のお客さんには全く気付かない点かもしれません。
だけど、こういう試行錯誤は演奏者としては重要なファクターであると思います。
つか、これがオレの単なるキンタマ根性であります。
コメント
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