駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

ドラムセッッティングのヒミツ

2007年05月02日 | ドラム&パーカッション
5月2日(水)
今日も仕事でした。で、明日からは4連休ですね。
完璧に暦どおりのリーマンなオレですが、これはこれでシアワセだったりするのです。
月曜日に嫌々でも仕事に行ったり、休日前夜にはワクワクしたり。
自由業の経験のない自分の人生には、メリハリがどうしても必要なんです。
でも、連休が終わると、オレは交代勤務に入ります。
今まで経験のない、夜勤あり土日祝勤務ありということで、生活リズムがコロッと変わって、良い点悪い点いろいろ出てくること必至。
う~む、そんなに頑張らんけどテキトーに頑張るぞっと。

と言ったところで、一昨日“WATTS”でミチヤスと交わした会話を思い出して、自分なりにまとめることにしよう。

ここ10年ぐらい、アマチュアロックドラマーのセッテイングは、判で押したようにスタイルが決まっていませんか?
一部を除いて大抵の場合、ワンタムワンフロアーの3点セットである。
2タムセッテイングがドラムメーカーの標準セッテイングなのに、実際のライブハウスのドラムセッテイィングは1タムなのだ。
メーカーとしては、未だに入門用のセットでも、1タム1フロアーのセットは売っていない。
メーカーの事情として、安価な入門用セットをあまりシンプルにすると、セット単価がさらに下がって儲けが出なくなるということなのだろうか。
ワンタムセットを買いたきゃ高級スペックの単品モデルを買わなければならないようになっているのだ。
可哀想なのは、買われたのに使われない13インチのタムタムですね。
ライブハウスや練習スタジオの片隅に、ホルダーが刺さったまま転がっていますよ。泣いてます。

では、なぜみんな猫も杓子も1タムセッテイングにするのか?
その答えをミチヤスと考えたのだが、
①ワンタムのほうが見た目が格好いい。
②2タムはセッテイングが面倒くさい。
③タムを2つも使わない音楽ジャンルが多くなった。
④ドラムスペースが狭い。
⑤ジョン・ボーナムやイアン・ペイスのセットをコピー。
⑥JAZZ系ヴィンテージ・ドラムブームの影響。
など、考えたらいろいろと出てくるんだけど、何だかなあ~って感じですわ。
何だかんだご託を並べたところで、セッテイングするのは今から演奏するアマチュアドラマーってわけで、深いこだわりなんてあるわけがない。
要は、①の格好いいって勘違いする気分と、その裏に隠された②の、セッテイングするのが面倒くさいということに尽きると思うのです。

オレの分析する1タムの理由
①13インチのタムが深胴だと、バスドラに当たってしまって上手くセッテイングできない。
たったこれだけじゃないかな、と思います。
20年ぐらい前から、ドラムセットの標準タムが深胴になりました。
安いモデルのセットほど深胴が標準になって、今までの浅胴(カタログ上は標準タム)は、高級モデルの受注生産品になってしまっていました。
なので、タムタムの中でもロータム(13インチが多い)については、相当高い位置からぶら下げないとバス・ドラムを傷付けてしまいますし、角度が付き過ぎたり、左側のハイ・タムとのバランスが悪すぎて、結局時間を食ってしまってセッティングできないのではないかと思うのです。
だいたい、深胴の13インチタムって、妙にでかいよね。初心者が上手くセッティングできないのって、良くわかるもん。

ところで、①のようにファッション的に考えても、現在みたいに猫も杓子もワンタムでしたら、逆に2タムセッテイングにしたほうが新鮮に感じられるのではないかという気がしますが、どうすか?
しかも、ドラムのオカズ(フィル・イン)のバリエーションも数倍のパターンが作れるわけですから、練習したら分かりますが、懐の広いドラマーになりたければ、2タムを挑戦しない手はないでしょう。
若きドラマーの皆さんよ、早よ2タムドラムに挑戦しや~て。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする