日本酒を楽しんだ3軒目。そこを出て、ぷらぷらと歩いておりましたよ。
呑兵衛も歩けば絶品にあたる。そう、ここだここ!!やった~~っ!って、喜び勇んで入ったさ。
えっと。友はハイボールだなんて言ったかしら。私はね、トマチューだなんて言ったから、
その時、常連さんが動いた!!・・・いや、トマトジュースを出してくださったわ。
自分でブレンドするってタイプ。この場合、『中』を追加すれば、お得に呑めるから嬉しいやつ。
2回目・・・だったのだけど。いつ来ても、全く他所者を、あらんかぎりのウェルカム感で迎えてくれる。
そして、あっちからもそっちからも、初めましていっぱいお話しようよオーラに固まる笑顔。
あの、確かここ、発泡のぶくぶくあったよね・・って、友と話してたら、有~るよ~って。
これが、ぶくぶく。
前回は生きたタコを頂いたの。そう言えば昨日は半夏生。タコのお造り、娘っこと頂いた。
この日、今日のおススメはこれなのだと、雪平鍋に あげた魚。『これ、どうよ?』
ほんと、分からない。若かりし頃(なんて言ったら失礼だな。)に釣りに嵌っていた友なので、
何?あれは?あれは何て~魚さ?、って・・・・・正解を答えていたのだ。その時は。
そして覚えていない。写真を友に見てもらっても・・・多分・・・・。あこう。だったのだ。
片身を、その場で捌いて頂いたんだ。
その手さばきたるや、瞬きさえも許されてはいないのだって思った。
あれを見たら、最高峰の立ち呑みさんは、そんじょそこらの鮮魚やら売り物にしてる店が
信じられなくなってくるのも否めない。さっきまで生きてた、あこうがこちら。
美しい白身。お鯛さん・・?いや、それよりもかなりしっかりしていてって、
これさ、いきなり出てきたなら、河豚かとも錯覚しそうなその食感。
これは・・・むっちゃくちゃ美味しいけど、私には永遠美味しいではなくって。
てっさだとか、お鯛さん、平目・・・って感じの大好き友に任せておきましょう。
この魚屋さんか!?って位に新鮮なお魚が頂けるお店の、大好物、きずし!!
また!?なんて、友に言われながらも、きずしは好きですが、何か?。
ここで、きずし、正解でしたさ。
自家製きずし、漬けたところで出て行かなかったら、どんどん深くなってくの。
それはそれで美味しい、例えばそれは和菓子で、回転の速い浅いのはスイーツ!!
酢で、我慢しろ我慢しろ・・・・って命令されてる鯖脂が、注文を受けてカットされ、
我慢の限度を超えて、溢れ出してくるの。ようこそ。鯖脂!
切り身の断面から、DHAやらEPAやらが溢れ出してくるの、ああ、洩れる流れるヤバい!
調味料など何も不要。そんな事してたら間に合わない!そのまま、含む。お口にふくむ。
そのお口の中は完全に全体が味覚。そして全身がその美味しさに蕩けてく・・・・・・・。
もうこのまま、永遠きずしとお酒で寝落ちても良いのではないか。
そんな妄想は、あ?あれ?いつの間に?って、しっかり食感を食い尽くした友の、
『行こうか・・・』って一言にかき消され、・・・・・・・・・・もう一人前欲しかったな。
また、来ます。来たい。本当に心に残るお店ですから。ご馳走様でした。
ふみ
兵庫県神戸市兵庫区新開地4-6-24