大垣市の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店 【創業80余年 林文香堂】 三代目店主の前向きな日記 

明るく朗らかに、人に親切に、素直に、謙虚に、感謝して の五つの基本を胸に、日々の小さなよろこびを綴ります。

猫の爪にふすまは勝てない。

2015年07月07日 | ふすま・表具
猫の爪、ねずみの歯にふすまは勝てません。

近年家の中でねずみを見ることはめったになくなりました。

でも家猫はいまでも多いはずです。

極端な事例に遭遇しました。

とある会社の社宅。

猫、やりたい放題。





段ボール下地の量産品ふすまでしたので、下地までイッてました。一部は貫通して穴になっています。

まるで立体的な帯柄のよう。ここまで見事に放置されたふすまを見たのは初めてです。

住人はたいそう猫を愛していて、猫が何をしても怒らない、心の広い人だったのでしょう。

別の部屋のラワン材のふすま桟も強烈に削られていました。





この部屋の住人と猫は引っ越しをして、次の住人(社員)の入居が
決まったということで、張り替え・作り替えをすることになりました。

写真の量産品ふすまは当然、新品に作り替えをしました。。


以前に大垣市内のあるお客様から、

「近く法事があるので、猫に引っかかれて破れたふすまを張り替えたいが、
 また張り替えても同じことになると思う。なにかいい考えはないか。」

というお問い合わせをいただいたことがあります。

ふすまのある部屋には猫を入れない、というのがひとつの答えですが、
仏壇があり、ご家族の居間も兼ねるその和室に猫を入れないというのは無理です。
実際いままでもそうして猫と一緒に生活してこられたわけですから。

お客様のご家族といろいろ相談し、
結局、木目系の柄のポリ合板を張ったフラッシュ戸に4本とも取り替えました。。


ふすまは基本的に木と紙で作られています。

猫の爪に負けない素材で作ろうとすると、それはふすまとはいえないものになるでしょう。

下の写真は現在販売中の、ある分譲住宅の和室です。

和室というより「畳敷きのリビングの延長の部屋」です。

ふすまは一本もありません。入口も押入も建材メーカーの既製品が入っていました。






猫のせいではないのでしょうが。。。



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