大垣市の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店 【創業80余年 林文香堂】 三代目店主の前向きな日記 

明るく朗らかに、人に親切に、素直に、謙虚に、感謝して の五つの基本を胸に、日々の小さなよろこびを綴ります。

エコカラットの上からビニールクロスを貼る

2015年12月25日 | 内装工事
LIXILの方や左官屋さんがこの記事を読んだら

「邪道!」

とお怒りになるかもしれませんが、あしからず。。


タイトルの工事を行なうに至るに、いくつかの条件がありました。

・物件は知人が購入した中古住宅だったこと

・知人から当社が直接受注した工事だったこと

・知人からは施工内容・施工方法等、当社に一任されていたこと

・エコカラットは腰壁に300角×3枚貼りでクロスの有効巾以内におさまること

・既存のエコカラットに汚れ・欠けがあり、やや見苦しかったこと

・リビングとして使われていたその部屋は今後お客様を呼ぶ部屋になること

・リフォーム予算が限られていて、あまり大がかりなことなできなかったこと

・与えられた工期が短かったこと

これらがクリアになったからこそ実現した工事です。

最初にお客様から「上からクロスを貼って」と言われたときには
私は「もったいないですよ」と思わず言いましたが。。

施工前の状態です



もちろんエコカラットにクロスを貼るなんて、当社にとっても初めてのトライです。

経験豊富な外注の職人さんに聞いても「やったことない」とのことでした。
ネットで調べてもやはり出てきませんでした。

でも、なんとかなるだろうと特に不安も抱かず実施しました。

作業工程

1 マスカーシートで床養生し、プライマー(サンゲツBB-512プライマー)処理。
  原液で二度塗りしました。

2 エコカラットの目地部分・クラック・欠けの部分をパテで埋めて平滑にしました。
  パテはニットーのタフクラックPを使いました。
  (相手がセラミックなのでパテべらが自然に研がれてめちゃくちゃ鋭利になってしまいました)



3 クロスは部屋の用途を考え耐久性のあるものをおすすめしました。
  サンゲツから巾なりサンプルを取り寄せて現地で打ち合わせ、
  最終的にお客様が、RE-7717(ウレタンコート)を選ばれました。

4 クロスはジョイントを入れたくなかったので、最初からヨコ貼りするつもりでした。
  糊は矢沢のスーパーグルー96αをいつも使っています。

5 腰上のクロスEB-9831との見切りは、サンゲツのスマートジョイナーSJ-12を
  採用しました。出隅材があるので「とめ切り」する必要がなく助かりました。
  スマートジョイナーの接着はアロンアルファを使いました。

出来上がりです。



施工そのものは問題なくできました。

しかしエコカラットのもつ本来の機能である、吸放湿性能、結露の抑制、アンモニア・硫化水素の吸着、
これらをまったく無きものにしてしまったことに、やっぱり「もったいない」感は残りました。

ひとつの事例として、ブログに掲載させていただきました。


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(有)林文香堂 http://h-bunkoudou.com
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