大垣市の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店 【創業80余年 林文香堂】 三代目店主の前向きな日記 

明るく朗らかに、人に親切に、素直に、謙虚に、感謝して の五つの基本を胸に、日々の小さなよろこびを綴ります。

山芋をいただく

2016年11月22日 | 音楽・グルメ
実りの秋は収穫の秋、食欲の秋である。

数々ある秋の味覚の中で、あえてナンバーワンを選べと言われたら、
私は「山芋」と答える。

おかんが、友人が自分ちの畑で作ったという山芋をもらってきた。
ひょろ長いやつと違い、「丹波篠山の山の芋」に近い、
ウルトラQのバルンガみたいな格好のやつだ。

かつて7人家族だった我が家で、じいちゃんがでかいすりこぎでゴリゴリし
小学生の私はだしをおたまで継ぎ足す係だった。

今はゴリゴリも味の調整も自分の仕事だ。生卵も入れる。
バルンガはめちゃくちゃ粘りがあった。すごい。



死んだじいちゃんも親父も山芋は大好物だった。
確実にDNAは受け継がれている。

仕事をサボって山芋堀りに熱中した親父ほどではないが。

小学生の私にばあちゃんは
「子どもはあんまり食べたらあかん、きついで。」とたしなめた。
「きつい」の意味が当時はわからなかった。

まあいい。

ビールと熱燗と山芋と。
40数年前と同じくすった山芋は椀に入れ、刻み海苔をまぶしてすする。

今夜はおかんと二人だ。

酒がすすむ。

「締め」は軽くよそった飯にぶっかけて一膳。

完全に炭水化物過剰摂取だが、そんなことはどうでもよい。
明日、燃焼すればよいだけの話だ。

しあわせな秋の夜であった。
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