くらぶアミーゴblog

エッセイを綴るぞっ!

コーヒー・ルンバ

2004-06-06 21:56:54 | 東京の美味い店
『No Blog,No Life!』“さっそくウォータードリッパーを使って、……”『Alice in wonderland』“カフェで休憩”~にトラックバック。 
 昨今はすっかりcafeブームです。安くてなかなかのコーヒーが飲めるようになったのだから、これはホントに嬉しいことですね~。
 ここまでコーヒー文化が浸透すると、当然コーヒーの好みも人それぞれとなります。昨今であればタリーズがいいとか、やはりスターバックスだ、とか、いやいや我が輩はドトール なにお言う、ミカドコーヒーだ、キャラバンだ、かんかんがくがくぅ♪
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 いい豆をたっぷりと惜しげなく使っている店はやはり美味いですね。東京にはそんな老舗がたくさんあります。ニュー・オータニ、日本橋のペシャワール、広尾のアンセーニュ、渋谷の羽冨・・・などなど。
 先日アンセーニュに行ったときに暫くご主人と話しをしました。ウチらみたいな昔ながらの店はなかなか厳しい。お客さんが来なくなった。若い人はみんないわゆる安いcafeに行くらしい・・・。それでも常連さんが来るし、口コミでも来てくれるから嬉しい、とのこと。
 こういった店のコーヒーは濃くて美味いです。同じようなものを自分で淹れてみると、いかに豆を多く使っているかが分かります。その分、ゆっくりと味わって極上の“コーヒータイム”を過ごせるわけです。
 soroさんはウォーター・ドリッパーを使って、何と8時間掛けて水出しコーヒーを作ったらしいです。丁寧に淹れたコーヒーを、ゆっくりと味わって飲む。クイックな行動が第一とされる社会の中で、それはささやかな抵抗のようで気持ちがいいものですね♪

 


言葉

2004-06-06 16:34:56 | インポート
『ぱんだのくろまめ』“さけよふるさとへ(その2)”~にトラックバック。
 naoさんのこのシリーズもの、とてもいいドキュメンタリーです。ぜひ読むべし♪ で、内容とはすいぶん離れているけど、思いついたことを書きますね。元々はtentenさんの『TB 音声??』にインスパイアされたものです。
「さけ」この文字を見て、最初に浮かぶ絵はどんなものでしょう。僕は正直に申しますと、切り身のシャケです。脂ののったカマの部分がついた、うんっと美味そうなシャケの切り身・・・。
「鮭」「シャケ」どの単語でも食べ物としてまずは思い浮かべる。こいつは少々問題あるなあ、と思います。鮭族に対してこの場をお借りして陳謝します。「すまなかった!」「本当に申し訳ない!」
 言葉は不思議なものですよね~。その昔、草原に恐ろしい動物がおりました。集団で狩りをするほど頭がいい。走って逃げたって、我々人間はかなわない。そして掴まったら強靱な力で押さえつけられる。当時の草原の民はこの動物を怖れていました。
 やがて言葉が誕生します。全てのモノ、生き物には名前が付けられて、整然と分類されるようになります。そしてあの恐ろしい動物は“ライオン”と名付けられる。それからもはやあの恐ろしい動物はいなくなってしまった。あれはただの“ライオン”という動物だ・・・。
 言葉=分類です。これは便利だけど、ややキケンな認識方法でもあります。
「新しい彼女、どんな娘?」
「えっと、顔はタレントの○○系、話し方は○○みたいな。あ、でも雰囲気は○○風かなあ」
 って。みたいなって。って、あんた・・・。
 でもこれで会話が成り立っているのが現状。すると訊いたほうが自分なりにイメージを作る。そして実際に会ったときにはびっくり。全然違うからです。「想像してたのと違うね~」あのなあ。
 いくら便利でも、こんな安易な分類による認識(想像)はキケンですよね。こういう笑い話ならいいけど、我々は新しいものを目の当たりにしたときに、必ずこうやって分類して小分けして認識する癖がついています。それが簡単、手っ取り早いからですね。そうして今まで知らなかったタイプ(これもやーらしい言葉かも)を見ると不安になる。「あいつは変わってるよ」「変」となることしばしば。
 目の前にあるもの。それをあるがままに見る。受け止める。勝手にタイプ分けしないで、ありのままに認める。これがうんと難しい。そして言葉がややおろそかになっている今は、ますますこの「あるがままに」というのが大事じゃないかなあ~、と実感しています。
 あ~、言葉を使ってくどくど書いてしまった♪ それでもがんばって言葉をうまく使うぞ使うぞ。
 
 
 


鎌倉、江ノ電、由比ヶ浜

2004-06-06 14:55:15 | まち歩き
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 東京、神奈川地方、今日は大雨。昨日はピーカン。梅雨入りしたのか知らん。
 昨日は海を見に行きました。山手線田町から隣の品川へ。そこから東海道・横須賀線で鎌倉へ。老いも若きも混じり合ってすごい人出。鎌倉で江ノ電に乗り換えましたが、満員のために一本見送りました。しかし観光というのはこの人出がないとまた寂しいもんです。

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 長谷で降りて北へ7分歩く。高徳院の大仏さんはやはり人気がありますねえ。みんなピースサインを掲げて記念撮影。ここは背景が青空と緑なので開放感があります。あんまり神妙な感じはしない。しかし間近で見上げると目にはやはり穏やかな光をたたえておりました。合掌。
 この辺りの神社仏閣にはリスがいるのですが、なかなか気性が荒いので気を付けましょう。あんまり構うと噛みますぜ。ふっふふふ。
 沿道を南へ引き返し、海岸通りを左折。小花という鮨屋を見つけて昼食。まずは冷えすぎの小ジョッキビールを飲んで、お通しをつまむ。アジを揚げてから酢に浸したもの。やはり暑い時期には酢の物がうんまい♪ アルカリが身体中に染み込むようです。冷えた日本酒に切り換えて、にぎり一人前を食べながらのんびりと飲んだ。店内は清潔で可愛いらしい内装。しかし海辺特有の気さくさも漂っていて、大変居心地が良かったです。上にぎり2500円なり。
 店を出てやおら路地を南へ入る。この辺りはとにかく南へ向かえば海岸へ出るのだ。軽い酔いと強烈な日差しを楽しんでいると、視界が一気に広がった。潮の匂いを含んだ風が顔に吹き付ける。
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 由比ヶ浜はすっかり夏だ。サーファー、ウィンドサーファー、ジェットスキーヤー、海水浴と入り混じって大賑わい。しかしここは漁船を引き上げておく場所でもあるので、浜の奥ではのんびりと網の手入れをしている漁師さんがいます。
 ここではあのコパトーンのココナッツ臭はあまりしない。なぜかちょっと柑橘系のローションが多いのだ。コパトーンはやはり江ノ島・湘南だ。写真を何枚か撮ったあとはひたすら潮風に吹かれて座っていた。夏の海辺はどうしてこんなに開放的なのかなあ? 些細なことが気にならない。みんな、眉のあいだをのびのびと開いている。
 足元の砂は黒いし、海水も濁っている。それでもやはりいい気分♪ 今年の夏はもっともっと海に行こう!