くらぶアミーゴblog

エッセイを綴るぞっ!

映画バトン

2005-10-15 12:00:58 | 映画

 naoちゃんから久しぶりにバトンが回ってきましたっ。このお方、かなりの映画通なんですよ皆さん。

☆所有している映画ソフトの数
 DVD15本とビデオテープ5本 

☆最後に買ったDVD
『私をスキーに連れていって』
 だと思う。何だか恥ずかしいぞ...。 

☆最後に観た映画
『トゥルーへの手紙』
 先週観ました。そう言えば最近映画評書いてなかったっけ(評ってほどでもないけど)。これは映像による散文といった感じだった。監督が写真家ということもあって、映像がユニークで美しかったです。しかし場内の大半のお客さまは舟を漕いでいらっしゃいました(^○^)

tougeki200

☆思い入れのある映画
 こりゃ大変だ! だから好きな映画トップ3と変更させていただきます。
『マンハッタン』by ウッディ・アレン
 恋愛ものかな? ウッディ・アレン独特のコメディも入っています。全編モノクロで撮っているのだけれど、ニューヨーク州マンハッタンの情景の美しさも見所ですよう。

『街の灯』by チャールズ・チャップリン
 ストーリー、カット、演技。全てが完璧だと思う。どこにもムダがないのだ。

『銀河鉄道999』by りんたろう
 いまだに好きなのです。松本零士のファンだったし。

 このトップ3はときどき入れ替わっているのだけれど、『マンハッタン』と『街の灯』は十年くらい不動であります。
 最近ので良かったのは『たそがれ清兵衛』と『隠し剣 鬼の爪』by 山田洋二かな。

 ところでチャップリンの話しですが。
 スタッフロールを見るとチャールズ・チャップリンとチャーリー・チャップリン、二通りの表示があるのです。これは監督のときはチャールズ、役者のときはチャーリーと使い分けているんだと思う。
「監督・北野たけし」、「出演・ビートたけし」も同じですね。


エターナル・サンシャイン

2005-05-09 16:38:37 | 映画
eternalsunshine250

 この記事は『不埒な天国?Paradiso Irragionevole?』“Se mi lasci ti cancello”、『ぱんだのくろまめ』“エターナル・サンシャイン”にトラックバック。

 遅ればせながら『エターナル・サンシャイン』を観てきましたっ。全編中の殆どは、主人公ジム・キャリーの脳内の世界の話しという設定。しかし風変わりな映像美を狙ったものではなくて、かなりしっかりと練られたストーリーを丁寧に再現しています。記憶の雑踏と廃墟の中を駆けめぐる二人を、いつの間にか真剣に応援しておりました。
 コメディアンがシリアスなドラマを演じると、とても面白いものになることが多いのですが、この作品のジム・キャリーも実に良かったです。脇役だった人物の行動が思いがけない結果を招き、記憶の世界の映像がユニークに展開していく。しかし全体的には沈んだトーンでまとまっているのです。彩度を落とした映像と、マイナーコードのピアノ曲などがうまく絡んでいます。
 ラストシーンの説得力は見事ですた。Beckの『Everybody's Gotta Learn Sometimes』がココロに真っ直ぐ突き刺さってきて、スタッフロールが終わってもなかなか席を立てなかった。観て良かったです♪
 





あれが隠し剣か...!

2004-11-10 03:21:56 | 映画
kakusiken250


 先日、『隠し剣 鬼の爪』を観てきましたっ。実に素晴らしい作品です。米国アカデミー賞にノミネートされた『たそがれ清兵衛』から、もう一歩山田洋次監督らしい世界に踏み込んでおりましたが(一寸寅さんっぽい)、しかし後半の設定がなかなかキツイ。そして殺陣。凄まじいと言ってもいいです。
 観にきていた方々はやはり年齢層高め。僕などは若い方です。そうして劇中何度か嗚咽をこらえている声が聞こえていました。「昔はこうだったよなあ...」と思える懐かしい情景がたっぷりと詰まっているのです。貧しいけれども、心はとびっきり美しい。礼節と人の気持ちを何よりも思いやる。ああ、我々日本人はそんな心をどこに置いてきてしまったのだろう。そう思って涙が出るのですね。昨今流行の「泣ける...」なんていう安っぽいものとは一線を画する、質の高い感動があるのです。
 ええ、ちなみにぼくぁ酔っぱらっております。終電に乗れずにタクシーで帰ってきましたん。明日はアセトアルデヒド星人だぞ~。げひひ♪

追:この記事は『Garnet Lips』“隠し剣 鬼の爪の撮影現場”~にトラックバック。milkyさんとこの映画との意外なつながり...♪


やられた...

2004-08-31 02:04:58 | 映画
cesar200


 先日、日比谷スカラ座2で『ぼくセザール 10歳半 1m39cm』を観てきました。
 いやあ、完全にノックアウトされますたっ。ほのぼのとした子供たちを描いた作品だと思っていたのですが。
 笑えるところ、微笑ましいところ、少年時代を思い起こさせるところがたくさん詰まっている。ラストもきちんとハッピーエンドです。それなのに最後のスタッフロールが流れるところでは、どういうわけか涙が出ちまって止まらなかった。まさにフランス映画ですね。どこにあるのか分からない、奥深くて上質なペーソスがある。“お話”を創作する者として、僕が一番尊敬し、憧れる内容です。
 冒頭の真っ黒い傘の絵と、終盤のカラフルな風船の絵。同じ俯瞰で撮って始めと終わりをつなげている。そんな絵(色)にこだわるのもフランス映画の持ち味。そして音楽もイイ。上記公式サイトではテーマ曲が流れますが、それを聴くとお分かりになると思います。どこをみても悲しいシーンはないのに、このマイナーな旋律が内容を雄弁に物語っているのですね。
 いい意味で予想を裏切られました。珠玉の作品です♪

 大人が思っているほどに子供は幼くないのだ、ということで『J'sてんてんてまり』“今年の夏休み”~にトラックバック。