くらぶアミーゴblog

エッセイを綴るぞっ!

お弁当賛歌

2008-03-27 10:05:09 | エッセイ

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 台所を整理していたら、弁当箱が出てきた。
 思わず手に取り、なで回した。
 それはワタクシが会社に通っていた頃に使っていたものだ。
 建築関係の仕事だったので、現場の屋上とかで食べていたことを想い出した。
 なつかしーなー。
 お弁当って、いいものですね。
 コンビニのお弁当とか、そういった既製品ではいけない。
 その日の朝、弁当箱に詰め込んできたものでなければいけない。
 おかずの味付けは濃いめでないといけない。
 いろいろといけないことばかり言っているようだが、今はまさしく混迷の時代。子供の教育だって、いけないことはいけないと、ちゃんと言っていかなければイケナイのだ。
 で、えーと、何だっけ。あ、そうそう。お弁当の話だった。
 さ、待望のお昼になりました。そして、目の前にはお弁当があります。
 おかずは定番の、鶏の唐揚げに卵焼き。隣には彩りも鮮やかなブロッコリーがあって、辛子マヨネーズが少々へばりついてる。隅っこにはぬか漬けのきゅうりと人参を三枚ずつ収め、箸休め体制も万全。
 ご飯は白飯。たまには海苔に覆われてるのもいいけど、それは半年に1回程度にとどめる。基本は白飯です。梅干し中央配置を最上級とする。


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 それではまず、鶏の唐揚げからいきましょうか。箸でつまみあげて、一口。
 次に、ぎゅうぎゅうに詰め込まれたご飯を、箸でブロック状に切り取って口中へ追加投入。
 唐揚げからにじみ出る旨味が、冷えて固まったご飯と混ざっていって、この上なく美味しい。とくに唐揚げの衣が美味しい。
 んぐんぐと飲み込んだら、今度は卵焼きいきましょう。甘辛く味付けして、ほどよく火を通した卵焼きは冷めても美味しい。焼きたてとは違った滋味がある。
 ここでまたご飯を口中へ追加。出汁&醤油の利いた卵は思いのほかコクもあって、
「卵焼きって、こんなに立派なおかずだったのか...」
 と、あらためて認識させられる。冷えた卵焼きのパワーをあなどってはいけない。
 そうなんであります。お弁当の魅力は、冷めた美味しさなのであります。
 冷めているからこそ、濃いめの味付けが活きてくる。
「冷めてて良かった!」と、今日も建築現場の屋上では、作業員の方々が口にしていることだろう。
「今日もちゃんと冷めてた!」と、全国の学校では、青春の匂い立つ若人たちが口にしていることだろう。
 しかし、恋人同士や夫婦においての冷めた状態は、どちらかというと後々キケンなことしか待ち受けていない。
 冷めてていいのはお弁当だけなのだ。




春のいたずら

2008-03-19 19:28:21 | 飲んで食べて

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 ショップ99で買ったパセリ。
 ものすごい量です。が、99円であります。
 これでも1/4は使ったんだけど、まだまだある。
 そこでちょいと、いたずらしたくなった。




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 それは、マヨネーズに混ぜ込むんであります。
 結果、見た目はかなり美味そうになった。




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 そんで、こんな風にディップ的なことをしたら、いかがかと思ったもので。
 食してみると...。
 えー。ま、不味くはない。
 しかし期待したほどではなかった。普通のマヨネーズに、ちょいと色気が出た程度。
 ちっ...。

追:このあとはちみつを少々加えたら、かなりまろやかになった。でもまあ、たいしたことねぇかな。




巣鴨・とげ抜き地蔵通り二景

2008-03-16 09:51:51 | まち歩き

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 こんなところに鬼瓦。
 ワタクシ、どういうわけか鬼瓦が好き。
 だからどこにあっても目がいくんであります。
 しかし、こんな低いところにあるのは初めて見たぞ。




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 この店名。
「どこかで聞いたことあるなァ」
 と感じる読者諸賢よ。
 ま、気のせい気のせい。
 置いている商品はすべて1000円という、こちらでは有名なお店らしいですぞ。




ある朝の風景

2008-03-07 11:07:29 | 日記

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 家人が8時に出勤するというので、自分も早起きすることになった。

 7時前に起きることは、滅多にないのだ。
 大変に眠い。
 布団の上に起き上がると、右目だけが開かない。

 右目を閉じたまま、よろよろと寝室を出る。
 最初に和室のカーテンを開け、簡易神棚の水を取り替える。

 ぱんぱんと柏手を打ちながらも、右目はまだ寝ている。

  椅子にかけてあったコットンのシャツを着て、台所へ。
 台所に入ると、なぜか居心地がいい。
 気分が落ち着くし、自分のスペースという気がする。

 しかしそれは一寸、主婦的感覚なのではないだろうかと疑問を抱く。
 疑問を抱きつつ、パーコレーターに水とコーヒーを入れ、火にかける。

 右目がようやく開く。


 コーヒーを飲みながら日経を読む。今朝は食欲がないので、ヨーグルトだけ食べようと思う。

 しかし家人がアンパン(小)を差し出した。
 少々思案し、とりあえず食することにする。
 先日、ある企業の取材があり、現在その原稿を書いているところだ。

 締め切りは明後日。しかしなるべく今日中には形にし、明日には仕上げておきたいなと、そういう心づもりをしつつ朝食を終えた。
 アンパン(小)はわりかし美味かった。