くらぶアミーゴblog

エッセイを綴るぞっ!

あとで気づくのね、毎回。

2015-06-10 21:30:58 | 日記
 渋谷に、米山耳鼻咽喉科というお医者さんがありまして...。
 役者さんや声優さんが、心から頼りにしているお医者さんでありました。
 かのスティービー・ワンダーも来院したらしい。
 そんなものすごいところを、90年代に、たまたま教えてもらったことがあった。
 当時は僕は会社員で、ただの気管支炎で通院したのだけど、いつもアナウンサーや歌手が来院していたのを想い出す。
 
 そして、現在。
 話すことを生業にするようになって判ったのが、自分の喉はケッテイテキに弱いということ。
 例えば夜。
 周囲がやかましい呑み屋で、30分、声を張り上げて喋ったらもうダメ。
 翌日は喉が使いものにならない。
 それが進行すると、喉に炎症が起きて、数カ月は咳が止まらなくなってしまう。
 それはもう軟弱なもので、熱いそばなど啜るとき、湯気で咳き込んでしまうほどなのだ。
 
 そうなって想い出したのが、あの渋谷の米山耳鼻咽喉科。
 今こそあそこに行って、原因を特定してもらい、しっかり治療せねばならぬ。
 そう思っていたのに…。
 米山耳鼻咽喉科は、一昨年に閉院してしまったらしい。

 ああ、何ということか。
 僕はいつも、数歩、数カ月、遅れてしまう。
 この「ごほごほ、げほっ」を、誰に治してもらえばいいのか。
 当面の切実な、かつ切ない問題であります。