くらぶアミーゴblog

エッセイを綴るぞっ!

2009弦楽器フェア

2009-11-03 11:42:09 | 音楽

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ずらっと並んだコントラバス
まさに壮観な眺め!

 10月30日・31日・11月1日の3日間、弦楽器フェアが行われたんであります。
 会場は皇居そばの科学技術館。近所の友人に誘われて、初めて行ってみたのだ。




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 バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスからクラシックギター、チターまである。
 楽器の材料とか製作道具までも展示販売されてるのだ。
 ヤマハなどの大手企業から個人の作り手まで、世界中から集まっている。これだけの規模は世界で唯一らしいです。




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 中央が友人のタエ嬢。広尾の弦楽器店「フィオリーレ」の代表であります。
 楽器の買い付けで年に数回はイタリアへ行くという、とても羨ましいお人。




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 バイオリンは各国で作られているが、最高峰はやはりイタリアのものだそうだ。
 その音色は明るく艶やかで、楽器自体の“鳴り”がまったく違うらしい。
 弦楽器というのは、たとえ同じ材料で作ったとしても、製作した人の国の個性が出るんだとか。例えば日本人が作ると音は地味。ドイツ人は固い。中国人はどこかやはり“中国っぽい”音色なんだそうだ。面白いですなァ。




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 各ブースでは試奏が行われていて、会場全体が弦楽器の音で満たされている。
 生の音をこれだけ聴けるなんて、ほかではありえない。この上ない幸せであります。




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 このほかプロの演奏もあった。福田進一氏のスパニッシュ・ギターが、実に良かったです。
 とはいえ、この方を僕は存じていない。ギター界では大変な重鎮らしいのだ。知ってます?




よみがえること

2008-05-15 18:54:47 | 音楽

Musica400

 アルトサックスを始めてから約1ヶ月。
 音符の読み方を、想い出してきたところ。
 難しいフレーズを、10回20回と繰り返して、指が自然に動くようになると、
(そうだった。あの頃もこうして、愚直に練習して覚えたんだ)
 なんてことを想い出す。
 なるべく毎日、少しずつ練習している。




追:この記事は『音風景日記』“初心”にトラックバック!




分からなくても、ともかくやってしまう人 サックスの分解・掃除

2008-04-22 18:51:50 | 音楽

Sax1300

 今朝、アルトサックスが届きましたです。
 メッキは禿げ、ところどころのネジが緩んでいる。
 それに、とにかく、全体がカビ臭い。これはたまらんです。



Sax2300 思いきって入浴させることにする。
 無茶してるなーと、自分でも思う。
 しかし、まっ、この。
 外で演奏していて、さ。
 大雨に濡れたと思えばいいではないか。
(いいのか??)




Sax3500_3
風呂上がりでさっぱりしたサックス君
よく見ると、あちこちで緑青がふいている
こりゃ、本気で手入れしないとダメだなあ
やはり分解しちゃうか?



Sax4500
このネジを抜いたら、もう戻れないような気がする
えいっ、やったれ抜いたれ 思いきって分解だっ



Sax5500
 ネジを引き抜くと、見事に真っ黒。
 20年分の汚れであります。



Sax6300
 管の中にCRCを吹いてやる。
 反対側から汚れが出てきたぞ。
 しかし、CRCなんか使っていいのかなー
 とてもイケナイことしてる気がするなー





Sax7500
やっ、コルクがはがれてしまった
速乾ボンドでくっつけちゃえ
(いいのか? ひやひや~)


Sax8500
あーああ、バラバラになっていく
1カ所やると、他もやりたくなるのだよね
オイルをさして、キーを磨いて...



Sax9300
よし、今日はこのへんで勘弁してやる
(実は途中で技術の限界を感じた)
さっきの反対の手順で取り付け
この小さな針金がバネなんであります



Sax10500
あれ、これ、どうなってたっけ
たしか、つながってたはずだよな...ひぃ



Sax11300

 ともかくも、でけました。
 途中で銀座のヤマハに出掛けていき、一通りのメンテナンス用品を買ってきた。
 無事、音も出ましたです。
 なかなかスリリングな体験を味わえました。




ジンセーの喜び

2008-04-20 19:29:44 | 音楽

 音楽を聴くのが好きだ。
 もう、すごく好き。
 自分好みの曲に出会うと、生きていて本当に良かったと思う。
 ジンセーの喜びが5つあるとしたら、そこに間違いなく、音楽鑑賞が入る。
 こういう書き方をすると「では他の4つは何か?」というのが少々気になるところだが、今はそこを気にしている場合ではないのだ。
 つい最近入手したCDを、今こうしている瞬間にも、聴きたいのであります。
 RAH Bandというグループで、1985年に『Clouds Across The Moon』(YouTubeで音が出ます)という曲で大ヒットした人たちだ。
 この、ちょいと古めのCDにハマっているのであります。
 僕はわりと飽きにくいほうで、一度凝り出すと、とことん集中する。
「もーいいや」となるまで、毎日聴き続ける。



Ozawa400

 先週末の金曜日は『東京のオペラの森』で小澤征爾の公演があり、上野の東京文化会館まで出掛けていった。
『エフゲニー・オネーギン』というオペラで、舞台も良かったけど、何といっても生の小澤の指揮に感動した。
 3幕で合計140分ほどもある演奏なのに、小澤は譜面を見ないで指揮するのであります。
 見ないというのは、本当に見ない。そもそも譜面台に、楽譜が用意されてない。これはすごいと思った。

 今年度は、何だか、音楽漬けになりそうな予感がする。
 このあいだ、ポストに、音楽教室の案内が一葉入っていた。
 見れば、家のすぐ近所で行われるというんであります。
 早速、申し込みの方向で検討し、講師によるミニコンサート&教室案内というのを見に行った。



Charlie400
バンドを組んで、こんなになっちゃったりして

 何の楽器かというと、アルトサックスなのであります。
 実家から、かつて妹が使用していたアルトサックスを送ってもらうよう頼んでおいたところ。
 折しも季節は春。何だか新しいことを始めたい季節なのでありました。




歌謡曲vsクラッシック

2007-04-16 06:45:46 | 音楽

 さて、前回の続きともなるエントリーであります。
 歌謡曲というもの、聴いているときには確かに「いいなー」と思っているわけです。
 しかし、聴いているときの精神状況というと、一寸複雑なものがあります。
「いいなー」という感じは、あくまでも等身大の自分か、少し下の自分のような気がする。
 あくまでも気分のお話なんですが、どうもこの、前向きな気持ちにはなかなかならないんです。
 あるいは、後ろ向きの気持ちのときに、好んで歌謡曲を聴いているとも言えるかも。
 演歌なぞ、その典型であります。

 これがクラッシックを聴いていると、まったく逆の気分になる。たとえ陰気なピアノソナタであっても、気分はあくまでもフラット。もしくは上昇傾向にあります。
(音楽的なコーフンはちゃんとありますが)
 気分をフラットに保ちたいときに聴くと、いつでもその効果を発揮してくれるわけです。
 これは何故か知らん? まことに不思議なことではあります。

 他の音楽はどうかと思えば...。
 ジャズは、歌謡曲とクラッシックの両方を有している。落ち込みもすれば、上昇もします。
 民謡は、若干の懐かしさもあるけど、ほとんど無関心。すなわちフラット。
 ワールドミュージックは、その土地の想い出がないと、ピンとこないです。

 聴く(選ぶ)音楽によって、どのように気分が変わるのか、まったく不思議で興味深い問題であります。
 育った環境とかでも変わってくるのかな?