くらぶアミーゴblog

エッセイを綴るぞっ!

初めての著作刊行「おつまみ缶詰酒場」

2009-10-31 12:21:00 | 日記

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「おつまみ缶詰酒場」の見本が出来てきた。
 ついに、僕の本が出るのだ。
 子供の頃からの夢が叶った、その瞬間であります。




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 自分の描いたイラストが、ちゃんと印刷物になっている。不思議だし、面白い。
 しかしこれらが全国の書店に並ぶ様子を、うまく想像出来ない。
「ちっとも実感がわかぬ」
 というやつであります。
 文章も、ついこのあいだまで何度も何度も読んでいたもの。
 ぜんぶ覚えているくらいだから、まだ客観的に読めない状態だ。




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 しかしこの本は、当然ながら、僕の力だけで出来たわけではない。
 編集のOさんが僕のいい部分を引き出し、ベクトルを示してくれたことがとても大きい。本というのは編集者がいないと作れないし、かつそれが売れる本になるかどうかも、編集者の力にかかっているのだ。
 そして写真家・中島清一さんの写真が素晴らしい出来なのだ!
 これまで出た缶詰本の中では、まずダントツに美しい写真だと断言出来る。撮影であれだけ気合いを入れて撮ってくれたのだから、当然なのだ(撮影では僕も助手をやったから分かる)。
 発行はアスキー・メディアワークス。ネットだとアマゾンでも扱っている。発売は11月10日(火)であります。
 みんな、買ってくれよな!




こんなの知ってました?

2009-10-21 01:26:00 | 日記

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 パイロットが販売している、万年筆用のインク『色彩雫』シリーズであります。
 手前は鮮やかな青の『朝顔』。
 奥は透明感のある茶色の『土筆』。
 この瓶はすべて手吹きで作られていて、小さな気泡があったりする。
 まるでパフュームのようであります。
 インクの色合いも素晴らしく、何色を買おうかとしばらく思案してしまった。
 さすが日本企業、センスがいいですなァ。
 これでもっと手紙を書こうっと!




八ヶ岳ずだ袋紀行 その2

2009-10-20 10:09:18 | 

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東京と山梨の県境付近を走る
車窓からは中央フリーウェイが見えた

 ずだ袋とはなーにか?
 ずだ袋とは、例えば形の崩れたナップサックなど、汚れてくたびれたバッグを指す。
 すなわちこの旅行に行った時期の僕は
「まるでずだ袋みたいだ」
 と言われてもいい状態でありました。
 目は充血が取れず、腱鞘炎で左腕がしびれたまま。自分の身体をケアする余裕が全くないほど、疲労がピークに達していた。




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山梨県の小淵沢で小海線に乗り換える
小海線はハイブリッドの車輌が走っていることで有名だ
(この車輌は残念ながらディーゼルだったけど)

 ところで、精神的な疲労には
「遠慮しないで愚痴をこぼすといい」
 という。
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 確かに、溜め込まないで誰かに話すと、けっこうラクになる。
 というより、話さないと人はおかしくなる。
 そういう意味ではブログなんか、愚痴をこぼすのにいいアイテムではないだろうか。
 実際、愚痴で埋め尽くされているブログもたくさんある。
 でも僕は、そういうことは書かないのだよなァ。
 それは「格好つけている」だけではない。どうもその、「辛い」とか「苦しい」とか、そういう直接的な表現が好きではないらしいのだ、僕は。
 ひと捻りした婉曲的な表現が、自分にはぴったりくる。あとで読み返したときも、それだと不満がないのだ。




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 ともかく、心が重く沈んでいるときには、こういう景色を見たくなる。
 本当はヒコーキに乗って高度1万メートルくらいを飛びたいが、しょっちゅう出来ることではない。
 つまり、僕には“高さ”が必要なのだ。
 月や星を眺めたり、標高2000メートル以上の山の嶺を眺めると、いくらか気持ちがすっきりしてくる。
 この作業を僕は
「心を高い軌道上に上げる」
 と称しております。




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そのあとは斧で薪を割ったり



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チェーンソーで丸太を挽いたり
自然の中で身体を動かすのは、何というか“安心感”がある
「今、確かに生きてるんだな」という安心感だ




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 美しい紅葉には1週間早かった八ヶ岳高原。
 しかし夜には気温が5度まで下がり、薪ストーブの火が何よりもありがたかった。
 2泊3日の、貴重な休暇でありました。




 おわり




八ヶ岳ずだ袋紀行 その1

2009-10-17 12:42:41 | 

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 まったく忙しい月日であります。
 しかし10月の連休は休みにして、八ヶ岳へと出掛けた。
 紅葉には少々早かったが、高原の鮮烈な空気を味わい、心身ともにリフレッシュ出来ました。




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今回は電車で行くことにした
となると、大事なのは駅弁でありますね




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中央本線の特急あずさ。旅情も充分




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こんなマークがついてた
鉄道マニアのオジサンも撮ってました




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反対側の線路には古い特急が
こっちのほうがカッコいいなァ




Img_4023 駅弁を食べ始めるタイミングって、ありますね。
 乗り込んでいきなりというのはよくない。やっぱり電車が動き始めてから。しかも、なるべくなら長距離区間を移動しているあいだがいい。
 例えば新宿で食べ始めて、ご飯の3口目あたりですぐに中野駅なんかに止まられると困る。それでは駅弁が美味しくない。
 ま、この特急電車はそんな近距離で止まらなかったから、いいんだけど。




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前の席にいたパグ、ナナちゃん
すっごく見てます




Img_4027 途中、立川駅に停車。
 いつも移動手段として使っている中央線だから、車窓は見慣れた駅と街並みなのだ。
 しかし今日は旅行だから気分が違う。たかが立川駅(失礼)でもちょいとその、眺めていたくなる。
 何しろ中央線沿線は、僕が学生の頃に住んでいた路線なのだ。
 トイレもない四畳半のアパートに住んでたこともあったっけ。
「よくもまあ、ここまで生きてこれたなァ」と感慨にふけったりして。
 そんな感慨も旅行の醍醐味なのであります。




 次回へ続く




イベント&出版決定!

2009-10-08 08:56:33 | 日記
 来たる11月15日(日)。
 東京はお台場にある東京カルチャーカルチャーにて、
『缶詰酒場!~酒の肴になる旨い缶詰トークライブ~』が開催されるのだ!
 これは実質上、第3回『缶詰ナイト』となるんだけど、昼間にやるから急遽タイトル変更となったんであります。
 僕の缶詰本の出版記念&サイン会も兼ねてまっす。ぜひ来てくだされ! 
 詳しくはニフティの東京カルチャーカルチャーH.Pを参照されたし!

 そして、缶詰本であります。
 アスキー新書から11月10日発売予定で、
『おつまみ缶詰酒場 うまい!酒の肴になる!』
 というタイトル。
 眺めているだけで一杯飲りたくなってしまうコンテンツが満載なのだ。
 みんな、ぜひ買ってくれよな!
 
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