まだまだ開発中の汐留エリアにある電通さんのビルは『カレッタ汐留』という巨大複合ビル。46階には/so/ra/si/o/ [ソラシオ]というスカイレストランがあるのだが、ここで一日限定30食という特性カレーがあるらしいのです。
とある日曜日、うら若い女性二人にモデルを頼んで出掛けてみましたっ。
たっぷりとした盛りつけが嬉しいです。そして、上に乗っかった具がまた巨大であります。ほたて、仔牛のカツレツ、夏野菜のラタトゥイユなどなど(時期によって変動ある)。とくにほたてはずいぶんといいものを使っていらっしゃる。これだけ大きく分厚いものは、三陸の幸で育った僕でも、なかなか見ることがなかったほどですよ。表面を香ばしく焼き上げていて、中身はしっとりとレア。新鮮そのものであります。
それから仔牛のカツレツ、これも仔牛さんがいいものらしく、噛むほどに旨みがじわ~っと口中に広がる。そこにさっぱりとしたラタトゥイユ。
そして肝心のカレーだが、これがなんとも懐かしい正統派カレー。辛すぎないし、何かの香辛料が目立つこともない。副支配人の矢島さんと話しをすると、このカレーを開発するにあたっていろいろな味を検討したそうである。ここソラシオはもともとフレンチキュイジーヌ。凝るといくらでも凝れるわけだ。しかし「一番好きなカレーは?」との問いに「母親が作ったカレー」という答えが圧倒的に多かった、という統計を知って、矢島さんと料理長は正統派カレーに仕上げることに決定したのだという。
湾岸の風景を眺め、優しく懐かしい味のカレーを食する。このバランス感覚が面白い。
今は世界のビールフェアーをやっているということで、全部の種類を並べていただいた。今話題のオーガニックからベルギー伝統の修道院で少しずつ作られるものまで全12種類(一種類だけ生ビールがあったのでそれは写っていない)。
これはその中の一本TIMMERMANSカシス。あとからカシスを添加したのではなくて、ビール酵母とともにカシスも熟成させて発泡させたもの。カシスが濃厚だけれどシャンパンのように軽い飲み口。飲んべえ男の僕でも美味いなあと思った。モデルさんに飲んでもらおうと思っていたのに、殆ど飲んでしまった。わはは。
これは新型のギネス専用マシン。炭酸を入れたりすることなく、何と電気仕掛けで泡立つというもの。金属プレートの上にグラスを置くだけで、底からゆっくりとギネス特有のきめ細かい泡がたち昇ってくるのである。飲んでみると確かにこれまでのものよりももっともっとクリーミーでした。ちなみにこの背景の真っ白い窓の外が全部東京湾。ここは昼も夜も快適で素晴らしいお店ですよ♪
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