くらぶアミーゴblog

エッセイを綴るぞっ!

ものづくり企業ナビゲーターってどうかな

2011-09-19 14:10:39 | 日記

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 ここ一年くらい、缶詰以外の仕事も増えてきた。
 今、一番力を入れているのが、良質なものづくり企業を紹介すること。
 友人・須田泰成氏と一緒に、これまで国分、宝酒造、コクヨ、ホテイフーズ、鈴廣(かまぼこ)、旭松食品(こうや豆腐)、博水社などなど、いろんな企業の方とつながりが生まれて、イベントを実施してきたのだ。
 例えば博水社というのは、あの
「割るならハイサワ~♪」
 でお馴染み、ハイサワーを作っている会社。
 このハイサワーのレモンは、何とシチリア産の最高級レモンを使っているということを知り、それをみんなに伝えたいと思ってイベントを企画した。
 みんなで落語を聴きながら試飲したり、本社の倉庫で「倉庫呑みだからソーコー会!」という飲み会をやったり。
 上の画像は8月のイベントの様子で、博水社・田中社長の著作本の発売記念トークショーだった。
 僕の企画ではないのだけど、会の司会を承って、無事務めてきた。
 ここであの酒王・吉田類さん(画像右)とも知り合うことが出来て、人とのつながりをあらためて
「すごいことだ」
 こう、再認識してるんであります。
 なので、新しい名刺の肩書きには
「缶詰博士/ものづくり企業ナビゲーター」
 なんて肩書きを入れようかと思ってます。







物書きの真実~2冊目の著作本

2011-09-06 09:51:29 | エッセイ

 立花隆という作家がいますね。
 知の巨人と言われ、政治、医学、宇宙科学、経済、外交などなど、ものすごく幅広い分野で執筆しているのだ。
 当然、著作本の数も多く、さぞかし
(印税で儲かってるのだろうな)
 こう思っていたけど、そうではないらしい。
 彼自身の語ったことだが、1冊の本を書くために必要な経費が大きく、さらに労働時間(下調べと執筆)に対する報酬(印税)が低いのだという。

 本のテーマが決まると、彼はまず神田の古書店街へ行き、必要と思われる書籍を買ってくる。
 これだけで数万円~10数万円は掛かるそうだ。
 試しに『宇宙からの帰還』という本の、巻末の参考文献を見てみよう。
 まず“英文雑誌類”とあって、Aviation Week、Bulletin of The Atomic Scientists、Christianity...と15冊。そのあと“宇宙飛行士が書いたもの”とか“NASA提供の資料”、“英文単行本”、“和本単行本”などと続く。
 数えてみると、参考文献が全部で72冊もあるのだ!
 僕などは、これを読むだけで丸3年は掛かるんじゃないかと思う。
 いや待てよ、英語が出来ないから、その前に語学教室へ通わないといけない。
 ともかく、1冊の本を書くのに、これだけの手間を掛けているのだ。それを別ジャンルの本でも行っているだろうから、常にいくつかの仕事を並行しているのだと思う。
「毎日原稿を書き続けてないと暮らしていけません」
 知の巨人が、こうおっしゃっている。

 かくいう僕の話はというと...。
 ようやく2冊目の著作本が出ることになった。
 辰巳出版から『缶詰博士・黒川勇人の缶詰本』というタイトルで、14日あたりに発売されるはずだ。
 立花隆の話題と一緒に書いちゃって恐悦至極だが、僕もそれなりに労働した結果である。
 嬉しいこともひとつあった。
 ネットショップのアマゾンで、黒川勇人と検索すると、ちゃんと自分の頁が出てくるようになった。
 これを見つけたときは、ひとりニンマリとしてしまった。
 こうなると
「もっと頑張って本を出すか!」
 俄然、やる気も出てくる。
 というか、どんどん出さないと暮らしていけない。
 これだけは立花隆と一緒であります。

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缶詰博士・黒川勇人の缶詰本(仮) (タツミムック)
価格:¥ 1,050(税込)
発売日:2011-09-14