くらぶアミーゴblog

エッセイを綴るぞっ!

顔文字さん♪

2004-11-30 01:49:38 | ブログ
『Dress You Up』“文書での笑いの表現方法”、『カンデンの迷走日記』“ネット上での笑い方”~にトラックバック。その元は『面白いサイトを見つけたよ。』“ブロガーアンケート3 笑い方 [特別企画]”です。

 僕はweb出身ではなく原稿用紙と印刷物出身なので、どうしても言葉のみで表現しようという意識があります。感嘆符なども出来れば少なめにして、純粋に言葉の使い方とか組み合わせで勝負したいのですね。だからこれまではせいぜい“♪”を使う程度でした。
 でも、顔文字って面白いのですよね~。ここはwebなのだし、やはり独特の表現方法が発達しているわけです。郷に入らばナントカで、最近は少しずつ使うようになりました。
 そこで起こったおかしな弊害。「かお」という単語でいくつか顔文字を辞書登録してあるので、文中で「かお」と打って変換すると
ヽ(´▽`)ノ こんなのとか
ヽ(´ー`)ノ こんなのが出てきます。
 何となれば、マジメに小説とかエッセイを書いていてもこいつが出てくるわけです。それが最高におっかしいのです。一人で仕事しながら大笑い。

~死顔という言葉があるが、あれを“素顔”と表現した作家がいた。人が死ぬときには全ての仮面がはがれ、その人本来の素の顔が出てくるという理屈なのだが~

 なあんて書いているとしますね。するとこいつが

“その人本来の素の(´ρ`)が出てくるという理屈なのだが”

 なんてことになる。一気に力が抜けます。コーヒーを吹き出してキーボードを汚します。自分で登録したから当たり前のことなのだけど、もう面白くってしょうがない。しかし弊害は弊害。それまで頭の中にあった文章も言葉もみんな吹っ飛びますです。
 違った単語で登録し直したほうがいいかなあ。「かおもじ」とか? そのへんかな?


香りの湯気の彼方に

2004-11-29 17:14:51 | エッセイ
illy150


 ブログを書いてるみなさんの大多数は、紅茶派ではなくコーヒー派なのだろうな、という気がしております。時代もあるのだろうけど(80年代は確かに紅茶のほうが飲まれていた)、文作という作業には舌と脳を刺激してくれる苦いコーヒーがうってつけです。
 今日は新しいコーヒーを開けました。イリーの黒ラベル~ダークローストです。初めて飲むのだけど、開封したときに「あっこれは期待出来るぞ」と思わせる自信満々の匂いがたち昇りました。かんなをかけたばかりの木材のような、しっとりと湿った豊熟な匂い。そうしていつもよりやや丁寧に淹れて飲んでみると、これが驚き。何とも懐かしい味と香りがするではありませんか。スターバックスやセガフレードといった昨今のカフェとは違う、正統派喫茶店の味と香りです。勿論素晴らしいものです。
 プルーストは紅茶にマドレーヌを浸して頬張った瞬間、幼い頃の膨大な記憶が甦り、それがあの『失われた時を求めて』を書くきっかけとなったと言われております。僕の場合はそんな大げさなものは出てこないのだけれど、しかしこの味と香りは確かに何年も前に味わっていたものと同質です。当時はイリーのコーヒーショップなんてなかった。オータニのぺしゃわーるか、広尾のアンセーニュか、渋谷の羽冨か。どこか都内の喫茶店の味なのだろうけど、判然としない。いや待てよ、甦ってきたのは味とか店というよりも、その当時の記憶のようだ...。
 日経平均が連日下がり続け、どうやらバブルが弾けてしまったらしいと日本中が元気を失っていた頃。金よりも心が大事という至極当然の風潮が生まれ、『101回目のプロポーズ』というドラマが人気を呼んだ。ジャパンカップでは日本馬が全く人気がなく(もうこの国は何もかもダメなんだ、という雰囲気が信じられないほど濃かった)、ところがトウカイテイオーが奇跡の一着を果たした。多くの観客が日本の再生を信じて、勝ち負けに関係なく感動して泣いてたっけなあ。
 ...と、現在とめどなく様々な情景が甦っております。一体どこで飲んだのか知らん。“失われた時”を探しに、久しぶりにあちこち顔を出してみようか、なんて思わせるこのイリーさん。なかなかあなどれない、いいコーヒーのようです。


青山は銀杏とクリスマス

2004-11-26 14:23:00 | まち歩き
kottoust.280


 南青山はプラダ近くのとあるディスプレイウィンドウ。ケータイカメラで撮影するおしゃれなおじさんをパチリ。


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 青山通り、エイベックスビルのディスプレイ。このツリーは白、紫、青などにゆっくりと色を変えて発光しますです。ここも大賑わい。


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 同日昼、銀杏の黄葉で有名な絵画館前。色づいた部分を撮りましたが、殆どの木はまだまだ元気な緑でっす。ちなみに去年は12月5日でこんな状態。
 クリスマスのディスプレーと紅葉が一緒に楽しめるのがいいなあ。

追:この記事はブログ人『日本応援地図』と、『粋人たちのクリスマス』“我が街のイルミネーションby韓国の香りにトラックバック♪


ぶ~らぶら

2004-11-25 14:00:53 | まち歩き
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 大田区池上のとある家屋。フツーの家なんだけど、こんな立派な時計台がついてまふ。これでアパートだったら“めぞん一刻”だなあ♪

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 池上本門寺の境内にあった桜。おおっこれが噂の狂い咲きか!? と思ったら“十月桜”という品種で、今頃咲くらしいです。七五三の家族連れと、犬を連れた人と、ぶ~らぶら散歩中の大学生。暖かい日差しと桜と紅葉。何だか季節がいつなのか分からなくなったとです。

追:この記事は『がんばらないで、やせよぉ』“十月桜”~にトラックバックでっす♪ 僕よりちゃんとレポートしてありますぞ。


ボジョレーさん

2004-11-24 12:55:03 | 飲んで食べて
villages250


『YUMIKA no 遊ing湯ing』“ボジョレー解禁!”、『篠田耕一のWeblog』“今日は宴会”~にトラックバック。

 昨夜遅くに帰って参りますたっ。みなさまは週末&旗日をどのように過ごされたのでしょうか。わたくしはもう、実にユニークな経験を致しました。それはそれは一言では言い表せない、まさに筆舌に尽くしがたいというやつで...(嘘ですフツーの休日ですた)。
 連休はボジョレーさんで始まりました。我が国でもすっかりこの時期の風物詩として定着したようですね。日本酒の新酒の時期も知らずに「ボジョレー解禁だあ~」なんてやっているのは何だか外国かぶれみたいで結構嫌だったのだけれど、ここ数年は「まあ、いいか...」となるべくクールにさりげなく、しかしその割にはうんと嬉しそうにいただいておりまふ。
 文章を編む者にとって、ワインは欠かせない存在。一本のワインには数十種類の香り成分が含まれているということで、これは酒の中ではダントツです。その複雑深遠な香りを嗅ぎわけ、何とか言葉で表現しようとするからです。
「咲き誇るスミレの華やかで明瞭な香りの奥に、わずかにピリッとした挽きたての胡椒のような味わいもある」
「舌を洗う鮮烈な湧き水のような爽やかさ。しかし時間が経つにつれてじっくりと熟成されたプロシュート様の香りが顔を現すようになる」
 今回のボジョレー・ヴィラージュはというと
「甘酸っぱくていい匂いがしたからどんどん飲めたです。ああうまかった」