お花大好き

四季折々のお花や風景は、心を和ませ
優しい気持ちにさせてくれます
楽しい花散歩や風景記録を綴って行きます。

一条恵観山荘

2019-12-10 | 日本庭園

鎌倉にある一条恵観山荘(いちじょうえかんさんそう)は約370年前の
江戸時代初期に京都西賀茂に建てられ緑の濃淡が幾重にも連なる里山に建つ
一条家別邸の離れでした。
昭和期に鎌倉へと移築され、庭園と共にその雅な建物を今に伝えています。

1) 恵観山荘入口
色あせてはいましたがモミジが迎えてくれました


2) 紅葉が美しい庭 鎌倉一番の日本庭園か?


3) 伝い廊下
長い庇と竹のスダレが吹き抜けにマッチしています(昨年の写真を再掲)


4) 御幸門
天皇様をお迎えするときの門で、高貴な人だけが通る格式の高い門
一般の人も通れました。

この門をくぐると守山石が敷き詰められています

5) 編笠門と紅葉
小さな門は微妙な反り返りがあり、お茶室に入る緊張感がゆるみ
優しく迎えられるように設計されています。


6) 山荘


7) 蹲踞   8) 流れつくばい
モミジのグラデーションの中にカニがいます
蹲踞 流れつくばい 

9) 四阿(あずまや)
誰もいない四阿もおしゃれな佇まい


10) 木々に囲まれた山荘
田舎風茅葺屋根の外観


11) お茶席「時雨」の丸窓
障子が開いている時だけ見られるそうです


< かふぇ楊梅亭(やまももてい > で一休み

12) 人気の抹茶ロールケーキとコーヒーをいただき至福の時間!
甘すぎずお洒落なロールケーキに金粉がのった黒豆もついています


13) 「かふぇ楊梅亭」の床の間に飾ってあった椿


14) 紅葉の小径から「かふぇ楊梅亭」を見上げてみる


15) 紅葉の小径


16) 滑川(鎌倉市を流れる二級河川)
カワセミが棲んでいるようです


庭園には至る所に石が使われています。
江戸時代前期の武将で茶人であった金森重近(しげちか)好みの
枯山水に造園されたそうです。
伺った日(12/4)は山荘見学がありました(事前要予約先着順)

近くには報国寺(竹寺)や浄妙寺がありますので、足を延ばすといいですね
沢山の写真を見ていただき有難うございます。