環境のためにシンプルライフ

　二酸化炭素削減のために環境にやさしい生活スタイルが求められています。コンビニの２４時間営業をどうするかも最近よく取り上げられている話題ですね。コンビニの二酸化炭素排出割合は少ないので営業時間を短縮する必要はないという意見もありますが、私は、２４時間開店型のライフスタイルこそ問題だと思っています。すなわち、深夜型の生活、遅くまでつけているパソコン、テレビ、DVDによる環境への負荷などを総合的に考えるべきです。また、コンビニには必要な都度頻繁に商品の搬入がなされます。いわゆるトヨタのカンバン方式というやり方です。直接のコンビニ開店による電力に係る二酸化炭素発生だけではなく、これによる二酸化炭素発生も考慮する必要があります。これだけ書くと２４時間営業についてどう考えるべきか自ずから明らかでしょう。
　そもそも、便利になりすぎれば、その反面働く人の負担も大きくなります。昔は、正月三が日は店もレストランも閉まっていたものでした。私がかつて滞在していたドイツには、閉店法という法律があります。何と法律で店の開店時間が決められているのです。記憶がおぼろげですが、確か平日は午後８時まで、土曜日は午後４時まで、日曜日は営業禁止だったような気がします。
　店が開いていなければ、それはそれで静かでいいものです。そして、開いている時間に買い物をすればいいだけです。店が開いていない時間は、家族や親しい人との団欒の時間とすればいいのではないでしょうか。
　環境負荷を減らすためには、ライフスタイルの見直しが必要なのは論を待ちません。シンプルライフに戻ろうではありませんか。