畑こうじ情熱ブログ

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環境時代だからこそ分散型国土を

2008年07月12日 09時07分59秒 | Weblog
 私は、環境対策のために分散型国土構造をつくるべきだと考えます。かつて、地方発展や東京過密集中の解消のために国土の均衡ある発展が唱えられていましたが、環境時代の今こそ、分散型国土をつくるべきで、この旗を降ろしてはいけないと考えるのです。
 なぜなら、巨大な大都市は、二酸化炭素排出が大きく国土に負担をかけます。また、地方から多くの人や産物が東京に運ばれる場合の移動に伴う二酸化炭素排出も大きくなります。したがって、これからの環境時代の国土政策は、周辺の農林水産業地域を伴った大きすぎない適正な規模の自律的な都市が国土に分散的に配置されるようにすることなのです。そして、これらの圏域で地産地消を進めていくことなのです。
 効率性や成長率、国際競争だけを考慮に東京優遇を進めるべきだと主張する学者や政治家も多いのですが、環境時代だからこそ、国土に負荷の少ない分散型国土構造を志向すべきなのです。いずれは、経済の評価は、成長率やGNPだけでなくCO2排出量のような環境指標の方が重視される時代がすぐそこまで来ています。