畑こうじ情熱ブログ

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今週久しぶりに国会質問に立ちました

2014年05月23日 17時34分18秒 | Weblog
 今週水曜日、木曜日に農林水産委員会で連日質問に立ちました。連休明け以来初めてで久しぶりの国会質問になりました。農協改革とTPPという最近の農政のトピックについて取り上げました。
 農協改革については、JA全農中央会の組織を、現行の農協法に基づく組織から株式会社にしようとしていることが江藤農水副大臣の答弁から伺えました。分かる人、問題意識がある人が聞けば、この点気付いたはずです。小規模農業者の共同で支え合う組織が組合組織ですが、「株式会社にしたとしても、株式の譲渡制限や株式保有割合を工夫することによって小規模農業者の保護に問題ないようにできる」という答弁でしたが、これを聞いて、「あっ、政府は株式会社化を前提に、その場合の副作用が少なくなるような検討をしているな」と思いました。木曜に、日本農業新聞にこの記事が比較的大きく載りましたが、質問者たる私の名前が載っていなかったのは不満です。通常は、○○議員の質問に○○のような答えがあった、と書くものなのに。
 TPPについては、国会決議にもかかわらず、再生産可能と考えられる範囲内で、関税引き下げについて、率、引き下げ期間、セーフガードの輸入枠設定の組み合わせで、検討していることがうかがえました。これをいわゆる「方程式方式」といいます。結局、関税撤廃さえしなければ、関税引き下げは柔軟に妥協するということです。明確な決議違反です。
 いつのまにかなし崩し的に既成事実ができつつあるのは問題です。

 また、今週は、私の制定した用地取得の特例に係る土地収用法の特例を定めた「東日本大震災復興特別区域法の一部を改正する法律」の運用指針を明確化した通達と、最終的な土地収用に係る不明裁決を柔軟に行うための実務的ガイドラインが国交省から地方公共団体に出されました。私の立法意図、それを基に私が起案して成立した法律の運用に関する委員会決議を忠実に踏まえ具体化した内容です。実は、4月の連休前に法律が成立した際に、直ちに、国交省の担当部局の審議官と課長が、御礼の挨拶を兼ねて飛んできて、「立法意図はよくわかっています。畑議員の意図を踏まえてしっかり運用をしますので、ご安心下さい。信頼して下さい。」とこれまでとはうってかわって低姿勢でしたが、言ったとおりのことをやったということですね。これからも運用をしっかりと見守りたいと思います。