畑こうじ情熱ブログ

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未来の党の顛末

2012年12月29日 09時04分26秒 | Weblog
 未来の党の件については、大変ご心配をおかけしたことお詫びと説明申し上げます。理念、政策は、一致していたのですが、運営方法といった手法で見解の相違があり、分党という形で、いわゆる「円満協議離婚」ということになりました。そして、今後とも、戦うべき相手は、自民党ということで、党は違うものの、連携していくことになりました。一昨日、私自身、両院議員総会の後、飯田哲也代表代行と、握手しつつ、このことを確認しました。

 このようになったのは、公示前に急に「未来の党」への合流を行っため、運営体制の詰め(いい党の運営を行うために、どのような人事にすべきかについて、嘉田代表側と旧生活出身議員側との間で認識の違いがあったこと)ができていなかったことにあると、私は考えます。確かに、時間の制約上、無理がたたったところがあると思います。このタイミングでの合流決定に戸惑った人が多かったのは、事実です。

 ただし、今回、一人勝ちしたとも言える自民党と対峙するためには、小選挙区制を前提とすれば、第3極のみならず、民主も含めて、非自民がまとまらなければならないことは、火を見るより明らかです。自民以外が共に足を引っ張り票が割れては、今回の結果の繰り返しになるでしょう。今回の「未来の党」の試みは、非自民がまとまるための仕掛けの第一歩だという意義があったわけで、この試みが、いったん挫折したことは、とても残念です。

 なお、私自身は、政策的に何らぶれずに、何ら変わらずにやってきていますが、党が短期間でころころ変わることで、ぶれまくっていると思われることは、つらいことです。党は政策実現の手段だというのは、その通りですが、民主主義社会では、世間の受け止めというのも、考慮する必要もあるのかもしれません。二大政党制の一方の側が、ころころ変わるのは、成熟した民主主義の実現、政治の信頼の確保という観点から、いいことではないのは確かという見方もあります。あるべき二大政党制の道を目指して、悪戦苦闘する日々です。本年も大変お世話になりました。