知事選、県議選関係で、候補者の主張で気にかかることがあります。それは、「中央とのねじれを解消する。」とか「与党系知事の方が予算が増える。」という主張です。そもそも、選挙で与党は変わり得ることを捨象した発言であり、自民党政権が永久であることを前提にしているという点でおかしな発言ですが、中央の与党と違うと事実として不利益になるのでしょうか。
いえいえ、基本的にはそのようなことはありません。私は国土交通省の公務員でしたが、そのようなことのみをもって予算配分が変わるということは考えられないと申し上げます。官僚は理屈がつく形で予算配分、補助金配分を行っており、与党系であることのみをもって予算配分を厚くすることはあり得ません。
したがって、予算配分は、単なる与党であるということではなく、いかに役人が予算をつけやすくする理屈や知恵を出して要求できるかがポイントなのです。
そもそも、九州、北陸、四国などが予算配分、補助金配分で優遇されているわけではないことで、先に書いた主張が正しくないことは明らかでしょう。そもそも、九州、四国は高速交通体系では遅れてしまっています。また、岩手県内でも、県北地域は県南と比べて、社会資本整備、工場誘致政策などで優遇されてきたでしょうか。このようなことを考えると、一見正しいようでも、事実は間違っていることがわかります。
結局のところ、問題とすべきは、その政治家の政治力、識見、経験、政策企画力、政策実行力ということになるわけです。
いえいえ、基本的にはそのようなことはありません。私は国土交通省の公務員でしたが、そのようなことのみをもって予算配分が変わるということは考えられないと申し上げます。官僚は理屈がつく形で予算配分、補助金配分を行っており、与党系であることのみをもって予算配分を厚くすることはあり得ません。
したがって、予算配分は、単なる与党であるということではなく、いかに役人が予算をつけやすくする理屈や知恵を出して要求できるかがポイントなのです。
そもそも、九州、北陸、四国などが予算配分、補助金配分で優遇されているわけではないことで、先に書いた主張が正しくないことは明らかでしょう。そもそも、九州、四国は高速交通体系では遅れてしまっています。また、岩手県内でも、県北地域は県南と比べて、社会資本整備、工場誘致政策などで優遇されてきたでしょうか。このようなことを考えると、一見正しいようでも、事実は間違っていることがわかります。
結局のところ、問題とすべきは、その政治家の政治力、識見、経験、政策企画力、政策実行力ということになるわけです。