先日、挨拶回りをしていたら、ある郵便局の配達員と会いました。彼は、郵便物のみならず、スーパーの袋に入った食料品も玄関先に置いているのです。「どうしてこんなことをしているのですか。」と聞いたら、「老人世帯では、買い物が大変なので、よく買い物を頼まれるのですよ。」と言っていました。まさに地域のお助けマンの役割を果たしているのですね。私の選挙区である岩手二区は、過疎地で若い人のいない世帯も多くなっています。老人の方は、町に出るのも大変なのです。昨年は、郵政民営化の議論が沸騰していたのですが、私は、このようなところに、郵便局の今後の役割のヒントがあるような気がします。私が、昨年の選挙でも訴えていたのですが、貯金・保険業務などとは違って、郵便配達業務は、地域の現状にかんがみると、地域の総合行政サービス業務も持つ方向で発展的に改編して、公がきっちりと責任を果たすべきではないでしょうか。財政が厳しく、市町村合併が進められる時代に、行政サービスの質を落とさないための方策として検討の価値があると考えます。