畑こうじ情熱ブログ

あなたがいるから頑張れる。わたしの熱い想いを感じてください。

参議院議員選挙の評価

2016年07月12日 19時31分14秒 | Weblog
 参議院議員岩手選挙区では、木戸口英司さんが当選しました。おめでとうございます。短期間の戦いで県北沿岸部での知名度も低かったのですが、最後には岩手2区でも自民候補とほぼ互角の得票となって次の衆議院議員選挙につながる結果になったと思います。2区内でマイクを取り、集会もともに行った効果がありました。支持者からは、当初、「おまえが参議院に出れば良かった。」と言われることも多かったのですが、私は、「いろいろ思いはあるでしょうが、私は衆議院2区の民進党公認の野党統一、木戸口さんは参議院の野党統一候補と穏当な結果になったと思います。木戸口さんは昭和38年8月生まれ、昭和38年9月生まれの私と全くの同年代、花の38組として、木戸口さんが国会に行った後、衆議院議員として国政で連携して頑張っていきたいと思います、と訴えてまいりました。」。選挙後は、多くの支持者の方から、「参議院議員選挙の結果は良かったね。次はおまえの番だ。この調子で次は行ける。頑張ろう。」と電話をいただきました。2区内の得票は、木戸口さんは65882票、自民党候補の田中さんは69598票です。

 朝日新聞の岩手版では、「衆院2区エリアでは、次期衆院選で民進党公認が決まっている畑浩治氏が票を掘り起こし、分厚い自民票を切り崩して田中氏と互角に近い票差に詰め寄った。」との評価が書かれていました。昨日は、階猛県連幹事長(衆議院議員)からねぎらいの電話があり、「2区は事前の情勢、当初の世論調査では、厳しいと見られていましたが、良く互角まで持っていきましたね。」と言われました。久慈市、九戸村では勝ち、軽米町では負けたもののわずか3票差、滝沢市では約2500票差の勝利、雫石町では約1000票差の勝利でした。負けたところも、大票田で自民の強い宮古市で約2000票差(前回の私の衆議院選挙では、約5000票差で負けました。)まで差を縮め、二戸市で約300票差、一戸町で約100票差と、次の衆議院選挙に向けての展望が見える結果となりました。

 比例についても、自民には及ばないものの、民進党として公認候補を持たず、主導して擁立した候補もいないという、活動が限られる中で前回の県内得票率14.4%大幅に上回る得票率になりました。自民党が34.9%、民進党は22.4%、生活の党と山本太郎となかまたちが7.4%、社民党が5.3%、共産党が11.2%、公明党が8.2%です。2区でも、民進党が19.7%で、私が2区総支部長に決定してから1ヶ月くらいしか経ちませんが、約20%という数字をたたき出しました。

 一つだけ残念なことは、岩手4区に岩手の約半分の国会議員がいる反面、宮古、滝沢、雫石より北の2区エリアの出身の国会議員がいないことです。これを何とかしなければなりません。いずれにしても、次の衆議院議員選挙が選挙区、比例とも楽しみです。

久慈の先輩衆議院議員小田為綱氏の先見的な憲法観

2016年06月29日 09時22分49秒 | Weblog
 昨日のIBC(岩手放送)で午後6時30分くらいから、参議院議員選挙の論点の一環として憲法を取り上げていました。明治時代の久慈出身の衆議院議員であった小田為綱氏について取り上げていました。日本国憲法を政府が作ろうとしている時に、民間からも憲法起草ブームとも言うべき創憲運動が日本全体を覆い、この時期に作られた私擬憲法草案は、40とも50とも言われているようです。

 小田為綱氏の草案として以下の2点の内容のすばらしさが取り上げられていました。
○「天皇が法を破り罪を犯した場合には廃帝(退位)する」旨の規定があること。すなわち、小田為綱は立憲主義に基づいた憲法を起案していることにな ります。
  安倍総理は、私との衆議院予算委員会での議論の際に、「憲法は権力を縛るというのは古い考えだ。」と言って、立憲主義に縛られない旨発言 しま したが、安倍さんに小田為綱の爪のあかを煎じて飲ませたいですね。憲法を改正するかどうか、その場合どこを改正するかについては、いろいろな 考 えがあることは事実ですが、立憲主義をないがしろにして日本国憲法の基本理念をふみにじる安倍総理の考え及び自民党の憲法草案は論外です。この  点でまとまった野党の共闘はみじんも揺らぎません。
○「皇帝は陸海軍及国民軍を統轄し、其軍制及用兵行軍は両院の議決に拠りて之を進退す」という規定があること。軍隊を動かすときには議会の承認が必 要という規定です。まさにシビリアンコントロールの規定です。大日本国憲法で統帥権を独立させ戦火を軍部主導で拡大していった昭和軍国主義の台頭 を見抜いていたとも言える慧眼です。
  城山三郎氏の「落日燃ゆ」は、東京裁判で文官として唯一人A級戦犯として絞首刑になった元総理の広田弘毅の生涯を書いた著書ですが、「広田は、 この戦争の何よりの責任者は、個人よりも統帥権の独立を許した構造そのものにあるととして、「長州のつくった憲法が日本を滅ぼすことになる」と危 惧していたが、そのとおりになった。」旨の記述がありますが、山口選出の安倍さんにより、立憲主義を踏みにじり権力が勝手なことをやれるという誤 りを再び犯すことにならなければ良いと思います。歴史とは皮肉なものですね。

着々と進展中

2016年06月05日 09時54分50秒 | Weblog
昨日、民進党岩手県連の常任幹事会に初参加しました。民進党岩手県第2区総支部長となったところですが、併せて民進党岩手県連参与ということで、常任幹事会メンバーとなりました。また、昨日は共産党岩手県委員会と政策協定を締結し、これを以て推薦決定となりました。生活の党とは既に政策協定を締結しております。県連において昨日、参議院議員岩手選挙区の木戸口さんを県連が推薦決定、党本部に上申することが決定されたので、生活の党からの推薦も、相互に推薦し合うという前提から、当然いただけるものと理解しています。社民党に対しても政策協定及び推薦依頼を進めているところでそれほど遠くない時期に推薦が得られるものと理解しています。衆議院岩手2区においても、野党共闘の構築が着々と進んでいるところです。なお、衆議院においては、野党共闘の枠組みが整ったのは、岩手2区が全国初です。

さて、安倍総理は、消費税再増税延期については、経済政策の失敗ではなく、世界的な経済要因によるものであり、このままでは、リーマンショック級の問題が起こることを理由としていましたが、そのようなことは、政府の発表したデータからも妥当しません。5月に内閣府から2016年1月~3月期四半期別GDP速報値が出ましたが、それによると、名目のGDP成長率はプラスに転じ0.5%ですが、内需が-0.2%、輸出(外需)が0.7%であり、国内の不振を外国経済に助けてもらっていることか読み取れます。であれば、安倍さんの説明は成り立ちません。

衆議院議員時代に、アベノミクスは誤っていると盛んに国会で議論しました。結果は、私の言った通りになったわけですが、早く国会に戻り、このような議論を再び行いたいものだとやきもきしているところです。アベノミクスは、都合の良いデータの取り方で成果を強弁していますが、データの取り方により、失敗であることも明らかです。今後、データに基づいた本来の議論もしていきたいと思います。

民進党公認が内定しました。

2016年05月25日 15時22分56秒 | Weblog
 参議院議員選挙の野党統一候補をめぐる四党の協議で、私は、衆議院岩手2区の民進党公認の野党統一候補という合意がなされました。この合意を踏まえ、昨日、民進党の党本部の常任幹事会で、公認が内定となりました。

 本日は、民進党の公認内定を踏まえ、四党協議を行っていただいた社民党、生活の党、共産党に挨拶回りを行いました。各党から暖かく迎えていただきました。今の政治ではダメなんだという人々との連携により、あるべき政治をつくるために働くことで、皆様にご恩返しをしたいと思います。また、私自身も微力ながら野党結集のために尽力させていただきたいと思います。

 解散総選挙は、総理大臣の専権なので、私にはやるのかどうかわかりませんが、あるという前提に立ってしっかり準備していくのが、候補者としての当然の務めだと思っています。皆様の引き続きのご指導、ご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。

参議院議員選挙について

2016年05月08日 19時09分33秒 | Weblog
 民進党岩手県連より、参議院議員選挙岩手選挙区の野党統一候補の各党の協議の場に、私を推挙したいとの連絡をいただきました。私は、野党統一候補選定の場にノミネートされることを謹んでお受けします、とお答えしました。今後、四党の野党協議の場で議論決定されることで、性格上、私からはこれ以上のコメントは差し控えたいと思います。

 私を推挙する決定に至った民進党岩手県連の私に対する過分の評価(「政治経験が豊富で、政策に精通し、東日本大震災からの復旧、復興に尽力した実績を高く評価」)は心からありがたいと思いますし、光栄に思います。

 仮に決定された場合には、私の考えを述べさせていただきたいと思います。

熊本地震で被災された皆様にお見舞い申し上げます。

2016年04月18日 09時02分29秒 | Weblog
 このたびの熊本地震で亡くなられた方に心よりお悔やみ申し上げますととともに、被災された方にお見舞い申し上げる次第です。東日本大震災を経験した私たちとしては、九州の皆様の大変さが我がことのように感じられます。

 特に心配なのは、食料や物資が被災された方々にうまく届かなかったり、ガソリンスタンドがうまく機能していなかったり、避難所ではなく屋外や車で過ごされている方が多いようなところです。東日本大震災の教訓が活かされていないような危惧を、私は持っています。もちろん、震災直後は大変な混乱の中であり、スムーズにことを運ぶのは難しいし、物資があっても、それを適切に振り分けて適切にコントロールすることが難しいのは事実です。

 東日本大震災の時にも、滝沢のアピという大変広いコンベンションホールを物資の一次集積所にしましたが、そこから避難所等に適切に届けるための指揮系統が不十分で、人手不足もあり、うまく物資が運べなかったという反省点があります。一次集積所の指揮命令系統と必要なスタッフを整備することが何より大切です。それとともに、指揮命令系統がうまく機能しない場合に、避難所にどのようにプッシユ型の自発的な物資運搬ができるかを考えるべきです。

 少しでも早く被災された方々の生活の安定が取り戻されることをお祈りしております。

大震災から5年

2016年03月12日 17時26分21秒 | Weblog


 昨日は、大震災から5年でした。私は、久慈市の復興祈念式典に参列し、夜は、久慈市ケルンの会という石積みの顕彰碑をつくり震災を忘れない、語り継ぐための活動をしているNPO法人主催のキャンドルナイトに参加しました。あれから5年です。被災された方の大変さはいかばかりだったでしょうか。被災された方に聞いても、5年前は遠い過去のようでもあり、つい昨日のことのようでもあるという複雑な気持ちのようです。それほど未曾有の災害だったということなのでしょう。

 私自身も、衆議院議員として、当初は、物資運びのボランティア、避難所回りのご用聞き、党の仮設住宅建設促進チーム事務局長として仮設住宅整備の促進、国交省出身の経験と人脈を活かしての三陸沿岸道路整備の道筋をつけたこと、その後、用地取得促進のための復興特区法改正案の立案と成立などを行ってまいりましたが、今に至るまで、その段階毎に課題が発生してくるという状況です。まさに千年に一度の未曾有の災害だからなのでしょう。

 これからは、人口減少時代にいかに東北のなりわいと地域のコミュニティーの再生、発展を図っていくかという難しい課題が大きく横たわっています。

 住宅整備はある程度進んできたと言われていますが、実は跡地の土地利用があいまいであったり、その部分の土地造成が遅れていたりすることにより、せっかく、雇用創出立地関係の補助金を受給した企業が、自らの責任によらずに、補助金による雇用を増やすことができずに、補助金を返却せざるを得ない状況も発生しています。産業、生業の再生にまだまだ問題がありそうです。

 私自身は、第一次産業やそれによる食品加工産業の立地、インバウンド(海外からの観光客の誘致)や、その観光客が、琥珀や漆、南部鉄器などの日本的な製品に目を向けるような仕組みに東北再生のヒントがあるような気がしています。

 改めて、私が政治の世界に入った原点の思いに立ち戻っているところです。

短角牛の支援策結実

2016年02月29日 19時31分23秒 | Weblog
 先程、私のかつての秘書だった人から電話がありました。岩泉の短角農家と親しい町議さんから連絡があり、「短角牛の支援策ができて(いわゆるマルキンという牛肉の価格低下に対する補填策を短角牛に発動しやすく改正するものと思われます。)、岩手の短角牛だけが対象となった。ありがたい。これまでの働きかけに深く感謝します。」ということだそうです。私が現職時代、何回も何回も農林水産委員会で議論し働きかけたことを知っていてくれての電話でした。今は現職ではありませんが、現職時代の仕事の成果がまた一つ結実したわけです。

 今後はTPPで、日本の農業、特にも和牛としてブランド化されている黒毛和牛とは別の赤牛である短角牛は、その経営が厳しくなることが想定されます。この支援策は、その対策という意味があるのでしょう。だからこれでオーケーというのではなく、販路拡大支援などももっとやっていく必要があります。引き続きこの分野でも政策立案、実現を頑張ってまいります。

 さて、民主と維新の合体・新党に向けて動きが進んだ先週でした。これまで野党結集の動きを見つつ今後の政治的方向を考えたいと言ってきた私としては、新党結成は、野党結集の大きな歩みとして大いに評価できると思っています。そして、野党結集の一環としてこの動きを歓迎したいと思います。民主と維新が、さまざまな困難を乗り越えてここまでこぎつけたのですから。今後は、野党結集が必要と考える多くの人々の結集につながることを期待します。

政府機関の地方移転にもの申す

2016年02月02日 13時43分44秒 | Weblog
 平成28年になっての初めてのブログ更新です。本年もよろしくお願いいたします。日常の活動は頻繁にフェイスブックで行っています。皆さんからは、活動を活発に頑張っているね、と暖かい言葉をいただいています。国政復帰には、自分自身の力をつけることが大前提です。そのような思いの中で、挨拶回りや会合への参加を行っています。

 さて、政府機関の地方移転が検討されていますが、私は妙に感じることがあります。それは、東日本大震災の被災県である、福島、宮城、岩手への政府機関の移転の議論が全くなされていないことです。地方創生のシンボルは被災地の復興なはずです。安倍政権の東日本大震災の復興に対する思いは、この程度だと伺われます。どの県に持ってきてもいいのです。一つでもいいのです。被災地選出の国会議員(特に与党議員)も何も発信している様子はありません。このような場合にこそ、発信力、政策実現力が問われるのにです。
 実は、このことは、1月に東京で、国交省時代の元の上司(本省の某局長を退官されました。)と新年会で意見交換をしていたら、彼の方からもそのような意見が出たものです。現内閣は、政局の進め方については舌を巻くほどのうまさを感じますが、政策展開については、そのセンスを疑うことが多いです。 今、国会にいない内心忸怩たる思いをこのような点でも感じているところです。
 2月半ばには、観光庁の課長らと、インバウンド(外国人旅行者の国内旅行)を活用とした地域活性化施策について、最新の施策について意見交換を行う予定です。
 国会に復帰したら、すぐにでも仕事をする自信はありますが、選挙は自分の力だけではどうしようもありません。そう思いながら、活動をしている日々です。

政治資金について

2015年12月20日 16時29分34秒 | Weblog
 忘年会シーズンですが、ありがたいことに現職の時と同様に、あるいは、それ以上に忘年会にお誘いいただいています。先週は、久慈市議会の一年生議員の皆様と意見交換をしつつ一献を傾けさせていただきました。皆さんとも、秋からの市議会での論客ぶりと的確な問題意識は既に高い評価を得ています。いい意味で議会に慣れないで、新鮮な問題意識を持ち続けていただきたいと思います。

 さて、その中で、政治資金のあり方についておもしろい意見を聞きました。今、一強多弱の政治状況です。多くの議席を持っている与党が政党交付金を多く得るだけでなく、企業献金などの民間からの資金も得られる状況を見ていると、資金面でも一強多弱となっているわけです。これは民主主義の運営上バランスの良いものではありません。彼らは、企業献金を得たらその分政党交付金を減らすべきだという意見を言っていました。年金は、働いていると減額されますし、失業手当も働けば当然満額もらえません。それと同じ事ではないかと言うのです。なるほどと思いました。企業献金をダメだと言うのではなく、このようなやり方でバランスをとっていくことも考えるべきかもしれません。彼らのフレッシュな発想に脱帽です。