労災認定されていますので、報道にあるような学校側の対応は当然のことですが、
「紛争の長期化を避けるために認諾した」としたものの、退職強要の慰謝料など約3600万円の
損害賠償、退職扱い後の賃金支払いの請求については引き続き、争う姿勢とあるのは、理解に苦しみます。
記事にはない事情があるのですね。
研修で「腐ったミカン」と退職迫った追手門学院、元職員の地位確認受け入れ
2023/06/18 読売
学校法人「追手門学院」の職員研修で「腐ったミカン」と言われて退職を迫られたなどとして、
元職員の男性ら3人が学院側に損害賠償などを求めた訴訟で、学院側は15日、地裁の非公開手続きで、
2人の地位確認請求を受け入れる「認諾」をした。もう1人についても4月に認諾しており、
原告全員の職員の身分が確認された。
訴えによると、3人は40~50歳代。2016年の研修で外部講師から
「あなたのような腐ったミカンは置いてはおけない」と退職を求められ、学院幹部からも退職を迫られ、
うつ病を発症して休職。それぞれ20、21年に退職扱いとされ、22、23年に労災認定を受けた。
学院側は書面で「紛争の長期化を避けるために認諾した」と説明。退職強要の慰謝料など約3600万円の
損害賠償、退職扱い後の賃金支払いの請求については引き続き、争う姿勢を示している。
「腐ったミカン」退職迫られた元職員 学校法人が復職請求受け入れ
毎日新聞 2023/6/15
学校法人「追手門学院」(大阪市)の研修で外部講師から「腐ったミカン」などと言われたことで
うつ病を発症したとして労災認定を受けた40~50代の元職員3人が、法人から退職を強要されたとして、
今も職員の地位にあることの確認を求めた大阪地裁の訴訟で、
法人側は15日までに請求を受け入れる「認諾」の手続きを取った。
原告3人は2020年8月~21年7月に退職扱いとされていた。認諾によって復職となったが、
うつ病の療養のため休職を続けるという。