毎日のウォーキング4000歩と速歩5分でうつ病予防ができます。
青柳幸利氏の研究によるエビデンスです。
青柳先生は、群馬県中之条町で65歳以上の高齢者を対象に15年間調査し、
運動、身体活動、食生活、睡眠時間、労働時間、病気の有無、体調などを調査し、
さらに機器を使ってその中の500人の平均歩数(1日)と中強度の活動(速歩き)の時間と発病・有病の関係を調べ、
上述のような結論を得たそうです。
1日あたりの「歩数」と「中強度の活動(速歩き)時間」と「予防(改善)できる病気・病態」
歩数 2000歩 速歩き時間 0分 ねたきり
4000歩 5分 うつ病
5000歩 7.5分 要支援・要介護、認知症(血管症認知症、アルツハイマー症)、
心疾患(狭心症、心筋梗塞)、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)
7000歩 15分 がん(結腸がん、直腸がん、肺がん、乳がん、子宮内膜がん)、動脈硬化、骨粗しょう症、骨折
7500歩 17.5分 筋減少症、体力の低下(特に75歳以上の下肢筋力や歩行速度)
8000歩 20分 高血圧症、糖尿病、脂質異常症、メタボリックシンドローム(75歳以上の場合)
9000歩 25分 高血圧(正常高値血圧)、高血糖
10000歩 30分 メタボリックシンドローム(75歳以下の場合)
12000歩 40分 肥満
青柳幸利氏
東京都健康長寿医療センター研究所 運動科学研究室長。医学博士。
群馬県中之条町生まれ。筑波大学卒業。カナダのトロント大学大学院医学系研究科博士課程修了。
著書『やってはいけないウオーキング』(SB新書)が3カ月で7万部を超えるベストセラーに。「