中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

「マルハラ」や「既読スルー」

2024年06月14日 | 情報
◎いま話題の「マルハラ」は、小職にはよく理解できる現象です。
小職は、以前より句点の「目障りさ」を気にしていました。
因みに、過去にPCメールの保存資料を確認してみましたが、
下記の通り、すでに4年前より、PCメールでは句点の使用をやめていました。
時代の空気を先取りしていますね、自慢です。
ただし、ブログの文章からは、句点を省くのは問題があると認識していますので、これからも句点は使用するつもりです。

(参考)小職の過去のPCメール文例を掘り起こしてみると、句点を省いています。

・2020/09/05 9:14
会員各位
お世話になります
参考情報です 

◎以下、社労士の機関誌より引用です。

明星大学心理学部 教授 藤井 靖氏(臨床心理士、公認心理師)
「マルハラ」や「既読スルー」に象徴される世代間コミュニケーション不全の現状と課題

〇若者の文字文化は技術の進化や新サービスの登場と共に常に変化しており、コミュニケーションの手段やスタイルの変化に反映されています。
その中では、「効率性」、「表現力」、「創造性」が重要な要素となっています。

世代間のギャップを解消するためには、相互理解と柔軟性が重要です。

〇「メール」や「メッセージ」に対する認識の違いが浮き彫りになっています。
それは、対面のコミュニケーションの延長として考えているか、
それともオンライン上のコミュニケーションはそれならではの文化や認識があるという考え方か、
そのどちらかによって変わってくるでしょう。

〇「やり取り上、本質的ではないものは省いてしまおう」と考えるのが、現代のタイパ主義です。

〇コミュニケーションを豊かにしたい→「そうだ!コロナも終わったから飲み会だ」は違う。
基本的に、対人コミュニケーションの司令塔である前頭前野がアルコールによって機能が低下している状態で
配慮の効いたコミュニケーションなど取れるはずもないのです。

〇特に、年少者では、健康志向や「あえて飲酒をしない」ライフスタイルである
「ソバーキュリアス(Sober Curious)によるアルコール離れが進んでいます。

〇アフターコロナの価値観と職場の組織心理マネジメントの観点に立てば、
「よい飲み会の開き方」とは、
・参加は任意であることを徹底する(欠席者が申し出るのではなく、出席者が申し出る形で出欠をとる)
・目的を明確にする(親睦などというふわっとした目的ではなく、「普段話さない人と話す」等)
・部下が行きたい店に行く
・時間は2時間以内厳守
をなるべくすべて満たしたほうがよい。

〇世代間コミュニケーションや価値観のギャップを埋めるのは、業務時間内での工夫や配慮です。

〇世代間、部署間と属性の違いに起因して、齟齬が生じた場合、
・違和感のあるコミュニケーションにはそれぞれ何らかの意図や背景があるので、相互理解と相互に尊重しようとするスタンスが必要。
・コミュニケーションの趣旨や意義を踏まえて、機能的分化を図っていくことが求められる。
・そのための、新しい職場のコミュニケーション文化を創り、促進していくためのリーダーシップは欠かせません。
枠組みは、トップダウンで決めたほうがよいでしょう。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 出勤とテレワーク 繰り返す... | トップ | (プラス情報)発達障害の人材 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

情報」カテゴリの最新記事