熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

傘寿を越えると病気の心配

2024年05月30日 | 健康
   先日、東京の如水会館で、会社の同期の同窓会があったので出かけた。
   歩くのが少し苦痛になってきたので逡巡したのだが、茅ヶ崎から東京上野ラインで大船経由で東京に向かう友が2人いたので、東京駅からタクシーで行くなど便乗することにした。
   別にこのルートで行けば、一人でも問題ないのだが、前には、JRで横浜まで出て東横線で渋谷まで出てメトロで神保町に向かって、浄水会館まで歩いていた。元気なときのルートで何の不安もない。しんどいだけである。

   さて、元々関西ベースの会社で東京に本社を移したので、OBは、東西半々、
   今回は、事務系の関東だけで、一寸少なくて9人集まったのだが、元気なのは同期生の5割方なので、歩留まりは良い方である。
   中には、毎日のようにテニスをやったりゴルフ三昧に明け暮れていると言う元気な御仁もいるが、見かけは平常でも、各自、体の話になると、ポロポロ、ホコリが飛び出てくる。
   病院をハシゴしている友人もいるのだが、見かけは病気持ちだとは全く思えないのが不思議である。
   保険会社の話によると、80代の半分はその心配があると言う認知症の気が誰にもないのは、集まりに出てこれる証拠であろう。

   東大の高齢社会研究機構の秋山弘子教授の研究では、日本男性の老年について、
   約2割の人が、70歳を迎える前の段階から寝たきりになり、その状態を10年ぐらい過ごしていると言うこと、大半の人が、70歳を超え始めたところから徐々に歩けなくなると言うこと、そして、80を過ぎても元気に働ける人は、1割程度しかいない、と言うことである。
   とすると、我々の健康歩留まりは格段に高いので、どう解釈すれば良いのか。

   仕事は楽だったとも思えない。戦乱の最中のバングラデシュで消息不明になったりインドネシアのジャングルの過酷な現場で働いていたK君など、老年テニスのチャンピオンだと言うから、何が元気の元だか分からない。
   サウジアラビアやタイにも長かった慶応ボーイも溌剌として往時を語っている。
   私など、欧米が多いと言っても、東南アジアの未開地や中南米の良く分からない国なども含めて色々な国の水を飲んできた所為か、腎臓結石に泣き、結石の詰まった胆嚢を全摘するなど、よく、世界のどこかで倒れなかったなと述懐することがある。若かったから、痛みや苦しみに耐え抜きながら異境の地で頑張れたのだと思っている。
   結局、人それぞれの持って生まれた運というか運命のような気がしている。
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