熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

夏ミカン・マーマレードを作る

2022年03月09日 | 健康
   今年は、夏ミカンの裏年で、いつもなら、何十個もたわわに実がつくのだが、大きな木に、10数個しかついていない。
   しかし、数が少ない所為か、大きな立派な夏ミカンなので、そのままにしておくのも勿体ないので、マーマレードを作ってみようと思った。
   梅とキウイのジャムづくりで慣れているので、マーマレードも同じであろうと、やることにしたのである。

   800㌘のジャムの瓶にと思って、とりあえず、大きな夏ミカンを二つ選んで、作業に入った。 
   いつものように、インターネットを叩いてレシペや作り方の動画をいくらか見て、自分のやりやすい方法を編み出してやるのが私の手法である。

   まず、大変なのは、夏ミカンの皮の処理である。この皮の一寸歯ごたえのあるシャキシャキ感が、マーマレードの命である。
   夏ミカンを綺麗にあらって、包丁で、皮に8等分くらいの輪切りに切り口をつけて皮を剥く。
   目の形になった皮に横から包丁を入れて、2枚に切り離して、白い綿の方は捨てて、皮の部分を残す。
   皮の方を、細かく千切りにする。
   水の入ったボウルで手洗いして、綺麗な水に一晩寝かせる。
   翌日、千切りにした皮を煮沸して、吹きこぼれる瞬間に差し水をして、これを2~3回繰り返して、適度に煮込む。
   綺麗な水に付けて揉み洗いして、苦みを抜く。
   水に浸かっていた皮を揉み洗いして苦みを抜いて搾って鍋に入れて、それに、別に皮を剥いて綺麗に取りだしておいた夏ミカンの実を加える。実は、少し切り刻んで小さくしておくと良い。
   この皮と実をあわせた重量の8割程度の砂糖を用意する。
   皮と実を入れた鍋に、カップ1杯の水を加えて、煮込む。
   私は、最初は中火で少しグツグツする程度に煮込み、アクを取りながら10分ほどしてから、砂糖の3分の1を加えて混ぜながら煮続ける。
   この間に、一緒に煮込んでいた種を丁寧に取り出す。
   更に10分煮て3分の1の砂糖を加え、これをもう一度繰えして砂糖を全部入れて煮続ける。この間、少しずつ火力を抑える。
   飴色の綺麗なジャム状になり、とろりとした段階で火を止めて出来上がり。この辺りは、経験というか阿吽の呼吸である。
   熱いまま、ジャム瓶に移して蓋をしっかり閉めて冷めるのを待つ。

   多少、皮の部分が、煮込みが不足したのか、固い感じだったが、食感が味わえる分、まずまずであった。
   もう一つ、気を使ったのは、砂糖の量をセーブしたことである。市販のジャムは、相対的に砂糖気が多くて甘いのだが、やや甘さを抑えて、果実自体の固有の味を残した方が良いことは、梅やキウイのジャムづくりで経験している。
   コロナでの巣籠もり生活の影響でもないが、昨夏から、梅とキウイのジャム作りを始めたので、最近は、ブルーベリージャムを含めて、市販のジャムを買うことが少なくなった。
   良いのか悪いのか、しかし、自分で思い通りにジャムを作って食するのも悪くはない。
   
   
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