熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

海外の友にクリスマスカードを?

2023年12月24日 | 生活随想・趣味
   ブラジルやヨーロッパに赴任していたときには、確か、会社関係や取引関係などに、12月には、クリスマスカードを送っていたと思うが、秘書任せであったので良く覚えていない。
   しかし、帰国してからは、親しいイギリスやオランダの知人友人たちに、クリスマスカードを送るのに、一寸戸惑った。と言うのは、必ずしもキリスト教徒でもないかも知れない、例えば、ユダヤ人だったら、クリスマスカードを送って良いのかと言うことである。

   宗教は、誰にとっても微妙な問題なので、長く親しく付き合っていても、聞けないのでよく知らない。
   結局、外国の友には、クリスマスカードではなくて、シーズンズ・グリーティング・カードを送っている。
   Season's greetings and best wishes for the New Year. と言った調子である。

   ところが、日本では、何処へでもクリスマスカードを出せば良いと思っているのか、気の利いたカードなどの販売店でも、殆どクリスマスカードばかりで、グリーティングカードを探すのが大変で、結局、選択肢の多いAmazonから選んだ。
   これまでは、歌舞伎座や能楽堂などで、白紙のみのグリーティングカードを買って、挨拶文を書き込んで送っていたのだが、マンネリ気味になったので、毎年新しいものを探している。

   今年変ったのは、コロナ騒ぎで何年間も郵便を送れなかったブラジルが、やっと、普通便を解禁したので、友人に年賀状を送った。
   今年も、無事に年賀状を投函したので、ホッとしている。

   ロンドンの事務所では、秘書が、事務所に紐を張って、送られてきたクリスマスカードを旗竿のように掛けて飾っていたが、友人の家でも、リビングに同じように旗竿を作っていたので、これが習慣なのであろう。
   日本では、虚礼廃止だとか電子メールで転換だとかと言って年賀状が、どんどん、減っているのだが、イギリスでは、このクリスマスカードの旗竿がクリスマスの良き風習ならば、廃れることはないであろう。

   昨日、千玄室さんの日本の伝統の大切さの講演に触れたが、私のような古い人間にとっては、この年賀状は、長く育んできた知人友人とのほのぼのとした温かみのある触れ合いであって、大変貴重なものなのである。
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