熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

大阪と東京の観劇はしご・・・大雪異変

2018年01月22日 | 生活随想・趣味
   21日の朝大阪に行って、一日中国立文楽劇場で文楽を鑑賞し、翌日朝東京に帰って国立劇場で歌舞伎を観た。
   どうしても、大阪の文楽を観たかったのだが、この日しか日にちが取れず、その翌日に、国立劇場の予約をしていたので、期せずして、このように詰まったスケジュールになったのである。
   ところが、困ったのは、天気予報では、22日に、全国的な大寒波と大雪が予想されて、鉄道などが大混乱しそうだと言うことである。

   関東での大雪は、22日の昼頃からであり、大阪からの飛行機は8時半なので、とにかく、予定通り決行して、東京での正午から4時過ぎまでの歌舞伎鑑賞を調整することにした。
   結局、やってみて大過なく終わったのだが、やはり、帰宅途次の交通の大混乱に巻き込まれて、帰りつくのに苦労した。
   メトロで永田町から南北線で乗りついで東急東横線で横浜に出て、横浜からJRで、大船に向かったのだが、すし詰めのノロノロ運転の列車で、難行苦行、
   随分遅れて、大船について、長い間待てど暮らせどバスは来ず、幸い、空中を懸垂車両で走るモノレールが走っていたので、これに乗り換えて、大分長い道を、バージンスノーを踏み分けて寒さに堪えて帰り着いた。
   モノレール駅から自宅までは、かなり、傾斜のきつい坂道を登って行かなければならなかったので、まだ、路面が凍結しておらず、雪を踏み込むだけで良かったので、幸いしたのだが、私の場合には、モノレールがあったので良かったのだが、
   大船駅のタクシー乗り場では長蛇の列であったが、バスも運休しているとなると、タクシーは走れるのであろうか。

   さて、21日には、7時半のJALで伊丹に向かったのだが、良い天気で、東京の上空遠くに富士山が見え始めた。
   横浜の街やクリアな富士山も眼下に収めることが出て、赤石山脈の雪山の稜線も良く見えた。
   
   
   
   

   大阪へは早く着き、リムジンバスで、なんばに出たのだが、11時の開演前までには大分時間があったので、千日前と道頓堀、黒門市場経由で、日本橋の国立文楽劇場に向かった。
   千日前の吉本のなんば花月は、まずまずの賑わいで、この街の派手派手な看板やデコレーションの乱舞の中で、目立つのはたこ焼き屋と遊技場(パチンコ屋)、
   良く分からないが、中国のどこかの風景のようで、全く国籍不明であり、早朝から、大声を張り上げて、呼び込みをしており、正に生きている。
   
   
   

   法善寺横丁、道頓堀、松竹座、黒門市場
   とにかく、ここ界隈は、客の大半は、中国人の雰囲気である。
   オフィスビル前で屯するビジネスマンが中国人がかなりいて、黒門市場の店員の中にも中国人が多いことを考えると、ビジネスあたりも資本その他中国化しているような気がしている。
   
   
   
   
   

   国立文楽劇場の公演は、次の通り。
   これまでもそうだが、襲名披露公演や特別なプログラムを組まれた公演などの時には、やはり、文楽の本拠地大阪で聴く観るべきであると思っているので、大体、大阪のこの日本橋の劇場に来ている。

   初春文楽公演
   第1部 午前11時開演 
       花競四季寿 万才・鷺娘
       平家女護島 鬼界が島の段
       八代目竹本綱太夫 五十回忌追善
       豊竹咲甫太夫改め 六代目竹本織太夫 襲名披露口上
       追善/襲名披露 狂言
       摂州合邦辻 合邦住家の段
   第2部 午後4時開演
       南都二月堂
       良弁杉由来 志賀の里の段/桜の宮物狂いの段/東大寺の段/二月堂の段
   傾城恋飛脚 新口村の段

   今回は、襲名披露狂言もそうだが、私は、特に、「平家女護島 鬼界が島の段」と「南都二月堂 良弁杉由来」に期待して出かけた。
   
   

   ところで、22日朝のJALは、寒波と大雪の前の空模様なので、かなり、揺れたが問題なく、定刻に羽田についた。
   すこし、国立劇場には早く着いたが、途中で買った弁当をゆっくりと頂く時間があった。
   歌舞伎は、「通し狂言 世界花小栗判官」
   面白かったが、印象記は、後日とする。
   
   
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