goo blog サービス終了のお知らせ 

熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

秋の鎌倉便り・・・円覚寺

2015年12月07日 | 鎌倉・湘南日記
   かなり温かくて天気も良かったので、北鎌倉に行こうと思って出かけた。
   豪快な紅葉を見たかったので、やはり、境内が広くて空間の豊かな寺院と言えば、円覚寺と大覚寺である。
   まず、北鎌倉で下りると、すぐ隣接しているのが円覚寺なのだが、総門の前の紅葉が真っ赤に色付いていて、正に、秋たけなわであり、観光客で賑わっている。
   丁度、午後の明るい陽を浴びているので、逆光に映えると鮮やかにきらめく。
   
   
   
   
   
   

   総門をくぐって境内に入ると、巨大なもみじの大木が色付いていて秋を感じさせるが、広い空間なので、彩りを添える程度である。
   右手の鐘楼へ向かう参道の入り口の大銀杏が、真っ黄色に輝いていた。
   
   
   

   その銀杏を右に見て参道を上がり、右手の急な石段を上ると、国宝の鐘楼に達し、その横に、弁天堂があって、展望台には茶店があるのだが、開かれておらず閑散としていた。
   ここからは、富士山が遠望できるのだが、この日は、霞んでいて見えなかった。
   横須賀線の谷間を隔てて、向こうの山の麓の東慶寺が良く見えるので、私は、この展望が好きである。
   銀杏などの紅葉が良く見えて、山の木々の光のコントラストが美しい。
   
   
   
   
   

   このお寺では、まず、豪壮な山門が威容を誇っているのだが、その後の仏殿は、昭和の再建とかで、内部は非常にオープンで明るく、宝冠釈迦如来坐像の頭上の雄渾な龍の天井画が面白い。
   この堂を左に出ると、選仏場の前から、その山の手の龍隠庵にかけて、一面に紅葉が、真赤に色付いていて、陽を浴びて輝いていて美しい。
   仏殿の犬走りに居を構えて、絵筆を走らせている俄か画家が風景を楽しんでいる。
   
   
   
   

   建物の蔭の細い石段を上って行くので、殆ど訪れる人はいないのだが、質素な山小屋風の龍隠庵の背後は、切り立った岩場になっていて、日当たりがよく寒暖の差が激しいのか、紅葉は美しい。
   高台にあるので、紅葉越しに、山門や仏殿など伽藍の甍が映えている。
   崖の上には、場違いながら、ススキや雑木が生い茂っている。
   
   
   
   
   
   

   仏殿を右に見て、左側の参道を登って行くと、左手に国宝の舎利殿があり、一番頂上の黄梅院に至る。
   この参道の左右に、紅葉が植えられていて、紅葉していて、散策道としては格好である。
   舎利殿の門の左右の紅葉も色づいていて、手前の池や庭園が風情があって良い。
   
   
   
   
   
   
   

   黄梅院への参道の右手に竹林があって、紅葉とのコントラストが美しかった。
   院の小さな庭には、色々な下草が植えられていて、ひっそりと、万両や南天、紫式部などが顔をのぞかせていて面白い。
   
   
   

   このあと、横須賀線の踏切を渡って、東慶寺と浄智寺に向かって歩いた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする