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熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

CEATEC JAPAN 2013・・・幕張メッセ

2013年10月01日 | 展覧会・展示会
   今年も、幕張メッセで開かれているCEATEC2013の初日に出かけて行った。
   毎年、少しずつ展示や趣向が変わっていて面白いのだが、私には、テレビなどAV関係のコンシューマーエレクトロニクス主体の「ライフ&ソサエティ ステージ」しか分からないし興味もないので、このあたりしか見ないのだが、今回は、大手自動車会社4社が意欲的な展示をやっていたので、この方面にも足を延ばした。

   今年のCEATECのテーマは、「Smart Innovation―明日の暮らしと社会をつくる技術力」と言うことで、最先端のIT・電子技術を披露して、より豊かで快適な生活スタイルを提案しようと言う訳である。
   電波通信によると、ライフ&ソサエティステージは、4Kテレビ、モバイル技術、HEMS、ICT活用サービス、キーテクノロジーステージは、自動車、環境/エネルギー、スマートフォンなどに焦点を当てての展示だと言う。

   まず、テレビだが、家電メーカーが、フルハイビジョン(2K)の4倍の画素を持つ4K対応テレビ関連商品で技術を競い、NHKが、2Kの16倍の画素を持つ8Kの高細密テレビ・スーパー・ハイビジョンをデモンストレーションするなど、正に、画素数の高い最精密画像で妍を競っている感じである。
   私にとっては、これは、所謂、持続的イノベーションの追求であって、画像が、限りなく実像に近づいて行くと言うことは素晴らしいことだとは思うのだが、人間の目には限界があり、大画面であれば、いざ知らず、丁度、デジタルカメラやスマホなどの画素数競争と同じで、ある程度行けば、それ程たいそうなことではなくなると思っている。
   現実的にも、家庭の50や60インチ程度のテレビ受像機では、それ程、差別化はないので、昨年の3D競争と同じで、何か特別な破壊的イノベーションで、新趣向新技術のテレビを生み出さない限り、イタチごっこの技術開発のような気がしている。

   とは言っても、やはり、大画面で見る4Kや8Kの画像の素晴らしさは、特筆もので、テレビもここまで来たのかと言う気持ちになる。
   テレビ事業を縮小しようと言う東芝が熱心に4Kテレビを宣伝していたし、パナソニックの4K ELパネルの特別ブースには、トヨタの豊田社長が訪れていたが、確かに素晴らしい映像と迫力である。
   
   

   NECは、宇宙を展望した壮大な住環境やスマートシティなど社会インフラ。
   京セラは、メガ・ソーラ。
   パイオニアは、カーナビ。しかし、ショーに登場する楽士嬢が非常に魅力的。
   村田製作所は、何時ものようにムラタくんだが、今回は、人の声に受け答えしていた。
   
   
   
   
   
   

   さて、自動車だが、日産は、自動運転車のAutonomous Driveのデモンストレーション。
   トヨタは、セグウエイ擬きのWinglet。
   トヨタホームが、Ha:moと言う素晴らしい一人乗りの電気自動車を展示していた。
   ホンダは、腰掛スタイルのセグウェイ擬きの電動車、それに、後部座席をつけた一人乗りの電動車や発電機と化した凄いオートバイを展示していた。
   結局、自動車も、昔のメカニカルな車ではなくて、殆ど、オール電子機器になってしまったので、ICTとのコラボレーションが、必須と言うことであろうか。
   ところで、鳴り物入りで世に出たアメリカのセグウェイが、鳴かず飛ばずで普及儘ならない状態なのに、何故、トヨタやホンダが、今頃、セグウェイ擬きの一人乗りを発表するのか、市場が成熟化したと考えたのかどうか知らないが、私には疑問であった。
   
   
   
   
   
     

   アスキーのブースで、ニコニコ動画の生中継を放映していたので見ていたが、手前にエンジニアが二人いるだけで、非常に簡素なので便利だと思った。
   

   
   キーノートスピーチでは、東芝の佐々木 則夫取締役副会長の「成長の時代を導くイノベーション」だけしか聞けなかったが、非常に興味深かった。
   
コメント
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