奈良らしい古刹 海龍王寺を後にして法華寺へ向かいました。 こう書くとしっかりと移動したようですが、海龍王寺と法華寺はほとんど隣同士同様で歩いて回れます。 朽ちかけた土塀や草むした境内の海龍王寺から法華寺へと移ると、少し京都の寺社にでも来たような雰囲気で、広い駐車場もあり、境内や庭の手入れが行き届いています。 その分入山料も高く本堂のみの参拝と、からふろ・華楽園・光月亭拝観の二つがあり少し躊躇します。 当日は本堂の国宝十一面観音立像の特別公開で、まだ少し時間もありましたので、本堂とからふろ・華楽園・光月亭も拝観しました。
ここ法華寺は、聖武天皇御願の総国分寺である東大寺に対して、光明皇后御願になる総国分尼寺として建立され、法華減罪之寺であります。
(09.06.06撮影)
何に使われたんでしょうか、小さな穴が数多く開いた礎石。
放生池には菖蒲も咲きだしています。
睡蓮も見事です。
重要文化財の本堂。
この花もアジサイの仲間でしょうか。
奥書院の国史跡 名勝 庭園。
復元された浴室(からふろ)。 光明皇后が薬草を煎じその蒸気で多くの難病者を救済されたといわれています。
菩提樹の実。 足元には山椒の実より一回りほど大きな菩提樹の実が一杯い落ちていました。