6月の二土会は、紫陽花咲く北鎌倉へ。
新緑から深緑へと移りゆく森にはテイカカズラの白い花が。
北鎌倉は昨年二土会をスタートさせた記念の地。今年もまずは口悦さんでランチをいただきました。和食は目も楽しませてくれますね。
なかでも空豆を使った、「かわず空豆」がお気に入り。
さて、今回は王道中の王道。紫陽花寺の異名をもつ明月院へ。敷地内に植えられている紫陽花の数は2500株以上。
そのほとんどは、濃い目の青が印象的なヒメアジサイ。最近はこの色を「明月院ブルー」というそうです。うまいこと考えるなぁ…。
宣伝効果抜群とあって敷地内には人、人、人…。
有名な丸窓の写真を撮るのに20分近く並びました(笑)
でも、やっぱり素敵!お寺で見る紫陽花は風情があっていいですね。
沙羅双樹の木もありました。
でも、これはナツツバキですね。ナツツバキも沙羅の木と呼ばれるので、寺院などでは、仏様につながりが深い「和製版の沙羅双樹」として植えられていることが多いです。
沙羅双樹はお釈迦様の墓所に植えられたとされるインド原産のフタバガキ科の木で、日本では温室でないと育ちません。平家物語にでてくるのもこちらの花のことです。
平家物語を持ち出し、1日花と紹介するならば、その辺りの説明も付け加えて欲しいなと思うのですが…。たぶん本家の沙羅双樹は1日花ではないような…。
Webよりお借りした花の画像
細かいことはともかく、明月院のナツツバキは立派な大木でとても見応えがあるので、この時期訪れるなら要チェックです。残念なことに写真をうっかり消してしまいました(^^;;
そして、もうひとつ、疑問に残ることが…
明月院ブルーと呼ばれるヒメアジサイの青。敷地内にこんな看板が立っていたのですが…
「当寺のあじさいは95%が日本古来からの姫あじさいです」
?????
わたしが調べたところでは、日本に昔からあったのは「ガクアジサイ」の仲間で、装飾花だけが全面にあるタイプは、西洋で品種改良されたのち、再び逆輸入されたものと理解しているんですが、違うのかな?
さらに厄介なことに、「ヒメアジサイ 古来から」と検索をかけると、「明月院には日本古来からあるヒメアジサイがたくさん植わっています」的な紹介文や、「昔からの紫陽花って綺麗~」みたいな感想ばかりが並んでいて、ヒメアジサイのことがはっきりと分かりません。
「ヒメアジサイ」でひいても要領を得ないし…
これ↓
なんだか腑に落ちないんですよね~。ヒメアジサイは本当に古来からのものなのか…。
ちなみに明月院の全ての紫陽花は戦後に、手入れが楽そうと言う理由で植えられたものだと言う記述は見かけましたので、古くから自生しているわけではないようです。
なお、同系色で埋め尽くされた明月院の紫陽花は、日本古来からのものであろうがなかろうが、どんな理由で植えられようが、綺麗なことに変わりはありません。人ごみに紛れて眺める紫陽花も、ある意味風物詩。
この時期わざわざ鎌倉なんて行かなくても…という声も聞かれるのですが、やはり王道は王道。紫陽花の鎌倉散策、わたしは大好きです(*^_^*)
でも、気になるんですよぉ~。
そこは自然観察ファンとしての血が騒ぐのです(笑)
ヒメアジサイって古来からあるものなのか、ご存知の方がいたら教えてください!!!
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