YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

危険!セアカゴケグモ&ジャガイモの皮

2015-06-06 07:07:19 | 日々のお話


職場のジャガイモの花がとても綺麗!
しかしながら、昨日SNSで友人がこんな記事を紹介していました。

調理実習で集団食中毒
ジャガイモに含まれるソラニンが原因か


この記事を見てぴんときたのは、「ひょっとしたらこのジャガイモは自分たちで栽培したものではないのかな…」ということ。(※記事に詳細はありませんでしたので、あくまで想像)

土寄せが不十分で、緑化していたのでは!?

ジャガイモは種芋より上部に子芋がつくので、途中で土をかぶせる土寄せの作業が必要です。土寄せが不十分だと、イモが露出して緑色になる原因となります。また、土寄せは、地温・水分条件を調節して生育を促したりなど、重要な作業の1つと言われています。

そしてさらに調べてみるとこんな記事も発見!!

ジャガイモのソラニンによる食中毒

この記事によれば、ジャガイモは緑色の部分だけでなく、皮にもソラニンが含まれることがあるとのこと。そして、皮の割合が高くなる小さな芋は危険が増すと書いてあります。

もっとも、皮に含まれるソラニンは非常に微量ですから、大人が食べて中毒を起こすことはまずなさそうです。やはり危険なのは緑色の部分や芽の部分。

そして、注意すべきは子どもは大人の1/10ほどの量で食中毒を引き起こす可能性があるとの記述です!

この記事の中では、筆者の方が「ジャガイモは学校で育てない」とか「育てても食べさせない」とか書いていますが、それは本末転倒とわたしは思います。

自分たちで育てたものを食べるという経験はとても大切なことだし、植物が光合成ででんぷんを作り出し、貯蔵することを学ぶために、ジャガイモは優れた教材と言えます。

ただし、以下の3つは肝に命じておこうと思います。

○土寄せをしっかり行い緑化させない
○ソラニンの危険性をしっかり教え、皮はむいて使用する。
○小さなジャガイモは子どもには食べさせない

特に3つ目は今回初めて知りました。当たり前ですが、食に関する指導は十分な知識と配慮が必要ですね。

さて、もう一つのニュースです。

セアカゴケグモ横浜で初めて見つかる

なんと、わたしが住む町で発見されたようです!?セアカコケグモの写真は最後に貼りますから、これは虫嫌いな方もぜひ見ておいてください。

さて、皆さんはセアカゴケグモに噛まれるとどうなるかご存知でしょうか?わたしの場合は恥ずかしながら「危険」という漠然としたイメージだけで、実際の症状や対処法をほとんど知りませんでした。

そこで国立感染症けんきゅうじょのHPで調べてみました。→こちら

自分なりに簡単にまとめると…

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①咬まれた直後は局所の痛みはほとんどなく、あっても咬まれた部位に軽い痛みを感じるだけである。

②局所症状が現れるまでの時間は様々であるが、通常、5~60分の間である。局所痛として現れ、次第に痛みが増強する。

③時間と共に痛みが咬まれた四肢全体に広がり、最終的には所属リンパ節に及ぶ。これに要する時間は30分~数時間である。しかし、全身症状を起こすことはごく一部。

④しばしば熱感、掻痒感も伴い、発汗することもあるが、局所症状の最も大きな特徴は痛み。

⑤咬まれてから約1時間で全身症状を示すこともあるが、一般には徐々に進行し、12時間以上かかることが多い。

⑥上肢を咬まれた場合、胸部に痛みが広がると心臓発作による痛みと間違われる、下肢を咬まれると、強い痛みは腹部に生じ、急性腹症とよく似た症状を示す。

⑦重症になるのは小児、高齢者、虚弱体質の者である。乳幼児の場合、痛みのため泣き叫び、間欠的にけいれんし、症状の進行は早く、重症になりやすい。

⑧アナフィラキシーショックを起こすことがないので、適切な診断と治療を行えば死ぬことはない。

⑨ほとんどの患者は少量の毒素を注入されるだけで、治療が必要となるのは約20%と少ない。もし治療を行わなくても、多くは1週間以内に回復する。

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つまり、危険は危険ですが命に関わることは稀ということが分かりました。しかしながら、怖いなと思うのは、泣き叫んでいる子どもがいたとき、「セアカゴケグモに噛まれた」ということが分からないで治療が遅れるケースです。

子どもが「痛い、痛い」と泣き叫ぶ。→しかしながら傷も見つからない。→何を大げさに…としばらく放置…。なんてことにならないように気をつけないといけません

セアカゴケグモは自販機の下や側溝の中など、目立たぬところに巣を作り、攻撃性も弱いとのことですから、遭遇する機会も少ないかもしれません。しかし、特に子どもの場合、何をやらかすかは未知数です(^^;;

そんなわけでセアカゴケグモはこんなやつです。この毒々しい色の蜘蛛を見つけたら、絶対に素手で触らないよう十分ご注意ください。殺虫剤や熱湯が効果的だそうです。

セアカゴケグモ
特徴 メス(成体):体長1cm前後で体色は黒く、つやがある。 オス:体長5mm程度で体色は褐色、足の色は濃淡があり縞模様。

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