笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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『笑っていいとも!グランドフィナーレ』について

2014年04月04日 | テレビ
このテーマについて
お笑い好きとして
正面から書くのは
なかなか悩みます。
これについて
ずっと話していたいけど、
「意見」として公表するのは
おこがましい。

でもあえて書くのは
テレビの奇跡がひさびさに見ることができた
『笑っていいとも!』の最終回だったからです。

もうどこかで誰かが
話していることを
わたしももう一回言うことになるのかもしれないけど
わたしは
この番組の終了について
とくに意見がないのです。

社会人になって昼間の番組を見ることがなくなると
この時間帯のテレビとは縁遠くなり、
そもそも
タモリさんの大ファンというわけでもなければ
『笑っていいとも!』を語るほど見てない
日常的にお昼にやっていた番組が
日常からなくなることに
ここぞ
とばかりに声高に何か言うことには
恥じらいがあるのです。
あくまでもわたしは。

だから終了といわれて
あら
と思ったけど
別に盛り上がることでもない。
とんねるずが
最後のレギュラーになった
ということも
ふうん
くらいに距離を置いてました。

ただ
3/31の夜の最終回で
絶対に無視できない事態が起こった。
明石家さんまさん
ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、
とんねるず
に、爆笑問題、ナインティナインの登場で
無視を決め込むのは絶対無理と
書くことに決めました。

長々と前置きですいません。

思えば
とんねるずが最後のレギュラーになったときから
この伏線が敷かれていたのかも。
だったら
ちゃんと見るべきだったかもしれない。
と素直に反省する。

わたしは音を聴いてました。

客席の反応を。

客席は
現役レギュラーの芸能人と
かつてレギュラーの芸能人と
そのうしろは
スーツを着た関係者
という
ほぼ身内で埋まっておりました。

ですから
いつものお昼にやっている『笑っていいとも!』とは
ちょっと違っていて
客席の反応がいいのです。
笑い声がいつもより早い。
気づくのが早い。
受けやすい。

そんななか
明石家さんまさんとダウンタウン、ウッチャンナンチャンの絡みで
ダウンタウンの声の張り具合が
相当だ
と思い
ウンナンの優しげなたたずまいにグッときていたところ
そこに
とんねるずが登場したとき
少し間をおいて
うおおお
と(たぶん芸人さんが特に)長い喝采がありました。

さらに
もっと重要なことに
爆笑問題が
舞台の上から登場したときは
もう少し間がありました。
明らかにひとつ前の喝采とは違う
客席の反応。
小さなあのふたりが
ぴょん
と出てきて
松ちゃんが「ネットが荒れる」と言い
太田さんが「荒れろ!荒れろ!」とまくしたてるまでの
数十秒、
みんな息をのんだと思います。
実際
わたしが
「はっ」と息をのんだので。

ツイッター上でネタばれしている状態から
録画を見ても
やっぱり息をのんだので
間違いありません。

もう一度見たら、
そんなに
しーん
と静まりかえってはいない。
たぶんわたしが勝手に自分の中で音を消したのかもしれません。

で、ざわざわが長く続くのだ。

舞台に出ている人がみんな楽しげに笑っている。
何度も巻き戻して
全員の表情を確かめてしまいました。
ただ出てくるだけで
何も成立してないけど
出てくるのみで
充実感と満足感でいっぱいでした。

わたしたちのお笑いトップスターが
あそこに立っているという事実で
胸がぎゅーとなりました。

こんなことってあるのね。
テレビ好きで
お笑い好きで
良かったよ
とこのとき
そう思った。

草なぎ剛さんが
「日本には面白い芸人さんがたくさんいるんだな」
とスピーチでおっしゃってましたけど
わたしもそう思います。

スピーチといえば
バナナマンのスピーチです。
前半のわたしのなかの奇跡は
とんねるずが登場した瞬間ですが、
後半は
バナナマンがスピーチを始めたときです。
設楽さんが
「ありえない(メンバー)の方々がひとつの画面にうつる
 あのひとたちに僕らはあこがれて(芸能界に?)入ってきました
 いいともだから実現したと思います」
と言ったところに
お笑い好きのすべてが詰まっていた。
芸人さんだけじゃないよ
わたしと同じ世代で
バラエティ番組からお笑い好きになった人は
全員そう思ってる。
そして
そこからの日村さんの郷ひろみモノマネが
スピーチの流れを変えた。
ものすごく面白かったし、
そのうしろで
うんうん頷く設楽さんに
バナナマンの覚悟が見えた。
そのあとの
アンタッチャブル山崎さんの
戸惑いの顔が
すべてを物語っていましたよね。
あのザキヤマさんが焦る。
それでもしっかり笑いをとって、
笑い泣きの流れがあそこから。
石橋さんが日村さんとハイタッチをして
拍手を送っていたのも
見逃せません。
秀逸な
劇団ひとりさんのスピーチにもつながるわけで。
格好いいな。
芸人さんって。

そんなわけで
『笑っていいとも!』ありがとう。
そういうことを見せてくれて。
本当に。
終わりというか
再認識だよ。
テレビ好きって気持ちの。
繋いでいきましょう。
と思いました。

黒柳徹子さん風(怒り新党のお正月特番より)にいうと

わたし、とっても喜びましたよ

お笑い好きとして
テレビを見てきたものとして。

でわでわ