一昨日、昨日と2日をかけて、ここ浙江省南部の景寧の近く恵明寺へ、恵明茶の畑とお茶を求めて旅してきました。
試験が終わった後、列車は杭州始発14:49温州行き新空調普快です。チケットを買うのも戸惑うこともなく!時間にして30分もかからず買えたのですが、やはりいました、横入り2人に、入らないで並んでる人に頼む人。前の地元の青年ですが、入られても文句言わないんです。この時は相手が年寄りだったし地元の人が言わないので私も”やはり”といった気でした。が、次に私の前に入ってきた者には”ダメだ!”と言いました(私も進歩したでしょう)。お前が先に行けばいいじゃないか的に言っていましたが、結局入れてやりました(当日券のようですし、私は翌日です)。あとは窓口近くなって何だか切羽詰ったおばさんがその優しい若者に買ってくれと頼んで(当然・・・)、結局目当てのチケットがないようで、若者も”どうしようもないぞ”と、駅員は”ハイ!次!フム!麗水!一枚、44元”私は次が控えているのですぐその場を離れましたが、おばさんどうしたか・・・。自身も入るからか(こんな言い方よくありませんね!)、入る人に皆、意外に寛大です(年寄りが居ると言ってくれるんですが)。
箱は6人掛、バケツのおばさんと同じところ(麗水の手前)で下りた無口ですが人のよさそうなおじさん、5歳くらいの女の子?と2つほどの男の子を連れたオかーさん、赤ん坊を抱えたオかーさん、22,3の女の子です。おばさんは世話好き、女の子は結構、年寄り慣れして、積極的。赤ん坊のオかーさんは赤ん坊で幸せな感じ、2人の子を連れたオかーさん、一生懸命。2等はある意味中国の一面かも、好きです。子供に日本ののど飴あげたら美味しそうに・・・。私は何だか得体の知れない優しそうなおじさんかな?”麗水だが、この次?””次は私たち、あんたは次、その次があんたか、アハハハ!”。いい人達です!乗務員が検収に来たんですが、おじさんいたずらして、使い済みの切符を出して検収済ませ、皆で笑いました(切符の裏にチェック入れるんで表を見ないの知ってたみたい)。
さて麗水に着いたのが少し遅れて8時過ぎでしたか、勿論今回もホテル予約なし。まずは駅前の一番目立つ旅館へ、呼び込みのおばさん達を無視して。120元ですのでOK、朝食つき(押金として200元)。部屋は小奇麗で値段とつりあって満足!
隣(ほんと隣です)の看板見ると賓館、安いので10元から30元、標準間で40元から60元
朝の麗水駅と駅前市場といったところ。
そして駅前道り!
ホテルで聞いて西バスセンターへバスで移動、麗水の町をついでに見物できました。この街も歴史は古そうですが、同じように猛烈な勢いで!駅前の道路もそうですが郊外の開発区の工場群やアパート郡。今度の沿線に義鳥と言うところがあります、例の100円ショップの品物供給地で有名。影響しあうんでしょうね、悪いことでは決してないと思います。だって良くなろうとしてるんです。
思った通りこの街を中心に長距離バス網がここも出来ています。20分も待たず8:20分にはバスの旅。写真にも書きましたが浙江省のバスセンターの服務員は教育がなされています(これに愛想が出来ればなー・・・、中国でなに言ってるんでしょうです。)。だからでしょうかスタイル、面貌もよろしい!
バスはやがて山を登り、とうとうトンネルで山越えしてshe族自治区へ入りました。彼らは過って焼畑で暮らしていたとの事、なるほど山の中です。でも緑が一杯で山の豊かさを感じましたし水が綺麗になりました(ゴミもなくなったよう、出す人もいないのか)。
ダムにあったインクライン?
やがて山を下ると突然高速道路の工事現場が対岸に(オオ!!、少し乱暴でないかなー、大雨来れば足元さらわれるぞ、出来ても維持が大変だぞー)、そう地方の中心都市ではこうして道路網をともかく呼び込もうと、上から下まで、他所と競争です。どこかでありませんが陳情で頼むと言うより、もう自分たちで手をつけていくと言った感じです(その点用地の心配はないし、河川の管理も仲間内です、みんな仲間で・・・。早いはずです。
目的地景寧の街まで80キロ1時間半ほどですか10時少し前に着きました。
さてここからが問題、恵明寺までの足探し。バスセンターの前の客待ちタクシーに聞いてみましたら往復150元とか(片道3・40分の所です、観光客慣れしてるようですし、畑見るだけには高すぎると思いバスを捜しに街に入って行きました。すぐに恵明寺茶専売所の看板気に入り最初のチェック、そこでバス停聞くとこの先にあるんじゃないかとの事。地元の人やバスに聞いての結論、バスは行っていないようです。おばさんに言われました”私は普通語しゃべれないから解からない”と。馴染んできたのかなー、変な嬉しさ? を見物して、他所のお茶屋を覗いて、やはり一番店構えと値段をはっきり言ったところの最初のお店で最高級品を50g、250g入りの一般高級品を買って、格別少数民族を体験することもなく、帰途につきました。地方になればなるほど皆さん一生懸命です、が、やはり問題は外からいかににお金を引っ張るかでしょう。
私なりの、未知の地へのちょっとした冒険といった感じでした。
さて、早めに切り上げたので麗水には2時ごろ戻ってきました。長距離バスセンターから杭州までバスが出ていました(高速はここまで来ています)が、料金が120元(確認していませんがそんな記憶です)かでしたので、調べていた列車16:02分をトライすべく麗水駅へ、ダメだったらまた戻れば・・、ここが一人旅でいいとこ。やはり”没有”、でも少し変わりました、困った顔で離れないで居ると、なにやら・・・、立ち席で発券してくれました(無座と表示)。ともかくこれで帰れます。
待合室で待ちながら時刻表を追っていると、なんとハルピン行きです。そして検索にない、私の列車の45分後に杭州行きの列車(来たときの列車の行き違い列車?)があるでは、おまけになぜか杭州では10分遅れで着くのです。快速より普通のほうが早い?値段も立ち席のほうが高い?よほど換えてもらいにと思いましたが、マ!どうせ駅か列車の中での30分だからと諦めて乗ったのが運掴みだとは!!。ハルピンまでだとまだこんなところでは誰も乗らないのでした!よって席は無人状態、乗ってる人も皆立ち席です!
これは特別別稿で、こんな乗務員さんも中国には、いるんです。私たち立ち席の者が座っていても、汚さないようにと言っては、すぐに片付けたり、カーテン使った後にはすぐに来てはもとどうり、正規の客が来たときには迎えられるようにと!怒りもせずに。ほんと初めてです、こんな中国の人は!!一番快適で気持ちよかった。それにしてもこんな人には協力してあげなくちゃー、皆も気を使ったら!でも杭州の手前では、その立ち席の人で車両はほぼ満杯、おまけに荷物は沢山あるのです。この後どうなるのかなー、これが毎日なのかなー、この乗務員さんこれからどうなるのかなー。
まだ中国では座席の区間管理はやっていないようですし、乗務員には発券業務がないようです。思いがけない旅が出来るものです。杭州東駅に20:34到着、初めての駅でもう9時、うろうろしてしまい、部屋には11時ごろになってしまいました。
冒険もなんでもない物にすることが大切、何かあったときは大変です!