先日の九華山での帰り、通り過ぎた時見た白茶の看板、白茶については図上の大渓でメモっていたのですが街へのアクセスがよく解かりませんでした。そんなところでの安吉という街と白茶、調べると白茶の集散地のようですし、安吉白茶で売り出してるようです。
杭州北ターミナルへ行くと安吉へは頻繁に出ています、20分後の9時発車26元。大型バスで快適、道路は高速でなくて公路201号ですが、全線片側2車線高速道路並です(自転車、バイク、3輪車が走っていなければ高速です)。そう中国では国家事業なのか、まるで各地方の面子をかけてる様に、道路網の整備は目を見張る物があります。かっての日本の列島改造時期を経験してきましたが、そんなもんではありません。極端で言えばまだ自転車の需要のときに高速道路を整備しているような所もあります、これが後10年もしないうちに重要な役割を担うことでしょう。すなわち広大すぎる中国が時間的にどんどん小さく密度を増していくのです、そう国家としても集約された強力な国になっていくような・・・・。
公共事業、社会基盤とは単に目先の経済性で後追いしていたのでは何も役に立たないのではと思います。卓越した先見性の基、強い政治力、指導力で社会の先取りをしてこそ公共事業です。周りにある公共施設をみて見ればハッキリすると思います。今の日本は中途半端な成熟社会のようでなりませんが・・・。
安吉県に入ると周囲は全てといっていいほど竹林、山全部が竹で覆われています、そう安吉は竹の里(お茶を見ていたときも地元の人が干し筍を持ち込んで来て、皆で品評会していました)、そしてお茶の里です。竹もいろいろな種類がありそうです、途中には竹の加工工場が点在しています。また街に入った開発区には家具工場、家庭家具からオフイス家具までの工場が数多くあります。中国では地方への分権が進んでいるのか、独立心が強いのか、はたまた待っていてもやってくれないからか、こうした開発区でどこでも工場を誘致して頑張っているようです。1時間弱で安吉のターミナルへ。
ここの県政府の建物の立派なこと。
ターミナルのすぐ近くでしたが、そこの入り口というか(アプローチが長いので)に有った最初のお茶さんに入っていって”お茶が見たいのだが”で始めました。大きな袋で冷蔵庫に入れていましたが、例によって松竹で夫々1両(50g)、龍井茶と同じような価格帯です。気持ちのいい応対で、ここでは一共で3元の端数を引いてで清算。日本へ持って行ってお茶の専門の人に試してもらうというと、ぜひまた来てといって資料や名詞をもらってきました。
そのあと街の大きさから行って歩いて回れるようでしたので、中心地まで歩いて街の様子を。結構新しい商店街の形成や昔ながらの町やらで・・・、でも土曜のお昼ではまだ人は出てきていませんでした、工場からでしょうから就業後や休みが賑わうのでしょう。お昼(肉うどんといったところ、10元)を食べた後、周辺に行くには遅いので、お茶だけに徹して早めに帰りのバス(12:45)で帰途につきました。以外に近いところといった感じ。
先日の龍井茶の件や、日本でのお茶のホームページを見ていて、お茶で何かというのは少し考え直したほうが・・・・。そこで折角ですから、この機会に見方を変えて、より多くのお茶のサンプルを持ち帰ろうかと思っています。そう、日本の水と気候でどのお茶が自分たちに合うのかを試すために、あくまで自分たちが利用するとして。だから出もとの確かな物、売られている値段、その種類での松、竹で集める。調べると近くで、蘇州近辺の碧螺春、南京雨花茶、黄山毛峰、金奨恵明。あと福建のウーロンを求めるかです。
安吉への旅でした。