goo blog サービス終了のお知らせ 

十分間俳句

発見・感動・創造! 子どもたちの感性を培い日本語力を高める十分間俳句

勉強句会

2011-04-16 | ジュニア俳句

学校俳句交流会の定例の勉強句会が行われた。
これは、指導者自身が俳句実作の力量をつけること、評価の仕方を学ぶこと、句会を体験することなどを目標として行われている。また、実践上の問題点などを話し合ったりもする。

学校俳句交流会のない月の第1木曜日が原則だが、春休みや大型連休などが挟まると、第2週に行われる。継続は力だ。始まってから約一年、交流会通信が定期的に出されるようにもなり、長足の進歩をとげた。
学校俳句普及の核となる集まりである。
14日の夜、江東区の八名川小で行われた。
現代俳句協会ジュニア研修部長の田付賢一さん、副部長の金子嵩さんも出席され、丁寧な指導をしていただけた。
金子さんの句 

 ぼくがだけがはみ出している盆踊り

は、光村図書の教科書にも掲載されている。

この日、最高得票だったのは、

 教え子と背比べする離任式

この「離任式」を季語として取り扱って良いかどうかについても話し合われた。

私は、それぞれの学校における季語を作ればよいという考えである。
季感は、地域やグループによって違う。今更中央集権でなくてもよいだろうと思う。

5月の勉強句会は、5月12日(木)である。

 


早速、授業

2011-04-15 | ジュニア俳句

今年は、昨年よりもずっと出足が早い。
学校が始まって、まだ一週目だが、早速二つの学校で授業を行った。
第二亀戸小学校の四年生と、八名川小学校の、四・五年生だ。

桜が美しい。
子どもは、桜の美しさに興味を示さないという方もおられるが、やっぱり桜は桜だ。
青い空に咲くさくら、散る桜。
八名川小では、花筏という季語をおしえたら、早速使ってみる子ども達がたくさんいた。
新しい言葉に敏感なのは、子どもの特権でもある。
ちょっと難しい言葉でも、どんどん教えていったらよいと思う。
1回使うと、子ども自身の物になり、その言葉は一生の財産になるかもしれない。
実物を見ると子ども達は、ぐんぐん句をつくる。5句、10句簡単に作っていくから驚きだ。


いくつか紹介しよう。

宙をまいたつまきみたいな花ふぶき

小なぎ川どこまでつづく花いかだ

いつの日か乗ってみたいな花いかだ

後ろからおされて乗った花いかだ

桜たち風にふかれて行進だ

桜吹雪四年二組へごしょうたい

桜笛音が鳴ったらえんそう会

花いかだおたまじゃくしと池の旅

花吹雪入ってきてよ教室に


NHK俳句

2011-04-13 | ジュニア俳句
NHK 俳句 2011年 4月号
 NHK出版

NHKテレビテキストである、この雑誌に、4月号から「俳句であそぼ」というこども向け(読者が自分の子や孫に俳句を作らせる)ページの連載を始めることになりました。
全く役不足ですが、江東区教育委員会の名前がでること、今後、各学校に指導に行ったり、話をしたりするときに、相手に安心感を与えると言う意味で、こうしたページをもてることは、大変幸せであると思います。

学校でどう教えるかというよりも、もっと一般的な中味ですが、機会があれば、手にとって下さい。

また、このページでも子どもの俳句を募集しています。ぜひ、応募して下さい。

送り先 〒150ー8081 NHK出版

     NHK俳句「俳句であそぼ」係 

  住所、名前、学年(年齢)、電話番号 明記 二重投稿不可

 


俳句かるたについて 浦川聡子さんより

2011-04-10 | ジュニア俳句

小山正見先生「俳句かるた」をご紹介くださり、どうもありがとうございました!
児童文学評論家の赤木かん子氏のプロデュースのもとに、

http://www.akagikanko.jp/

ポプラ社にて、2年の歳月をかけて作ったかるたでした!

http://www.poplar.co.jp/shop/shosai.php?shosekicode=86300140

現行の教科書掲載の句を中心に、諳んじておいてほしい句ばかりを厳選いたしました。
詩歌は、きっと、心の柔軟なうちに、(意味が完全には分からなくても)言葉の音やリズムをからだで覚えることが大事なのではないかと思います。
定価もオールカラーで1000円と、出版社勤務の私も驚くほどです。
ぜひお手にとっていただければと思います!


教育推進プラン・江東

2011-04-08 | ジュニア俳句

検討委員会での審議を経て、「教育推進プラン江東」が策定された。

この中に俳句教育が位置づけられている。

新規事業の柱の3 地域や教育関係機関との連携による教育力の向上の欄に

江東区俳句教育推進事業の一項目がある。

その内容は次の通りである。

俳句協会や関係団体などから優れた講師を派遣し江東区の俳句教育全体の推進を図る。
児童・生徒から俳句を募集し、上位入賞者の作品を広報紙などで紹介する。また、中学校に俳句部(拠点校方式)を設置するなど、俳句教育活動を推進する。

昨年度は、小学校での俳句教育の普及は一定の前進を見たが、中学校に関しては、今年の課題である。その中核が、拠点校方式による俳句部の新設である。紆余曲折はあるだろうが、ぜひ成功させたいものである。

また、教育委員会が、正面から俳句教育を取り上げ、こうした施策を実施している自治体は、全国的に極めてまれなのではないだろうか。

 

 

 


深川芭蕉まつり小学生俳句大会

2011-04-07 | ジュニア俳句

地域の方々が、子ども達の俳句活動を応援したいということが一つの発端で始まった「芭蕉まつり俳句大会」。今年は、3回目を迎える。
一時は存続を危ぶまれたが、地域の後押しで継続することになった。
6月5日に表彰式が行われる。

江東区芭蕉記念館が受付先である。
昨日、記念館の横浜次長に伺ったところ、最終的な作品数は、6,278句になったとのことであった。
今年は、スタートが遅れたことや、大震災の影響があり、どうなることかと案じていたが、こんなに句が集まるとは思わなかった。
それに、今年は北海道や京都、高知県などからも応募があったという。
うれしい限りである。

4月24日に選者の 田付賢一氏、下山宏子氏、川田由美子氏を迎えて選句会を行う予定でいる。


しつこく「学校俳句交流会  勉強句会 4月14日」について

2011-04-06 | ジュニア俳句

学校俳句交流会は、今年も年間3回の開催を予定しています。

6月4日(土)

11月5日(土)

2月4日(土)2012年

その間、8月を除く毎月勉強句会を行って、日常の実践交流と教員自身の俳句の力を高めようと考えています。
これには、現代俳句協会のジュニア研修部の俳人が一緒に参加して下さり、基本的な点から実に丁寧な指導をして下さっているので、この場が一番勉強になるとも言えます。
毎回勉強句会には15人から20人程度の参加者があります。
俳句の基本的な事柄を知りたい方、俳句の評価の仕方を学びたい方には、お勧めです。

原則は、月の第一木曜日となっていますが、春休み、冬休み、5月の連休と重なるときは、第二木曜日が開催日です。
従って、4月は、

4月14日(木)です。開始時刻は、午後6時半です。

参加希望者は、事前に 2句 投句をお願いします。見学のみも可です。

oyamamasami@gmail.com までご連絡下さい。

会場は江東区立八名川小学校(都営地下鉄森下駅下車)


 


さあ、新学期です

2011-04-04 | ジュニア俳句

新学年が始まった。今年の仕事の展開が楽しみである。
早速、江東区内A小学校の校長先生から電話があった。

学校に伺って、お話をお聞きした。
「今年度、俳句を研究テーマとして取り組みたい」という話だった。
年間の研究授業を「俳句」で行いたいということだ。
A校は、表現力(作文)の指導で目に見える成果を上げてきている。そのターゲットを「俳句」に使用と言うことらしい。
わたしには、年間を通して講師できてもらいたいということであった。
自分の勉強にもなりそうである。
昨年までの「作文-表現力」をちょっと違った側面から追求したいということなのであろう。
研究主任の先生にもお会いした。
原点に戻って、表現する楽しさを子ども達と共に楽しみたいという趣旨のお話をいただいた。
それには、まさに俳句はうってつけだ。
また、この先生がすばらしい。楽しさを伝染させる雰囲気を持っている方だ。こういう方が中心に坐っていると、何をやっても楽しくなる。やっぱり、先生方は大変意欲的だそうだ。

わたしも楽しい仕事が始まりそうだ。

 学校交流会 勉強句会

日時 4月14日(木)午後6時半~

場所 江東区立八名川小学校 
     
都営地下鉄森下駅下車

参加される方は、2句をoyamamasami@gmail.com 

までお送り下さい。

現代俳句協会ジュニア研修部の俳人の方々がとてもわかりやすく指導して下さいます。