昨日、江東区の越中島小学校の4年生3クラスで授業を行った。
越中島小学校は、区内でも屈指の俳句が上手な学校である。
昨年度の波郷記念館ジュニア俳句大会でも、区長賞を獲得している。
この学年は、大会参加以外にはそれほど俳句づくりを行ってきた経験はないとのことだったが、おもしろくできた。
子ども達の集中力が素晴らしい。
俳句というのは、筋道を立てないで考えることだ。
つまり、ひらめきだ。ひらめくためには、ぎゅーと頭を詰めて、ぱっとひらめく。そんなことが必要なのだ。
出来た俳句を集めてみたら、32人のクラスで句の総計が300句を超えていた。
がんがん作る。そんなことが出来る子ども達だった。
一番多い子がなんと36句。一番少ない子でも5句である。
作った時間は、実物を見て、20分。教室に戻って20分。計40分ほどだ。
本当に先が楽しみの子ども達だ。
やはり、実物を見て作るのが一番だ。
中ーリップがきれいに咲いていた。それに夏みかんの木があった。八重桜も見事だった。
これらにターゲットを絞って、つくる。
最初に チューリップ とか 夏みかん とか 八重桜 とおく。 これが出来たところで語順をひっくり返したり工夫させる。こんな風にできた句のいくつかを紹介する。
明るいね太陽みたいな夏みかん
夏みかん木にぶらさがりかがやくよ
夏みかん枝がおつかれ実が重い
八重桜ピンクの色がキュートだよ
夏みかん虫がよってる鳥もきた
チューリップお日様めざしてのびている
夏みかん太陽さんとしゃべってる
チューリップピンクはさくらに負けません
夏みかんでかだかだけど人気者
チューリップ黒いおしべは六本だ
木の枝に鳥が来そうな夏みかん
八重桜おちた花びら花占い
一りんがとても大きい八重桜
チューリップエコスペースでたんじしょうだ
いまはもう同級生のチューリップ
夏みかん夕やけ色の服着てる
チューリップ名前の由来まだ不明
学校に五色もあるよチューリップ
太陽の光をそのまま夏みかん
・・・・・・・・まだまだあるが、このへんで。