子ども達の俳句をいろいろ応募させようとすると、なかなか紹介ができない。
俳句の作品なしに俳句のことを語ることはできない。
先日、八名川小学校での2年生の授業で「お弁当俳句」をつくった。
この数ヶ月間、改修工事で給食室が使えず、その間、子ども達はお弁当を持ってきていたのだ。
工事が終わり、10月からは給食が再開となった。
そこで、お弁当の俳句をつくり、感謝の作文と一緒にお母さん(おうちの人に)渡そうという趣向だ。
こんなところにも「俳句」は役に立つ。
季語もないものが多いので、俳句とは厳密には言いがたいが、これもまた「俳句」の効用である。
たまごやきこうきゅうりょうりおべんとう
保冷ざい月日たつたび消えていく
はじめてのおべんとうはめんたい肉
おかあさんあくびしながらおべんとう
おかあさんしんぴんフライでじゅじゅじゅ
おべんとう毎日入るミニトマト
オムライスケチャップふたについちゃった
おかあさんブタにくさいこうもっりもり
おべんとうつかれてきたねおかあさん
あきの朝はしってべんとうだっそうだ
入れないでピーマンにがいやなかった
大こうぶつぜったい入れてねのりごはん
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なかなかのものだ。