十分間俳句

発見・感動・創造! 子どもたちの感性を培い日本語力を高める十分間俳句

アイデアマラソンの樋口さんと

2012-08-22 | ジュニア俳句

昨日、久しぶりに樋口さんと会った。約1年ぶりである。樋口さんに最初にお目にかかったのは、今から約15年前だ。私が日本基礎教育学会の事務局におり、月例会で樋口さんに話して頂いたのがはじめだった。
その時、樋口さんは、東京電話の営業部長をされていた。樋口さんは、もともと三井物産でアフリカやサウジで活躍された商社マンだ。海外での子育ての話は、基礎教育を考える上でも大変刺激的だった。
その後、樋口さんは、ベトナムやネパールに赴く。したがってしばらくの間は、彼が帰国したときにちょっと会うというような関係だったが、帰国されたから会社を勇退。アイデアマラソン研究所を開設し、本格的に企業教育などに取り組みはじめられた。
これ幸いと、頼み込んで八名川小はじめ幾つかの学校の保護者や子どもたちへの話もしていただいた。

10分間俳句が生まれたのも樋口さんからのヒントが大きい。アイデアマラソンを学校で実践することを彼から強く勧められたからだ。10分間俳句は、ある意味アイデアマラソンの応用版ということができる。

この写真、撮っているのは、実はT先生だ。T先生は、かつて新島に赴任していた。T先生は、樋口さんの講座を受講した経験をもつ。
樋口さんと私の二人一緒に新島に授業をしにいったことがある。私は俳句の授業を、樋口さんはアイデアマラソンの授業をT先生の教室で行ったのだ。
「これおぼえているか?」
と樋口さんが一枚のコインを見せた。そのコイン、実は新島に授業をしに行った際に、子どもから贈られたものだ。樋口さんは、キーホルダーに通して大切に身につけていた。
その子はすでに中学生になっているだろう。

樋口さんは、ジャバネット高田やジャストシステム、東芝などの社員教育の傍ら、子どもたちへのアイデアマラソンの普及に熱心だ。発想力を子どものうちから高めたいという願からである。
今、特に幼稚園での実践が軌道に乗りつつある。東京都足立区の泉幼稚園では、樋口さんのシステムを全面的に取り入れている。
幼児が毎日、小さな絵を書く。この実践を続けると集中力や発想力が高まり、園の目玉になっているという。この幼稚園だけでなく幾つもの園に広がりつつあるとのことだ。
こうした実践に加えて、樋口さんは、北陸先端技術大学院大学での研究活動を行っている。このエネルギーにはシャッポを脱ぐ。

これまでも樋口さんは、いろいろな小学校で、自らの体験に基づいた極めて興味深い話をされてきたが、もし聴いてみたいと思われる方がいましたら、小山まで連絡して下さい。
紹介します。

昨日もT先生と二人でかなりの刺激を受けて帰路についた。
さあ、俳句の方もやるぞ。という感じだ。