医科栄養学・栄養医学ブログ

医学部で医科栄養学を学んだ経験と最新の栄養医学をこのブログに反映したいと、考えています。

シャクター博士の癌ビタミンC療法について その2 栄養医学ブログ  

2011-02-17 23:31:25 | 健康・病気

 数時間以上投与した栄養剤のIV点滴の詳細は、前回のその一に述べましたが、シャクター博士のクリ二ックでは、短時間の治療がガン患者に、時々、提供されます。これは次のIVpushよりなります。塩化Mg(200mg/ml)5ml, Calphosan(Calcium GlycerophosphateとCalcium Lactateそれぞれ5mg/ml)5ml, パントテン酸(250mg/ml)1ml,VB6(pyridoxin 100mg/ml)1ml,Hydroxycobalamin(VB12 1000mcg/ml) 1ml,これらをすべて40mlの殺菌した純水に溶解し、5ないし10分間以上にわたって投与し、続いて、殺菌した純水30mlに希釈したビタミンC(500mg/ml)10mlを、続いて投与します。血管が糖尿病や動脈硬化で悪いガン患者、もしくは筋肉内投与を好む患者には、尻に筋肉内投与を次のように実施します。Calphosan 5ml,硫酸Mg(50%)、パントテン酸(250mg/ml)、0.5ml, Pyridoxin(B6,100mg/ml)0.5ml,葉酸(5mg/ml) 1ml, チアミン(VB!,100mg/ml)1ml,硫酸亜鉛1ml,硫酸Mg(o.5mg/ml)1ml、これを2回に分けて、両尻に一回づつ注射します。

 化学療法で治療している間、損傷した細胞膜の修復に役立つように、ガン患者にさらに注射することを、最近、始めました。この治療法はphosphatidyl cholineの特別なタイプ、folinic acid(Leucovorin)、それにグルタチオンの静脈内投与を行うことです。有害金属の体内蓄積とアテローム動脈硬化症のガン患者には、Disodium magnesium EDTAキレイション療法をたびたび実施します。シャクター補完医療センターでは、酸化型ビタミンCでない還元型ビタミンCナトリウムの点滴と併用して、ビタミン・ミネラル類の点滴できる栄養素の賢明な使用が、ほとんどのガン患者に対し大変有益であることを、博士は発見しました。日本でも、一部のクリニックでのこの治療法の採用により、ガン患者に喜ばれているようです。

references: Injectable Treatment Programs for Cancer Patients at the Schacter Center   www.schactercenter.com 

なお、当方の栄養医学ブログ記事は、ブログアドレスnutr-blog.blogspot.comとblog.goo.ne.jp/h35p39の両ブログで発信しています。