医科栄養学・栄養医学ブログ

医学部で医科栄養学を学んだ経験と最新の栄養医学をこのブログに反映したいと、考えています。

アルコール依存症のビタミン大量療法について 栄養医学ブログ 日本ビタミンC研究会 藤井毅彦

2015-04-11 13:15:24 | 健康・病気

ガンを始めウイルスが関係した疾患は大変多いようです。疾患の原因がウイルスであることがわかれば、対策が立てられます。現在、大腸ガンが日本で爆発的に増加していますが、その原因がウイルスでないかという仮説を、ノーベル賞受賞者のハウゼン博士は、疫学的研究から発表しています。これからの研究が待たれます。ところで、ビタミンCの大量点滴は、これらウイルス性疾患の補助療法に有効という、研究が米国で発表されています。大都市では、ビタミンC大量点滴を実施しているクリニックが多くあります。それは、インターネットで調べることもできます。また、地方でもビタミンC点滴をするクリニックが増えれば、ガンやウイルス性の疾患に悩む人の朗報となります。

ところで、話を原題に戻しますが、アルコール依存症は、ビタミンB3、ビタミンC、ビタミンM、ビタミンB6、ビタミンB1、ビタミンB12、ビタミンA、痕跡ミネラル、アミノ酸、抗酸化栄養素、それにエネルギーと酵素のコファクターなどの吸収、貯蔵、代謝、それに活性化に影響します。これらの栄養物質の吸収、貯蔵、代謝における変化が見られるようです。したがって、これらのビタミンを多めに摂取することを勧めます。

あなたやあなたの親戚がアルコール依存症で困っているなら、アルコール依存症にビタミンの大量投与(ただし、ビタミンAは脂溶性なので大量投与は向かない)が効くことは大変素晴らしい事です。更なる研究が待たれます。

References
The vitamin cure for alcoholism : Doctor Yourself . com.
Hoyumpa AM: Mechanisms of vitamin deficiencies in alcoholism. Alcohol Clin bExp Res. 1986 Dec; 10(6):573-81