医科栄養学・栄養医学ブログ

医学部で医科栄養学を学んだ経験と最新の栄養医学をこのブログに反映したいと、考えています。

ガンのビタミンC点滴療法の米国での症例について その三 栄養医学ブログ

2011-03-30 17:41:21 | 健康・病気

 部位不明がんの症例 Iさん

 彼は、6週間にわたって一週あたり二度、一回に30gのビタミンCの点滴を受けました。6週間後のX線撮影では、がんの大きさの著しい縮小が認められ、さらに、VCの点滴を続けました。そして、6ケ月後、がんの証拠は全然認められず、それから14年、比較的健康な生活を送り、84歳の時、うっ血性心不全で死亡しました。

 部位不明がんの症例 Jさん 

 私はプロテイン飲料、亜麻に油(オメガー3不飽和脂肪酸を多く含む)、VAとVD3を多く含む肝油を常用していました。これらの栄養サプリメントと一諸に、ビタミンCの点滴を始めました。そうすると、体調が良くなり、エネルギーが湧いてきました。それにはびっくりしました。医師は検査して奇蹟を経験し、びっくりするでしょう。さらに、マイルド温熱療法を併用すれば、さらに、良くなると、考えます。

 前立腺がんの症例 Kさん 

 私のPSA値は4460を示し、痛みが強く、がんが転移し、両肺と太ももから頭までの骨全体、それにリンパ系まで覆っていました。がんセンターの腫瘍医の話では、絶望的な予後とのことでした。そこで、代替療法クリニックでビタミンC点滴とαーリポ酸の摂取を同時に受けました。三か月後、PSA値は1.1になり、以前に比べ、体調が改善し始めました。

 末期前立腺がんの症例 Lさん 

 余命三週間でした。そこで、ビタミンCの点滴、がんの食事療法、栄養ビタミン・ミネラルサプリメントを摂取しました。数週間後、症状は良くなりました。一年以上後、ガンの兆候は見られません。その他に胸腺腫の若者、乳がんの若い婦人等、ビタミンC点滴で良くなった患者を知っています。

 部位不明のがんの症例 Mさん

 彼は、毎週ごとにビタミンC点滴を12週受けました。同時にαーリポ酸を併用して、21日間摂取しました。その前に痛みが強いのでLupronの注射を受けました。三か月後の現在、ガンの兆候は全然認められず、丈夫で、健康的になり、痛み止めの薬もいらなくなり、日々の活動を始めました。scanは正常で、腫瘍医も今のVC点滴を続けるように、アドバイスしました。

 乳がんの症例 Nさん

 5年前に乳がんと診断され、化学療法に併用してビタミンC点滴を受けました。治療を始めた時、VC値は低く、腫瘍マーカー値は高い値でした。乳がんの手術を実施しましたが、化学療法と放射腺療法は拒否しました。そのかわりVC点滴を受け、血中VC値は増加し、腫瘍マーカー値は下がりました。その値は正常値の中でも低いほうでした。その他に潜在性ガンがあるので、VCの点滴は続けています。VC点滴の副次的効果は、健康がさらに増進することです。現在、カンザス州ウイチタの人間機能改善センターに通っています。日本ではマイルド温熱療法をVC点滴に併用して、効果が増強してるそうですね。最後に、日本の方もウイチタに来てくださいね。

 References

The Blog of American College for Advancement in Medicine.

Intravenous VitaminC-Ascorbic acid,Ascorbate for Cancer Cure.

なお、当方の、別の栄養医学ブログ記事は、nutr-blog.blogspot.comでも発信しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


がんのビタミンC点滴療法の米国、カナダの症例について その二 栄養医学ブログ

2011-03-29 19:22:31 | 健康・病気

 結腸がんの症例 米国のEさん

 彼女は、38歳の時、突然の直腸の出血により2001年、診察を受けました。手術、放射線、化学療法を2コ―ス受け、6ケ月後、がんは退縮したが、両肺に転移していました。そして、転移がんは切除され、Irinotecanを勧められました。しかし、拒否しました。そして、かろうじて動けたが、9歳の娘や夫は大変な悲しみようだった。他の自然医クリ二ックでビタミンC(VC)点滴療法を受け、初めは大量だったが、30g/週まで減らし、継続しています。素晴らしい髪と肌になったので、中止するつもりはありません。4年後、大学へ行き、サッカ―をしていますが、ガンの兆候は見られません。VCが彼女を救ったと、信じています。

 膀胱がんの症例 米国のFさん

 彼は膀胱がんによるショックで自殺するのではないかと、妻や友人に思われていた。膀胱摘出せず、化学療法、放射線療法も拒否し、代わりにビタミンC点滴を、3ケ月間、毎週2回、各30g摂取しました。それから4年間、月に一度ないし二度、人間機能改善センターでVCの点滴を受けました。10年後の現在、がんの兆候は見られません。

 乳がんの症例 米国のGさん

 ステージ3の乳がんと診断され、最初、乳房を8cm程切除し、次に、3.6cm程切除しました。三度目の手術の時、残ったリンパ節に腫瘍が発見されました。続く化学療法は大変苦しく、死ぬ思いでした。原発性がんの反対側のリンパ節にがんの再発が認められました。この時点で、ビタミンC点滴、栄養ビタミンサプリメント、抗酸化栄養サプリメントの補給、ゲルソン療法改の食事療法、それに天然の薬剤の補給を実施しました。最近の検査では、がんの再発は認められませんでした。血液検査の結果は良好でした。さらに、一週間ごとに一回、VCの点滴を行っています。世界のガン患者、医師に“私のガンからの生還の事実‘を知ってほしいのです。さらに、日本の温熱療法も米国で拡げてほしいと、願っています。日本の患者さんも希望をもって下さい。また、私自身、化学療法は大変苦しいので、嫌いです。もっと体にやさしい治療を世界の医師にお願いします。

 大腸癌の症例 カナダのHさん 

 彼はガン性疼痛を和らげるため、モルフィンを投与されました。化学療法を一ラウンド行った後、腸閉そく症のため、入院し、この時点では、化学療法を続けると吐いてしまう状態です。約二週間前からVCの点滴を、週三回、一回50gの割合で受けました。2007年2月21日の時点で、白血球数はまだ高すぎ、赤血球数はまだ低すぎますが、腫瘍マーカー値ca19-9は950から320に下がりました。いい方向への確かなステップとなると、思います。また、化学療法のつらさには参りました。

 Reference

American College for Advancement in Medicine. Intravenous VitaminC-Ascorbate for Cancer Cure.

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ガンのビタミンC点滴療法の米国,カナダ、ニュージランド症例について その一 栄養医学ブログ

2011-03-29 14:36:48 | 健康・病気

 骨部の進行性乳ガン患者の症例 ニュージランドのAさん

 ビタミンC(VC)の点滴をいろんな栄養サプリメントとともに、週に二度、5ケ月にわたり受けた後、骨部のガンが完全に消退しました。他の治療法をせず、大変攻撃的な進行性乳ガンから生還しました。最初は、週二回、各、82.5gで、現在は二週に一度の点滴です。このビタミンCの点滴は2005年9月から始めました。点滴時の喉の渇き以外、副作用がなく、治療に耐えれました。

 乳がん患者の症例 米国のBさん 

 他の部位に乳がんが転移し、強烈な化学療法を始めました。ベッドから離れることができず、ちょっと動くとつらくなりました。ビタミンCの点滴後、気分が良くなり、さらに元気になりました。そして、腫瘍マーカーも突然下がり始めました。

 前立腺がん患者の症例 カナダのCさん

 2005年6月、VCの点滴を25gから週二回の割で受け、50gまで増やしました。9月にはPSA値が少しだけ上がりました。10月頃PSA値は血清中22.5ng/ml。11月から5ないし6日ごとに100gの点滴を受けました。PSA値は1月20.32, 3月16.36, 5月13.6。前立腺の痛みは消え、PSA値の低下は、快方に向かっていることを、私に語っています。副作用をぜんぜん経験せず、職務を遂行でき、家族や孫とホッケーや水泳を楽しんでいます。

 結腸がんの症例 米国のDさん

 私は内科医なので、患者でVCの治癒効果を経験していました。私は1990年、結腸癌になり自分で治そうと、心に決めました。毎日、三か月間、100gのVCの点滴を続けました。他の医師仲間が手術をひつこく勧めるので、切除すると、ガンは肉眼でも顕微鏡で見ても消えていました。外科医と病理学者も大変驚いていました。この症例はVCを大量に毎日、点滴しましたが、医師だから経済的心配せず、治療に専念されたと、考えます。庶民は経済的理由で不可能かもしれません。お金で命が左右されると、つくづく考えさせられます。

 がんに対する医師の処方例 

 がんのいろんなステージに、糖分の少ない食事、VC,VD,αーリポ酸、セレ二ウム、,Cu,Mg等を使って、さらに集中的治療法として、VC,VK2加えています。日本のように温熱療法は加えていないようです。加えればさらに効果がたかまると、藤井は考えています。また、セレ二ウム、Cu,Mgは上限許容量に気をつけて、その範囲の使用が重要です。

Reference

The Blog of American College for Advancement  in Medicine. Intravenous VitaminC-Ascorbic Acid, Ascorbate for Cancer Cure.

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統合失調症とビタミンB3,ビタミンB6について 栄養医学ブログ

2011-03-28 21:38:12 | 健康・病気

 クレックレイ、シーデンストリッカー、それにギャスリンはビタミンB3すなわちナイアシン、ナイアシンアミド、NADなどが統合失調症状の患者に有効であると、報告しました。また、ホッファーとオズモンドは、統合失調症状におけるナイアシンの効果はアミン代謝産物からメチル基を取り、精神症状発現性メチル化生成物を阻害するという仮説を、発表しました。なお、メチル基をキャッチする物質は、他にQ10も有ります。ナイアシンは米ぬか、小麦胚芽、等に含まれ、食品やビタミンサプリメントから供給されるばかりでなく、体内でアミノ酸のトリプトファンから造られます。

 普通、トリプトファンはキヌレ二ン経路を通ってナイアシンへ代謝されるか、インド―ル化合物へ代謝されます。統合失調症状の人ではキヌレ二ン経路の閉鎖が見られ、過剰のインド―ルの形成とナイアシンの欠乏をもたらします。キヌレニンからナイアシンへの転換にとって、ビタミンB6(ピリドキサ―ル燐酸)は必要です。これらの発見に基づいて、ビタミンB6の投与がトリプトファン代謝におけるキヌレニンサイクルを開裂させ、インド―ルの形成を減少させ、統合失調症状でのナイアシンの治療効果を強めるという、仮説が成り立ちます。

 次に、治療効果でも併用グループが、それぞれの単独投与グル―プに比べて、著明でした。したがってビタミンB6はNADを含むビタミンB3療法の有益な補助薬であると、考えられます。ちなみにビタミンB6の上限許容量は200mg/日です。Q10+VB3+NADのビタミンサプリメントは、米国で発売され、インタネットで入手されますが、自己責任が伴います。VB3は大量投与で副作用が出るので、肝臓疾患、腎臓疾患を伴っている患者は、詳しい知識のある医師に相談すべきです。大量でなければ、肝・腎疾患のない場合は、安全であると、考えられます。マルチビタミン、ミネラルとの併用では、脂溶性ビタミン、ミネラルの取りすぎに気をつけなければいけないと、考えます。同時に、各栄養素の比も大切で、その比が適切でない場合、代謝がうまくいかなくなり、効果が発揮されず、毒性が出る場合があります。ヒトの体のデリケイトなことを、つくづく感じます。

 Reference

J,V,Anath,  A,Ban. 慢性統合失調症でのVB3,VB6の治療効果の可能性。Canadian Psychotic Association Journal. Vol18,Number5,377~383,Oct,1973

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統合失調症とビタミン・ミネラルについて その一 栄養医学ブログ

2011-03-24 19:19:17 | 健康・病気

 ビタミンのniacinとniacinamideは統合失調症状を改善する可能性があり、NAD(niacinの補酵素型)も同様の効果があり、しかも、もっと速効性であり、少量の投与量でよく、副作用がないと、Hoffer博士は述べています。また、NADは統合失調症状の改善作用があるようです。すなわち人とのcommunicationの改善。なお、NADは米国では、ビタミン・サプリメントで販売され、日本でも入手できます。

 次に、慢性精神症状におけるビタミンCの重要な対照試験を、ミルナーが1963年報告し、その結論は”全面的人格の改善を伴った抑うつ、そう狂、および偏執らの複合症状の統計学的に著明な改善が、ビタミンCがもたらす血中濃度により得られる゛ということであった。これらはVB6,VB12,VB3等の併用により、効果が高まります。また、多くの統合失調症状はビタミンCの代謝率の増大を示します。原因は遺伝的体質です。したがって、そうでないヒトより多くのビタミンCを摂取しないと、同じ血中濃度を維持できません。よってビタミンCの大量摂取は治療に、ある程度、価値があります。透析者や重度の腎疾患患者には禁忌です。

 他のビタミンである、VB1,VB6,VMと亜鉛イオン、Mgイオン、尿酸、トリプトファン、Lーグルタミン酸等も脳の機能に影響を及ぼします。しかし、Mgイオン、トリプトファンの取りすぎには、気をつけないといけません。L-グルタミン酸は5~10g/日の摂取は、活力を与え、精神薄弱症状での人格の改善と知能の向上が認められるという、研究があります。

 Hoffer博士の研究によると、ナイアシン+プラセボとナイアシン+ビタミンCグループを比べると、ビタミンCグル―プがプラセボグループに比べて、統合失調症状の著明な改善が認められました。副作用はナイアシンのグラム単位/日の投与を数カ月続けた後認められました。肝機能異常、胃の不調、発赤、かゆみ等です。

 Pauling博士は,統合失調症状はナイアシンの補酵素であるNAD(nicotinamide adenine dinucleotide)の欠乏により生じると、考えています。そのような論拠により、欠乏したNADを外部から補給してやることが、治療に有効です。ナイアシンの治療効果はVC,VB6の併用により増強されます。それらのグル―プ患者は入院期間、再入院の回数、自殺率が減少しました。

 また、精神症状の患者の血清ビタミンB12濃度が低いことが報告されました。したがって彼らにビタミンB12(シアノコバラミン)を投与すると、一人は完全に精神症状が改善され、7名はかなり改善され、4名はいくらか改善され、おとなしくなりました。結局、精神の健康に必要な栄養素の重要な一つがVB12であります。これらのビタミンを併用して精神症状を改善することは、大切です。

 これらの栄養サプリメントはdrugstoreで入手できますが、当方は正しい情報を提供はしますが、紛争の場合は責任を取りかねます。自己責任でお願いします。この栄養療法に詳しい医師に相談されることをお勧めします。体質、腎臓疾患等で体に合わない場合が多々あります。

Reference:Abraham Hoffer,Schizophrenia and vitamin Therapy,JAMA,Vol 197,No10,827,1966

なお、当方の、別の栄養医学ブログ記事は、nutr-blog.blogspot.comでも発信しています。