食事性ビタミンCの推奨栄養所要量を増やすと、心臓疾患、脳卒中発作、ガンの発症を減らす事が出来ました。推奨栄養所要量のビタミンCは、あるべき値の半分以下だ、と研究者は最近、主張しています。なぜなら、医学の専門家は、医薬品と同じ方法で天然の、重要な栄養素の効果を評価することを主張し、結果として誤った結論に達しています。モーテル博士の"ビタミンCの抗ガン作用に関する研究"やビタミン類の効果の疫学的研究など。このように、医薬品と同じ方法で効果を試験し、誤った結論を導いた論文は、数万件有ると言われ、問題になっています。
なお、食事性ビタミンCとは、食事の野菜、イモ、豆、果物などから摂取されるビタミンCのことです。
Critical Reviews in Food Science and Nutrition誌上で研究者らは、成人女性75mg/日、成人男性90mg/日のビタミンC栄養所要量を、200mg/日まで増やすべきで、強い証拠がある、と述べています。
壊血病のようなビタミンC欠乏性疾患を防ぐより、むしろ細胞や組織を飽和するビタミンCの血中最適値を探したり、リスクを論議することが必要です。ほとんど費用がかからず、公衆の健康に著しい効果を有する可能性があります。しかし、モーテル博士の場合のように、つぶしにかかるバックが存在します。
この論文が一般的常識となり、すべての科学上の証拠を調査し、本来、無効になる、いくつかの臨床上の試行にめげず、前進する時期です、とライナス・ポーリング研究所のBlalz Frei博士は述べています。
米国と他の国々では、かなりの数の人々がビタミンC欠乏症で、ビタミンCのより多い摂取は、慢性疾患の予防に有益であるという、証拠が増えつつあります。
臨床研究家が、現在、微量栄養素を研究している方法は、医薬品を試験するために用いている、フェイズ3の無作為プラセボ対照試験と同じ方法です。こんな方法では、ビタミン、ミネラル、ポリフェノールなどの栄養素の有益な効果を発見することは不可能です。このことは人類の不幸につながります。
処方医薬品の安全性、もしくは機能を試験するのではなく、ヒトの体にすでに存在し、正常な代謝に必要な物質(栄養素)の疾患予防の能力を証明するのに、医薬品の臨床試験法は適切でありません。慢性病のリスクを低下さす、微量栄養素のメリットのいくらかは、ビタミンCの最適量の長年にわたる摂取後のみ示されます。すなわち、ビタミンCの効果は、モーテル博士の研究のように短期の、医薬品の臨床試験法と同じ方法では、わかりません。
体の代謝上、薬物動態学上、実験上、そして人口学上の研究では、ビタミンCの血中高値は、今日、先進国の人々を殺す慢性疾患(心臓病、脳卒中発作、ガン、高血圧、慢性炎症、免疫反応不全、それにアテローム性動脈硬化症などを発症させる、隠れた問題など)を減らすのに役立ちます。なお、"ガンを予防し、治す(寛解)ビタミンC療法"のCD/DVDを希望者に実費でお分けします。日本ビタミンC研究会に申し込み下さい。
References
Increased Recommended Dietary VitaminC Could Help Reduce Heart Disease, Stroke, Cancer: Science Daily ,July 16,2012
ガンと栄養:藤井毅彦、日本ビタミンC研究会、1981
ガンを予防し、治す(寛解)ビタミンC療法、藤井毅彦、日本ビタミンC研究会、1982