医科栄養学・栄養医学ブログ

医学部で医科栄養学を学んだ経験と最新の栄養医学をこのブログに反映したいと、考えています。

ガンに対するビタミンC点滴療法の症例について 栄養医学ブログ

2011-02-11 17:00:09 | 健康・病気

 匿名の症例について。 1982年2月、子宮じゅう毛ガンと診断され、すでに肺に転移し、余命6ケ月と言われ、抗ガン剤の治療を受けるが、副作用が強くて耐えられなくなり、中止しました。4月からビタミンC点滴(30g/日から50g/日)と温熱療法(ハイパーサーミア)それに抗ガン剤を併用し、低カロリー、薄味の食事、ガンに良いβーカロテン(抗酸化栄養素)を豊富に含む人参ジュースを毎日飲み、玄米と野菜、豆、海草の食事に変え、肉、白パン、砂糖、化学調味料、ドイツで禁止されているトランス脂肪酸を含む油脂類の摂取を控え、ビタミンEは天然型を摂取しました。1983年になり体調も良くなり、、VC点滴と温熱療法、食事療法を中止すると、肺に転移していたガンが動き始めました。そこで、それらの治療を再開すると、体調が良くなり、10月が過ぎ、1984年5月退院、経口によるビタミンA,C,Eの摂取、食事療法,遠赤外線サウナ等を続け、2009年現在体調がよく、QOLの改善、延命効果を感じています。

 コントレラス博士の症例について。 彼は、子宮、大腸、膀胱、肺ガン、モーテル博士が66歳で死亡したリンパ腫、乳ガン、それに胚芽腫等のガンに対し、ビタミンCの大量点滴(25g/日)、その他のビタミン・ミネラルの経口摂取、ビタミンB17(レエトリール)の注射を行い、酒、タバコをやめ、動物性食品を減らし、野菜ジュース、を飲み、酵素剤・サメ軟骨の坐剤を用い、効果を得ています。ガンの種類や症状によって、使用量・種類が違います。

なお、ビタミンCの点滴療法により生還するか、しないかの分かれ道は、個人差が大きく、一般的な指標として、ガンが初期か、中期か、末期か、もしくはガンの進行速度が遅いか、早いか、悪性度はどのくらいか、年齢が若いか、高齢か、などにより決まります。しかし、quality of lifeの改善、延命効果などは、リオルダン博士の臨床例では、どのステージでも認められました。そして、出来るだけ早くガンを発見し、すぐにビタミンCの点滴療法を実施することが、生還につながると、考えております。余命三カ月でビタミンC点滴療法を、藁をもつかむ思いで実施される方がいらっしゃいますが、なぜ、もっと早く実施されていたらと思う方が、多々いらっしゃいます。残念なことです。癌との戦いは、時間との戦いでもあります。早期発見、早期ビタミンC点滴が極めて重要と、考えられます。

References

ガンと栄養、藤井毅彦、日本ビタミンC研究会、1980

ガンを予防し、治す(寛解)ビタミンC療法、日本ビタミンC研究会、1982

VitaminC may prevent stomach cancer, Food Navigator Com. 05-AuG-2003.

VitaminC can curb cancer growth, say New researchers, Earth Times, 26 Jul 2010

なお、当方の、別の栄養医学ブログ記事は、nutr-blog.blogspot.comでも発信しています。