長期の野菜と果物の摂取量の違いが、将来のガン発症リスクの違いに関係しているとの研究が報告されています。自宅に自家菜園があり、果樹も植えている家庭は、豊富にこれらを摂取できますが、そうでない家庭は、どうしても野菜や果物の摂取量が少なくなると、思います
Harri Vanio博士によると、野菜と果物の摂取量の違いによるガン予防効果に関する価値ある論文や書籍では、コホート研究と症例対照試験では別々に、それらの摂取量の平均値と中間値の相対的ガンリスクとその範囲の関係について追跡されています。野菜と果物の消費量に関連して、食事を変える事による人口あたりのガン予防の可能性は、それぞれのガンでの野菜と果物の摂取量によるガン予防効果のエビデンスの程度についての論述はもちろん、、予測されていました。
口腔ガン、咽頭ガン、食道ガン、胃ガン、結腸・直腸ガン、喉頭ガン、肺ガン、卵巣ガン(野菜のみ)、膀胱ガン(果物のみ),それに腎臓ガンなどのガンに対する野菜と果物の摂取量のガン予防効果の限定的エビデンスがあります。ほかのすべての部位での野菜と果物の摂取量によるガン予防効果の十分でない証拠があり、これらの少ない摂取量の普及の幅に対するリスクの違いの範囲にも適用されます。野菜と果物の少ない摂取量で避けられる端数は5-12%になります。そして、これが大まかな推定値範囲で、野菜と果物の摂取量を増やす事により予防可能であるに違いないガンの個体数は、特定のガン部位でこの範囲を超えており、世界の異なった地域で異なっている可能性があることを認めることは重要です。また、野菜と果物の摂取量によるガン予防効果の違い.は、各個人の食事動態を調べることにより推測可能ですが、長期の食事の追跡が必要なことから、研究が大変難しいと考えられます。
References
Harri Vanio. Fruit and vegetables in cancer prevention .Nutr Cancer.2006;94(1):111-42
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