捜査情報の懸賞金に思う

元オウム真理教信者のＫ容疑者（４０歳）とＴ容疑者（５４歳）を逮捕。
その逮捕の端緒となった情報をめぐり、懸賞金の話題が熱い。
この事件では、通報者に支払われる懸賞金の上限が１千万円。

Ｋ容疑者の逮捕は、同居男の関係者による情報が端緒らしい。
有力情報が、警視庁に寄せられて逮捕につながった・・・。
と言うことで、懸賞金支給の可否を慎重に検討中。

一方、Ｔ容疑者に関しては、有力候補者は２人らしい。
１人は、漫画喫茶に似た男が入って行ったと通報した男性。
もう一人は、この漫画喫茶の男性店員・・・。

情報提供者が複数いる場合、懸賞金は捜査の貢献度に応じて分配。
警察庁は、逮捕の経緯を精査して支払額の検討を進める・・・。　

通報者が事件の共犯者ではない、そして情報は合法的に入手。
更に、支払いが不適当でない等の要件を判断するようだ。
最終的には、警察庁幹部による審査委員会が決定する。

思うにＴ容疑者の場合は、２人で折半となれば一人５００万円。
でもねぇ～、警察が特別手配をしても逮捕できなかった・・・。
その辺を斟酌して、功労者２人にそれぞれ１千万円はどうだろう。

捜査情報を金で買う・・・そんな発想のなかった昔は・・・。
嘘の捜査情報提供謝礼は、警察幹部の懐に転がり込んでいた。
そして彼らは、飲み喰いや香典等など、私的に遣い込んで散財。

そんな忌まわしい警察の裏金を思えば、今回は大盤振る舞い。
太っ腹な措置が、できないものだろうか・・・。
警察が、懸賞金をケチってもロクなことはないのだが・・・。

困わりさんの珍チン事件

裸になりたがるお巡りさんには、困ったものである。
道警の困わりさんは、札幌のススキノのＳＭクラブでスッポンポン。
そんなビックリ仰天のチン事件は、まだ記憶に新しいところである。

公然わいせつの容疑で逮捕された道警巡査と・・・。
そして同じ店で、スッポンポンになっていた道警の巡査部長は・・・。
事件化とともに辞職し組織を去った。

ところが今度は、負けてなるものかと神奈川県警の困わりさんが登場。
神奈川県警の白バイ隊員が１６日夜、公園で全裸・・・。
下半身露出の公然わいせつで逮捕された・・・なんじゃ、こりゃ？
警察庁長官も、神奈川県警本部長も腰を抜かすほどの行状？

逮捕されたのは、神奈川県警交通総務課の白バイ隊員（３４歳）。
容疑は１６日午後１０時半過ぎに川崎市内の公園で・・・。
歩行中の女性（６３歳）の前でスッポンポンになり下半身を露出。

この困わりさんは一旦逃走したが、置き忘れた自転車を取りに戻って御用。
ドジと言えばドジだが、この困わりさんは何を考えているのだろう？
アフターファイブに、酒を飲んで帰宅途中の快挙ではある。

でもねぇ～、続発する困わりさんによる珍チン事件は・・・。
いい加減に止めて欲しいものである・・・。

監視カメラに見る捜査手法の変化

地下鉄サリン事件で特別手配されていた男・・・。
最後のＴ容疑者が、ようやく逮捕された・・・ホッ。
それはそれで結構なのだが、警察の捜査能力に疑問が湧く。

東京都内にあるマンガ喫茶からの「似た男がいる」との情報。
しかし駆けつけた警察官２人は、Ｔ容疑者に疑心の目。
似ていないと判断したが、トイレに立つ後ろ姿でようやく職務質問。

これが、今の警察の実力なんだろうか・・・。
そして思うのは、監視カメラの存在である・・・。
従前は、Ｎシステムも市民の間で大きな関心事であった。
しかし、Ｎシステムも監視カメラも、慣らされればこうなるのか。

１年前のデータでは、全国の駅等に設置の監視カメラ。
その設置数は、ざっと５万６千台・・・。
信用金庫、コンビニ、ショッピングセンター等などetc。

今やあらゆるところに、設置され続ける監視カメラ。
しかし、そのカメラの設置基準や映像の保存期間や・・・。
捜査機関へデーターを提供する基準を定めた法律もない。

既成事実の積み重ねで運用されることには、危うさを覚える。
曖昧さを独り歩きさせているが、問題視する議論も沸かない。
そして何の疑問もなく、Ｔ容疑者の映像も連日のように公開された。

ひと昔前の犯罪捜査では、地取り・聞込みといった捜査手法が主流。
歩いて、市民の一人ひとりから捜査情報を得ていた・・・。
ところが今では、監視カメラ映像を入手する捜査手法が当たり前。

そしてメディアは、こんな持ち上げぶりである・・・。
容疑者を追い詰めたのは、防犯カメラという「定点監視チーム」。
そして異例の公開捜査だろう・・・とする。
防犯カメラと言えば聞こえは良いが、所詮は人を監視する機器。

こんな監視カメラ映像の入手に走り回る捜査へ重点が移行。
必然的に、捜査員の捜査技術能力も低下し、捜査協力者もいらない。
こうなれば、嘘の捜査情報提供謝礼という裏金領収書も不要となる・・・。

警察を取り巻く捜査環境は、随分と変わってきたと感心しきり。
でもねぇ、国民が常時監視される社会って、何か怖い気がするなぁ～。
あなた、見られています・・・。

被疑者の炙り出し大作戦

警察の炙り出し大作戦が、功を奏して快進撃のようだ。

昨年の大晦日にオウム真理教元幹部が、逮捕されて大騒ぎ。
警視庁に出頭した際、警備をしていた機動隊員が悪質ないたずらと判断。
まともに取り合わなかったこともあったが、その教訓が活かされていない。

６月３日には、オウムの爆弾娘が逮捕されたが・・・。
これまでにも、似た人がいるという通報が、神奈川県警にあったらしい。
そんな情報と真摯に向き合わない神奈川県警・・・。

警視庁が逮捕した場所は、神奈川県警管内であり悔しさは如何ばかり？
ともあれ、残るオウム関係特別手配は、Ｔ容疑者のみとなった。
そしてＴの潜伏先も、神奈川県警管内のようだ・・・。

さて警視庁は、Ｔを逮捕すべく写真や動画を公開。
２００万円以上の現金を手にしたであろうこの容疑者。
多額の逃走資金を得て、川崎から遠くへ逃げることが可能。
再び、長期間の潜伏生活もできる状況となった・・・。

さすれば警察は、威信にかけても追い詰めたいところ。
逃がしてなるものか！その気持ちは、察するに余りある・・・。
一刻も早く、市民からの情報提供を得たい・・・。
情報の大切さは、こういう時だけ持ち上げられるから不思議である。

それにしても、善良な市民として就職、社会生活に溶け込む現実。
怖い話であるが、早期逮捕が待ち望まれる・・・逮捕は時間の問題？
ハナの警視庁には、是非とも頑張って欲しいところである。

１９歳の困わりさんを逮捕

今、全国の都道府県警察の内部で、何が起きているのだろうか？

今度の不祥事は、高知県警の警察署に勤務する巡査（１９歳）である。
高知県青少年保護育成条例違反の疑いで逮捕された・・・。
１９歳の少年お巡わりさんならぬ、困まわりさんの登場。

事件は、こんな塩梅だが、処分はどうする？
巡査は、４月下旬に出会い系サイトで被害者と知り合う。
中学２年の女子生徒（１３歳）と知り合ったそうな・・・。

犯行当日の４月１２日は日勤だったが、勤務終了後の夜。
こっそり、官舎に連れ込んで猥褻行為に及んだらしい。
しかし、大ナタを振るって逮捕はしたが・・・。

処分は、せいぜい保護観察処分程度であろうか・・・。
そして巡査は懲戒免職必至・・・トホホなこった。

県警の首席監察官は、これまた金太郎飴の謝罪。
ご迷惑をおかけして申し訳ない・・・。
監督責任の有無を含めて処分を検討する・・・と陳謝。

今度は、監督責任の処分まで言及か・・・フムフム。
警察の不祥事根絶には、決定打がなく監督責任追及か。
こんな彌縫策しかないのも気の毒ではある・・・。

箱館五稜郭祭の交通誘導

今年も箱館五稜郭祭に行ってきた・・・。

午後１時、大砲ならぬ隊砲の轟音「ドッカ～～ン」で開幕・・・。
エキストラの大行進が始まったが、中でも注目は土方歳三。
今回のコンテスト全国大会優勝者は、ナント１７歳の女子高生。

と言うことで、沿道の市民も大応援・・・。
ところが驚いたのは、警察の交通規制。
函館五稜郭タワー前の信号機がある交差点・・・。

若い警察官２名が配置中だったが、民間の交通指導員も数多。
ところがである・・・びっくり仰天の交通規制が展開されていた。
信号機のある交差点、それも赤信号であるが・・・。
何を勘違いしたのだろうか、交通指導員は元気印丸出し。

交差点中央付近に出て、赤信号で進めの合図という交通整理。
それも、痛くなるほどの腕振りでの大活躍である。
指導員は頑張り過ぎと言おうか、はしゃぎ過ぎと言おうか。

一方、お巡りさんと言えば、その補助的な存在。
道路脇で、申し訳け程度に歩行者を誘導する有様・・・。
主導権は、完全に交通指導員と言う景色にびっくり。

この２人の警察官は、自分たちの権限を忘れていやしまいか。
ともあれ、民間の交通指導員はしゃしゃり出過ぎ。
そんな交差点で、交通事故が起きてからでは遅いのだ・・・。

そう言えば、信号機のある交差点で、Ｕターンしたミニパトカー。
市民の前で、堂々と交通違反を見せてくれるお巡わりさんもいる。
それなのにシートベルト着装違反だけは、手厳しく取り締まり。

道路交通法を知らないお巡りさんは、もう一度勉強し直した方がいい。

これが検察の正義なのか？

イチローさんの事件で、国会議員を取り調べた検事が・・・。
虚偽の捜査報告書を作成した問題で大騒ぎ。
そして市民団体に、虚偽有印公文書作成・同行使容疑で刑事告発。

この検事は２０１０年５月、石川議員が語ったとする報告書を作成。
嘘をつけば選挙民を裏切ることになる、と言われたのが効いたとする・・・。
ところが同議員の隠し録音には、そのような録音はないため、嘘がバレバレ。
録音が嘘を喝破、真実を雄弁に語っているから致命的・・・。

ところが、嘘の報告書を作成した検事の弁解は、こんな塩梅。
逮捕中のやりとり等と記憶が混同した・・・。
嘘の上塗りとは、まさにこのことである・・・。

ところがどっこい、この告発事件は、嫌疑不十分で不起訴処分となる方向。
５月１６日には、寛大な処分になるらしいとのニュースが流れるから不思議。
そんな最終調整の進捗状況が、事前に分かる八百長も凄い。

検察がわざと情報をタレ流して、事前に国民向けの根回し調整？
そんなうがった見方ができなくもない景色。

検察のまやかし説明に、理解を示す国民はいるのか？
検察の仲間意識、仲良しクラブ意識が、先行してやいまいか。
一定の合理性があると判断したというが、実に苦しい理由づけの感。

こんなことでは、検察の信頼回復は更に遠のく感じ。
国会議員は、嘘をつけば選挙民を裏切ることになる・・・。
検事は、嘘をついて国民を裏切るが、それでも嫌疑不十分。

検察の正義はどこへ行ったのだろう？
これで法治国家・・・何をか言わんやである・・・やれやれ。

気の毒過ぎる検察

あれだけ大騒ぎした小沢裁判であるが、やはり無罪となった。
とは言うものの、この事件は初めからねつ造されたとの声も囁かれる。
まぁ、言うなれば、有罪・無罪を云々する前の問題・・・。

東京地裁の裁判では、証拠審理において詭弁を駆使したT検事は・・・。
「記憶の混同」とうまく捌いたつもりが、裁判官に証言を一蹴された。
おまけに、こんな嘘を丸呑みした検察上層部の対応のまずさも露呈した。

検察は、T検事を起訴した場合、後々の公判が怖いのでは？
組織ぐるみのまやかしの捜査が、バレることが心配？
そんな噂の付録までつく始末だが、真相はどうなんだろう・・・。

その一方で、M元検事の事件では・・・。
M元検事が、誤ってフロッピーのデータが入れ替わった、と弁解。
そんな言い訳を、同僚愛で信じた？O・S元特捜部の検事２人。

ああだこうだと弁解したが、それも限界・・・。
言い訳には耳を貸さず、強引に犯人隠避で逮捕されて起訴。
とまぁ、上級検察庁は、手荒い捜査手法を展開・・・。

やることなすこと、そして説明することが、何かおかしい検察。
まぁ、逃げろ・隠せ・嘘をつけ！は、警察や検察が最も得意とする分野。
そう理解すれば、事の次第が分かりやすい・・・。

こんな彌縫策ばかりでは、検察の信頼回復も夢のまた夢・・・。
小沢裁判も、筋書き通り行かなかったようだし、気の毒な限り。
図らずも検察は、強制起訴劇では、無様な姿を国民の前に晒した。

このままでは、終わらないであろうT検事のねつ造捜査報告書。
落ちぶれた検察権力は、気の毒過ぎて同情の言葉もない・・・。
さしづめ、小沢事件の第２ラウンドの始まり・・・という景色であろうか。

歯止めが効かない警察官の犯罪

私のブログ記事のために不祥事を起こす？警察に感謝。
かくして今日も２題目の投稿・・・。

警察官の犯罪は、どこまでエスカレートすれば気が済むのか。
今度は、セーラー服姿で女装した警部補の登場だ。
問題の困わりさんは、警視庁武蔵野警察署の警部補（３７歳）。

昨年１０月頃から、武蔵野市などで同様事件が数件発生。
捜査中、４月７日の夜、ＪＲ武蔵境駅近くで女装姿の警部補を発見。
武蔵野警察署で事情を聴いた結果、容疑を認めた・・・。

容疑は３月１１日の夜、マンション内のエレベーター前で・・・。
女子高校生に、「見てください」と声をかけて下半身を露出。
女学生と一緒にエレベーターに乗り込み、先に降りたが・・・。
振り返ってスカートをめくり上げたらしい・・・。

犯行当時は、セーラー服姿に長髪のかつらという凝りよう。
ということで警察は、公然わいせつ容疑で逮捕したが・・・。
警部補は容疑を認めて、ほかにも数件やったと供述。

それにしても警察官の不祥事は、止まるところを知らない。
警察ＯＢの団塊オヤジも絶句！である・・・。

組織の腐敗は、国民が想像する以上のようであるが・・・。
腐り切った警察組織には、明日はあるのか？
警視総監の謝罪は、職業倫理教養の徹底を図りたい・・・か。

そんなお茶を濁して、ほっかぶり？・・・困ったものである。
おそらく初代の総監、川路大警視も怒っているに違いない・・・。

警察不祥事と金太郎飴謝罪

警察が「不祥事」を「非違事案」と言葉をすり替えたとたんに・・・。
「非違事案」が俄然増え出した・・・今度は岡山県警。
そして今回も、階級是正で粗製乱造した警部補の大活躍である。

知人の元暴力団組長を動かして、女性警察官の車に薬剤を散布。
犯人は、岡山県警通信指令課の警部補（５２歳）。
緊急逮捕の戒名は、住居侵入と器物損壊の容疑。

共犯者は、元暴力団組長で無職の男（５２歳）。
無職男が、知人の男に指示して女性警察官（３６歳）宅の駐車場で・・・。
軽自動車に剥離剤や消火器の消火剤をかけさせた。

犯行は、２００９年１０月９日から１２日頃までの深夜。
２年以上も前の身内の犯罪、それを今になってほじくり返した県警。
外部からの情報で、警部補たちを取調べた結果、犯行を自供。

女性警察官は、当時、警部補の部下だったとか。
そして、部下の日頃の言動に腹を立てていたらしい。

県警本部長は、またまた金太郎飴の謝罪コメント。
警察官によるこのような犯罪は極めて遺憾であり・・・。
県民の皆様に深くおわび申し上げます・・・だって。

こんな謝罪は、とっくに聞き飽きた。
警察の存在意義は、警察官の犯罪を取り締まるためにある？
これじゃ世の中が逆さま・・・トホホの世界・・・。

たるみ過ぎる日本の警察

警察不祥事が目白押しのため、本日も２題目の投稿。
たるみっ放しの日本警察であるが、今度はこんな試みに挑戦！
不祥事を「非違事案」と呼んでの警察刷新である。

東の横綱である道警は、「きずなプロジェクト」を編成した。
現場からのボトムアップで不祥事再発防止を狙いたい・・・。
そんな思惑から、道警刷新強化委員会の発足である。

しかし、まやかしのロジックをあざ笑うかのように・・・。
他県警も頑張りを発揮して京都府警は、西の正横綱を脅かす勢い。
大阪府警から横綱を奪取すべく、破竹の快進撃である。
その「非違事案」が、こんな塩梅というから嗤っちゃう・・・。

京都府警高速隊の隊員ら３人の犯行は、平成２２年に遡る。
マイカーで家族旅行に出かけたて、休日のＥＴＣを不正利用。
いわゆる、高速道路料金が上限千円になる仕組みを悪用。

その当時の制度で利用料金をごまかして、口頭厳重注意！
３人は、高速道路警察隊福知山小隊に所属していた警察官等である。
男性巡査部長（現在は警部補）と男性巡査長（いずれも４０歳代）。
そして巡査長の妻で、舞鶴署に所属していた３０歳代の巡査部長。

警部補は、２２年７月の日曜日に高速で東京ディズニーランドへお出かけ。
福知山市には平日に戻って、福知山インターチェンジ料金所横からスルー。

同小隊の公用車駐車場に車を止め、地下通路でＩＣ外の職員用駐車場に移動。
あらかじめ止めていた別の車で帰宅・・・。
土曜日に公用車駐車場からマイカーを出し、ＩＣのＥＴＣを休日料金で通過。

復路の正規料金は１２,４００円だったが、実際に支払ったのは３,６００円。
巡査長夫妻も同年９月、同様の手口で往復の正規料金２４,８００円を・・・。
ズルっぺして、７,０００円しか支払わなかった。

警察官によるＥＴＣの不正通行をめぐっては、こんなのもあるらしい。
兵庫県警高速隊に所属していた隊員３人が、マイカー通勤で高速道路を利用。
その際、５３回にわたり計約９万円の料金を不正に免れた・・・。

そして今年３月、電子計算機使用詐欺容疑で書類送検された。
おまけに不正を知っていながら県警本部に報告しなかった当時の隊長等３人。
犯人隠避容疑で書類送検された・・・トホホなこった。

これが市民ならどうだ？すかさず逮捕は間違いないだろう・・・。
それを身内に甘く、市民には厳しく・・・これが日本警察である。
何か文句あっか！そんな声が聞こえて来そうな京都府警。

なんと怖い日本の警察であることか・・・。
裏金に毒されて嘘をつきっ放しの警察は、乱れに乱れっ放し。
国民に嘘をついた代償を、今になって払っている風情。
気の毒過ぎて、同情する言葉も出なくなった・・・。

刑事司法改革に思う

新聞に、刑事司法改革が載ったが・・・。
新時代の捜査や公判のあり方を検討中の法制審議会の特別部会。
同部会がまとめた、具体案を詰めるための論点に言及。

肉付けはこれからの議論だが、まずは過不足のない項目が並んだ。
過不足のない項目ねぇ～・・・なるほど、そんな見方もあるのか、フムフム。
無理や行き過ぎた捜査、組織的犯罪の核心に迫れず人々の不安を招く。
そんな状況を変えて行く契機にしなければならない・・・とも言葉を繋ぐ。

論点には、取調べ過程の録音・録画が盛り込まれた。
捜査が適正かの外部チェックは、もはや避けて通れない・・・。
自白偏重を戒め、適切な裁判進行の観点から意見交換も進む。

通信傍受やおとり捜査を認める範囲を拡げる・・・。
容疑者が、捜査や公判で嘘をついた場合の処罰できるようにする。
罪に問わないことを条件に、捜査への協力を求める仕組みを導入する。
更には、故意や目的という主観的な要素を重くみる刑法規定を見直す・・・。

メディアは、安心して暮らせる、より良い社会を築くという原点に立ち・・・。
粘り強く合意点を探って欲しい、と持ち上げるが・・・。
すべからく、怖い方向に突き進んでいるように思えてならない。

加えて、新しい捜査手法を考える前提は、権限を行使する当局への信頼。
だから捜査機関の幹部は、心して組織の統率と運営に当たれとする。

でもねぇ、基礎を直さず腐りきった組織に新しい捜査手法を与える・・・。
やんちゃな暴走族に、新たな暴走バイクを買い与えるに等しい。
まずは暴走する警察・検察を組織改革をきちんとやるのが先じゃない？

ＤＮＡ型データベースの拡充必要性を叫ぶが、現場の実態はどうだ？
たばこの吸い殻証拠品の紛失やねつ造等などetc・・・。
杜撰な管理実態が、ぼろぼろと相次いで露見しているじゃないか！

あまつさえ、一人ひとりの意識改革が大事と言うが、本当にできるのか。
まずは、度重なる不祥事の背景に本気で迫るべきでないの？
裏金不正にほっかぶりして正義ぶるのが、そもそも間違い。

組織存亡の危機なのに、いまだに職業倫理教養云々とつぶやく監察。
不祥事防止と真摯に向き合っている姿には、とても見えない。
これじゃ、国民から信頼されるのは、永遠に無理だと思うが・・・。

そう思うのは、私ばかりじゃあるまい・・・。

４５円で警察官をクビ？

これまで度々、警察官の質の劣化を憂う記事を書いていたが・・・。
そんな心配をあざ笑うかのように、またまた発生である。
今度は、神奈川県警の警部補（５９歳）が起こした不祥事。

帰宅途中、パチンコ店に寄り道した警察署刑事課に勤務する警部補。
何を血迷ったのか、1階に設置する１枚５円のスロット機のメダルを使い・・・。
２階の１枚２０円のスロット機で遊んだ・・・。

その差はわずかに１５円、使用メダルはわずかに３枚・・・４５円で逮捕された。
同警部補が、１階から２階に移動してメダルを購入せずに遊技・・・。
その状況が、事務所の防犯カメラでチェック中の店員に見つかった。

今では、パチンコ店の多くが高性能の防犯カメラを設置している。
それに気付かず、１階のメダル４枚を持ち込み、うち３枚を使用。
自分の職業を忘れた警部補の大チョンボである・・・。

窃盗未遂容疑で逮捕されたが、容疑を認めているという。
あとわずか１年ほどで定年退職予定の警部補が・・・。
４５円をケチって、警察官人生を棒に振ってしまった・・・トホホ。

魔が差したのか、バレないと思っての行動なのか？・・・。
ともあれ、いま警察を取り巻く諸情勢の厳しさから推測すれば・・・。
懲戒免職・・・と言うことで退職金はパァ～であろうと予測。

老婆心ながら言わせて貰えば、こんなことも心配・・・。
毎月、捜査員に交付していた口止め料的なお小遣い。
それが、平成１３年から捜査用諸雑費という制度に大変身した。

捜査対象者尾行中のパチンコ代にも使用・・・。
ありもしない使途名目が、堂々と大手を振って罷り通っていた。
そんなインチキ手品が数多の捜査費（国費）と捜査報償費（都道府県費）。

この警部補も、捜査用諸雑費でスロット遊技？・・・まさかぁ～。
でもそう、勘ぐりたくもなる警察裏金の裏事情でもある・・・。

警察・検察の不祥事が花盛り

本日も２題目の投稿・・・デス。
警察と検察の不祥事が、大賑わいの様相を呈している・・・。

猥褻目的で女子大生を押し倒した群馬県警巡査(２４歳）は・・・。
強制わいせつ致傷容疑で逮捕された。
徳島県警の巡査部長(４０歳代）は警察手帳を偽造。
インターネットでの販売がバレて、有印公文書偽造容疑等で立件予定。

神奈川県警では、巡査（３４歳）が自転車盗難をねつ造。
虚偽有印公文書作成・同行使罪で起訴、そして懲戒免職処分。
札幌薄野のＳＭクラブで全裸になった道警の巡査長は、罰金１０万円。

そこに来て、札幌高検の事務官(２０歳代）が少女といかがわしい行為。
道警が、道青少年健全育成条例違反（淫行）容疑で書類送検とか。
ところがこの事務官の友人である、道警の巡査長(２０歳代）も・・・。
淫行の場所提供容疑で、書類送検・・・トホホなこった。

検察・警察が一体となっての素晴らしい不祥事連携プレー。
さぞかし検事総長も、警察庁長官も真っ青に違いない。
裏金三昧がもたらす組織の不祥事は、目を覆うばかり・・・。

おまけに最高裁の裏金も、相変わらず水面下で蠢いているらしい。
今からでも遅くはない・・・裏金マネービルは止めた方がいい。
警察・検察・裁判所・・・どこまで腐れば気が済むのやら。

金に汚い組織は、メチャクチャの感である・・・あ～ぁ。

傲慢な千葉県警

傲慢な警察の姿勢が、ここにも滲み出ている。

長崎ストーカー殺人事件で、傷害事件の被害届受理を先延ばし。
そして千葉県警習志野署の捜査員らが北海道に慰安旅行をしていた問題。
こともあろうに同県警は、遺族に対して第三者による再調査は行わない・・・。
そんな冷たい返答をしていたらしく、遺族は強く反発。

行わない理由は、第三者による再調査は守秘義務の関係で難しいためとか。
だから、県警の監察官室が行うことになったとする・・・フムフム。
私が道警裏金を告発した時にも、この守秘義務云々が急に浮上。
捜査機関には、なんとも都合のいい守秘義務なのである・・・。

被害者側の親族は、こう語るが全く同感・・・。
誰もが客観的と思える再調査をしないのは、反省していないということ。
再発防止に努めようという姿勢が見えない・・・。

おまけに、千葉県警の警監察官室が言うロジックも素敵！
客観性や中立性を持たせるために・・・。
外部の有識者で構成する県公安委員会に経過を逐一報告する。

何っ！公安委員会に報告？警察がお膳立てした公安委員の集まり。
身内の良き理解者であるが、所詮、お雛様に過ぎない。
週１回の公安員会に出て座っているだけで、ウン十万円の委員報酬。

私も、公安委員会に出席したことはあるが・・・。
ほとんど指摘事項もなく、シャンシャン報告会であった。
警察を管理するはずの公安委員会は、警察に管理されっぱなしが実態。

経験からすればお雛様が、千葉県警に厳しく迫るとは到底思えない・・・。