豊前善三つれづれ日記

( Vol 1495 ) 豊洲移転問題での内部検証は なぜ不発になるのか


組織に所属する人間が 組織内の問題検証するには 限界がある

今回の豊洲市場の建設の経緯に関する調査において 深いところまで検証できなかったのは 組織内における力が存在するからだろう


検証する人間も組織の人間 どう組織内で自分の地位を守るかという 力が働く

地位の保証もなく 徹底的な検証はできるだろうか 疑問がわく

役所や大企業における組織においては 力が存在する

その存在は 組織における自分の地位まで及ぶ


もし不祥事があれば 誰かを立てて 責任を取らせる ということをしばしば行ってきているのが現状である



このような状況の中 告発者 内部通報者の地位保全を どう保証できるだろうか


それには 内部通報者に対する 保障を法的に保障する制度を設け 組織外に検証組織を作る必要がある


同一組織内に 内部通報の受け皿を設置されるというのは 内部通報者を完全に保護するものではない

真に内部通報者の地位保全を保証するには 組織外に受け皿を作り その組織が 告発された企業 役所 という組織に対して 監査できる権限を与える ようにすることではないか


今後 東京都の組織内に告発の受け皿を作るということであるが どこまでその機能が発揮できるか 不明である


今回の豊洲施設の設計建設の経緯に対する究明は 東京都という組織改革にもつながるのではないか


小池都知事の意欲に期待する

今回の検証が不発に終わらせないためにも 都職員 都議員は 小池都知事の意思を尊重した 意識改革が必要ではないか